3月14日、都内某所にて、音のVR×ハロー!プロジェクト お披露目説明会が行われました。
最近では常設施設もできて、あらゆるジャンルで話題となっている「VR」。
今回は、KDDI・KDDI総合研究所が、2018年に記念すべき20周年を迎えたハロー!プロジェクトと共同で、最新技術を活かした「音のVR」コンテンツを制作したとのこと。歌やパフォーマンスに全力で取り組んでいるハロー!プロジェクトに、さまざまな「音楽」に関する最新技術を研究しているKDDIが声をかけ、最新技術である「音のVR」コラボが実現したとのこと。
スマートフォンなどに表示される360度の映像と音に対し、見たい・聴きたい部分にズームすることで、その場所の音と映像が合致した視聴体験が可能になります。
要するに「推している子のところにズームすると、映像がズームすると同時にその子の声がより聞こえるようになる」ということ! すごい! これまでは「映像」ではできましたが、「音もズーム」はなかなかありません。
まずはその記者会見の模様をしっかりご紹介します♡
◆「音のVR×ハロー!プロジェクト」コラボ記者会見詳細レポート
春らしいパステルカラーのファッションをまとって登場したモーニング娘。のメンバー。
なんと今朝、こちらの衣装でモーニング娘。の名曲『I WISH』でこの「音のVR」を撮影してきたとのことですが、メンバーの集中力のたまもので、なんと一発撮り(!)で成功!
本コンテンツのテーマは「歌と手紙で届けるモーニング娘。への想い」。『I WISH』を歌いながら、メンバーの譜久村聖さん・飯窪春菜さん・加賀楓さんがモーニング娘。への想いを手紙として読み上げます。
お手紙を担当した加賀さんは、モーニング娘。に入る前の自分から変化したこと、メンバーがいてくれることへの感謝、20周年への想いを語っていると、なんと感極まって涙してしまったとのこと(そんな加賀さん、そして加賀さんをよしよしするメンバーの様子もばっちりVR映像におさめられています)。
完成した映像をまだ見てない……とのことで、できたてほやほやの作品を、メンバー全員で視聴スタート!
階段の上にいる佐藤優樹さんを呼ぶ「佐藤さーん」という声から始まるこちらの映像。なんだかちょっとした舞台裏を見ているようで、世界に引き込まれます。加賀さんからは「佐藤さんが階段の上が好きらしく、私たちが呼ぶところから始まりました。個人的に佐藤さんが他の人と違う動きをするのが好きなんですよね」という裏話も語られました。
みなさん自分が映るときゃあきゃあ言いながら見ていて可愛らしかったですよ♡
撮影した場所で実際に音のVRを体験した小田さくらさんは、「周りが聞こえなくなるわけではなく、寄ると集中してその人の声が聞こえるんです。音程とか大丈夫かな、ってちょっとハラハラドキドキでしたが、この撮影を通して、この作品が伝説になるんじゃないか、というくらいすごい体験でした。そこにいるような雰囲気を映像で味わえるので、本当にその場に入り込んだようになれます。今は離れている場所でライブビューイングで見ていると、スクリーンに抜かれた人しか見ることができないんですが、いつか離れた場所で見ていても好きなところにズームして見られるようになったらいいな」と絶賛。
実際に音のVRを画面で体験した飯窪春菜さんは「この映像では誰でもセンターになれますし、私たちはメンバーが13人いるので、少なくとも13回はひとりひとりにズームして楽しめます。操作も簡単でわかりやすくて、指2本あればできます!」とのこと。
生田衣梨奈さんは「私は普段ソロパートが1文字くらいなんですが、これは好きなところにズームして聴けるので、生田衣梨奈withモーニング娘。という風に味わうこともできるんですよ! フルコーラス生田衣梨奈のソロパートのように聴けるって素敵じゃないですか?」と、音のVRにかなり乗り気。もしかすると、ファンが楽しいだけでなく、アイドル本人にもこれまでと違う希望(?)が抱けるのかもしれません♡
さらに野中美希さんは「ひとりひとりのかわいいところもさらに発見できると思いますし、モーニング娘。ってお互いにライバル意識があって、こうやってひとりにズームして歌声を聴けると、歌のレベルやパフォーマンスがどんどん上がって負けたくないって意識も生まれますし、ファンの皆さんも無限大に楽しめるコンテンツなんじゃないかな、と思います」とメラメラしていました。
また、今回は『I WISH』でしたが、他にはモーニング娘。のどんな曲で音のVRを体験してもらいたい? と質問が飛ぶと、佐藤優樹さんは「LOVEマシーン。音もアップデートされていますし、CDと生では違うので聴いてほしいです。……でも、私歌詞を間違ってしまうことがあるので、音のVRだと怒られちゃったりするかもしれません(笑)」、石田亜佑美さんは「今だとコンサートで絶対に盛り上がるWhat is LOVE? です! あと、音のVRはきっと大成功すると思うんですが、その次のステップとして、風圧なども感じられるコンテンツがあったら面白いですよね! 私のダンスのキレの風圧が伝わるようなものができたら、また新しい世界が始まるんじゃないかなと思います」と夢を広げていました。
さらには椅子取りゲームが大好きなモーニング娘。のみなさんからは「歌じゃないとするとVRで椅子取りゲームがしたいです! イベントでもよくするんですが、見えないところで多くの戦いが行われているので、それも面白いんじゃないかなと(笑)」「壮絶な戦いが見れます」という新たな企画案もあがっていました。
◆実際に「音のVR」を使ってみました
こちらのVR、実際に会場で体験コーナーがありましたので、簡単な写真とともにご説明します。
いちばんズームアウトするとこんな感じ。横一列にメンバーが並びます。
でも、こうやって手紙を読んでいる加賀さんにズームインしていくと……。
じゃん! ここの部分の音声がクリアに聞こえるようになります。
(ちなみに歌姫・小田さくらさんは気合を入れて歌いすぎたあまり、手紙を読んでいる人の声が聞こえなくなるからもうすこし声を落としてね、と言われたという撮影裏話も語られました)
そして加賀さんの涙のお手紙タイムが終わり、どこからともなくまた手紙の声が聞こえるので少々ズームアウトすると譜久村さんを発見。
もっとアップにすることもできますし、一方でちょっと引いて楽しむと、さまざまなメンバーがありとあらゆる行動を取っているので、何回見ても目が足りないことまちがいなしです♡
おそらく写真で見ても1%くらいしか伝わらない可能性が高いので、実際にこちらのコンテンツを試せる場所をご紹介!
こちらのコンテンツは、
・ 2018年3月31日・4月1日にパシフィコ横浜で開催される、「遊ぶ。暮らす。育てる。SATOYAMA&SATOUMIへ行こう 2018」イベント会場
・ 2018年4月以降、KDDI直営店(一部)、CDショップHMV店頭(一部)にて期間限定で体験コーナーを設置
・ 2018年5月以降には期間限定でアプリ配信も予定
とのこと! ぜひ自分の目と耳で体感してみてくださいね。
今後、この「音のVR」を「5G」と組み合わせることで、低遅延で高画質な映像伝送が可能になり、ライブ会場において「音のVR」を活用しながらさらに推している子の声を楽しんだり、映画館などでよく行われているライブビューイングなどでもこちらの技術を楽しめるようになることもできるかも……!? ますます楽しみが増えること間違いなし♡ もちろん音楽イベントだけでなく、スポーツやイベントのコンテンツ配信や、旅行や子どもの行事などの新しい撮影・収録ツールとしても進化していくかも。さらにテレビ会議や防犯カメラなど、ありとあらゆるものへ使える技術へ進化していくそうです。
いったい技術ってどこまで進化していくのでしょう……VRの今後、そしてハロー!プロジェクトの今後が楽しみですね♡
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