よく知っているモノの名前でも、漢字で書かれると全く読めないことってありませんか?
たとえば、夏においしい「蕃茄」や「竜髭菜」。
海の生物である「海鞘」や「海鼠」、など。
そんな、知っているのに「読めそうで読めない」日本語クイズ。本日のお題はコチラです!
「蚌」。
この日本語、読めますか?
「カエル」と読んだ方は、残念ながら不正解。カエルは漢字で書くと「蛙」です。よく似ていますが別の言葉なのです…では、「蚌」はなんと読むのでしょうか?
■ここでヒント♪
読み方を探るために、いくつかヒントを見てみましょう。
・ヒント1 ひらがなで書くと4文字
漢字ではたった1文字ですが、ひらがなで書くと4文字の言葉になります。
・ヒント2 海の生き物です
「蚌」は、海の生き物です。食用としても有名で、スーパーや魚屋さんで買えますし、潮干狩りでゲットできることもあります。
・ヒント3 酒蒸しといえば、コレ!
居酒屋さんや小料理屋さんのメニューでは、「蚌」の酒蒸しやバター醤油焼きを見かけることも結構あります。
「蚌」の読み方、なんとなく想像ができましたか? では正解を見てみましょう!
■正解は……コチラ!
「蚌」の読み方は、「はまぐり」でした!
酒蒸しやバター醤油焼きでおなじみのはまぐりは、「蚌」の他に「蛤」「文蛤」とも書きます。
小学館デジタル大辞泉によると、名前の意味は「浜栗」から来ているとのこと。殻は丸みのある三角形をしており、貝細工や胡粉の材料にも用いられます。
国内で食用として流通しているものの多くは、近縁種のチョウセンハマグリやシナハマグリで、日本の在来種ではありません。
在来種は干潟の減少や水質汚染で急減しており、2012年に絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。日本古来のはまぐりは、じつはとても貴重ないきものなのですね。
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中! 明日も遊びに来てくださいね。
(豊島オリカ)