別れなよ!無神経すぎて唖然とした「友達の彼氏」の話。
友達と他愛ない恋バナをしている時間はとっても楽しいのですが、友達が恋人について話しているときに、「えっ!?」と思ったことはありませんか? 本人としてはもう慣れてしまったのか、そういうものだと思ってしまっているのか、あまり声を大にして言っていることではないんだけれど、それってありえないから! すぐ別れなよ! と言いたくなってしまうような人、実はそんなに少なくないですよね。
そこで今回は、大学生女子を対象に「そんな彼氏別れなよ!」と言いたくなる、彼氏のありえない言動を聞き取り調査。ちょっととんでもない体験談が続々寄せられました。
友達彼氏のありえない唖然エピソード
■自分ルールの押しつけがしんどい
「彼氏とランチを食べたときのことです。私はもともと少食なので、ランチ1人前もなかなか食べきることができません。私が『もう食べられない』とご飯を3分の2ほど残すと、彼が『残すなんてありえない』と怒り出しました。そのまま私が食べきるまでお店を出ないと宣言。『残りは代わりに俺が食べるよ』ならまだわかるんですが、そういうわけでもなく。ものすごく苦痛な時間でした」(経済学部3年女子)
これは一種のハラスメントかもしれません。食べたくても量を食べられない人もいますよね。何か強要されたり押しつけられたりすると、相手が恋人でも「怖い」と思ってしまうのは避けられないこと。自分のこだわりは人それぞれ大事にするべき部分ではありますが、押し付けると衝突の原因に。
今回の場合だったら、残りを彼が食べてあげたり、「仕方ないね」と残したままお店を出たりするべきだったように思えます。
■友達を大事にするのはいいけど……
「留学していた彼氏が帰国する日に、空港まで迎えに行きました。久しぶりに会えるね、なんてLINEでやりとりしながら片道2時間かけて空港についたんですが、私以外にも友達も呼んでいたようで、私は蚊帳の外でみんなで盛り上がっていて。そのままみんなで飲みに行こうとなったんですが、”みんな”の一部としてしか見られていないことがショックでがっかりしてしました」(経営学部3年女子)
友達を大事にするのはいいことですが、そのために何かを犠牲にするのはナシ! 恋人との久しぶりの2人っきりの時間を、その恋人自身の段取りによってないがしろにされたショックは計り知れませんよね。世知辛い時代だからこそ、恋人同士くらいはお互いを大事にし合う関係性だと安心していたいもの。
■なんで私だけ??
「彼はおもしろいし、こんなに気が合う人はいないなって思うんですけど、私が飲み会に行くのをものすごく嫌がるし、何かと理由をつけて行かせないように仕向けてきます。飲み会が夜遅くまで続くときや、以前付き合っていた人がいたりすると、彼としては完全アウト。でも、彼は女性がいる飲み会にバンバン参加してるんです。私にもお付き合いがあるし、今私と彼の状況が非対称だってことをまず理解してほしい」(文学部2年女子)
心配になってしまうのはよくわかりますが、自分を棚に上げて相手の自由を制限するのは違いますよね。当たり前のように自分は相手の行動を制限する権利がある、と信じて疑いすらしないなら、モラハラの気があるのかも。その人と付き合い続けていくべきなのか考え直してしまいます。少なくとも、友達なら「そんな彼氏別れなよ!」と言ってしまいそう。
唖然としてしまうエピソードばかりでしたが、悲しいことにそこまで珍しいエピソードでもないかもしれません。近い話を聞いたことがあるという人も少なくないのではないでしょうか。どれも根本的に、彼氏が自分の立場を勘違いしている、恋人を自分のコントロール下に置く権利がある、と思いこんでいる節があるのでは。自分ではなかなか気づけない部分ではなりますが、都度都度自分の行いを振り返ってみると、よりよい関係性で長く深いおつきあいができるのかも。(岩川菜奈)