身近なモノの名前でも、漢字表記によっては「全然読めない!」と思うこと、ありますよね。
たとえば、1日1回は必ず触っている「抽斗」「釦」など。ひらがなで書けば絶対知っている言葉なのに、漢字だと知らないモノのように思えてしまいます。
そんな「知っているのに読めない」日本語シリーズ。本日のお題は、こちら!
「拇」。
この日本語も、ひらがなで書けば絶対に知っている言葉です。知っているどころか、あなたも毎日見ているはず!
さて、なんと読むのでしょうか?
■ここでヒント♪
読み方を探りやすくするために、いくつかヒントを見てみましょう。
・ヒント1 体の一部です
この日本語は、人間の体の一部を指しています。
・ヒント2 手足に関係があります
もっと言えば、この日本語は「手足の一部」を指す言葉です。じつは今この瞬間も、あなたの視界に入っている可能性大!
・ヒント3 ひらがなで4文字
「拇」は、ひらがなで書くと4文字の言葉です。
手足の一部で4文字の言葉、今も見えているものと言えば……なんとなく想像できましたか? では正解を見てみましょう!
正解は……
「拇」の読み方、正解は「おやゆび」でした!
漢字では「親指」と書くことが多いですが、「拇」の1文字でも「おやゆび」と読むんです。
ちなみに、この漢字を含む言葉といえば「拇印(ぼいん)」です。拇印とは、親指の腹に墨や朱肉をつけて、印鑑の代わりに押すもの(小学館『デジタル大辞泉)より)。
拇印の「拇」は「おやゆび」とも読むこと、ぜひ覚えてみてくださいね。
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(豊島オリカ)