夏のように日焼けして真っ赤になってしまうわけでもなく、真冬のように乾燥しすぎることもない「春」という季節。だからこそ、肌のお手入れは他の季節よりも手抜きしてしまってる……、なんてことありませんか?
しかし、意外と春も肌には気をつけないといけないようなんです!
株式会社マンダムが首都圏に住む働く女性向けに、新生活期の気持ちや肌不調について調査を実施。その中から、春の肌について気になる結果をご紹介します。
◆春は最も肌の調子を整えておきたい時期!
「一年で最も肌の調子を整えておきたい時期」を聞いたところ「年度始め(新生活)」が30.0%で堂々の一位。新しい環境に飛び込むことが多くなりますし、ベストなコンディションの肌で人に会いたいですものね!
では、一時期的な肌の不調を最も感じる時期はいつでしょう?
Q.最も【一時的な肌の不調】を感じる時期は?
1位「年度始め(新生活)」19.2%
2位「年度末」17.1%
3位「忘年会」13.4%
なんとこちらも「年度始め(新生活)」が1位という結果に……。でも正直、春の年度始めよりも、夏や冬の方が、日焼けや乾燥で肌不調を感じるような。そんな手ごわい夏冬を飛び越えて「年度始め」が肌不調1位の理由は一体何なのでしょうか。
◆春はもっとも肌の調子が悪くなりやすい!
Q.春の【一時的な肌の不調の原因】は?
1位「疲れ」75.5%
2位「忙しさ」55.6%
3位「睡眠不足」54.3%
春の肌不調の原因が何か聞いてみたところ、仕事の忙しさや睡眠不足による内面的な疲労が、不調の原因と考えている人が多い様子。皮膚科医の三輪菜つ美先生によると、春の新生活で環境が変わることで、睡眠不足や不規則な食生活になり、ストレスが溜まりやすくなるとのこと。
さらに、春は一年の中でもっとも肌不調を感じやすく、実際に肌の調子が悪くなりやすい時期なのだそう! 春先は気温の変化に肌が合わせようとして、肌の皮脂量が一定に保たれないため、肌が不安定でトラブルが起きやすくなってしまいます。そんな気温の変化が激しい春は、どうすれば肌に優しくできるのでしょう?
◆春の肌不調に対する具体的な対策
三輪先生は「毎日の生活習慣の改善と正しいスキンケアで、肌のバリア機能を正常に保つことが重要」として、以下の対策を教えてくれています。
・規則的なバランスの良い食事
食事は旬の野菜を使ったメニューを、出来たての温かいうちに。特にかぼちゃ、にんじん、ピーマンなどの緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。緑黄色野菜には肌にとって必要なβカロテンが多く含まれます。
・身体を冷やさない
毎日寝る前に、一杯の白湯を飲むのがおすすめ。体が温まり、睡眠も深くなります。消化促進効果もあるので、次の日に胃もたれもなくなり、便秘解消にもなります。
・夜の23時頃までに寝る
入眠してから3~4時間の間に肌の新陣代謝を促進するホルモンが分泌されます。夜残業などをして遅くなってしまう方も、23時頃までには寝られるとベスト。
・洗いすぎないシンプルなスキンケア
洗顔時に「洗いスギ」てしまうと、肌にとって必要な常在菌も洗い流してしまい、ドライスキンの原因になります。「洗いスギ」をやめ、必要な皮脂を残した状態で保湿をすると浸透性がアップします。
春先の肌トラブルは、焦ってスペシャルケアを短期的にやるよりも、日々の生活を大切にしていくことが大事なようです。忙しくて全部やるのは無理でも、 食事ではちょっと野菜を多めにしたり、ジュースをやめて白湯にしてみたりするなど、できるところから始めてみましょう!(たきたて玄米)
情報提供元:株式会社マンダム
撮影/川原崎宣喜
ヘア&メイク/中西雄二
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