妻が死んで、一滴も涙を流せない男の、ラブストーリー。
直木賞候補となった小説を映画化した最新作『永い言い訳』(アスミック・エース配給)が10月14日(金)の公開に先駆け、直木賞候補となった自らの小説を映画にした西川美和監督、そして豪華キャストを迎えての舞台挨拶付き完成披露試写会が9月15日(木)に行われます。
『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が「自らの集大成」と語る渾身の本作は、卓抜したストーリーテリングと強烈な心理描写がより研ぎすまされ、かつてない優しさと希望にあふれた今の西川美和でしか作りえない感動作。
主人公・幸夫を演じるのは、『日本のいちばん長い日』の昭和天皇役で昨年度の賞レースを席巻し、改めて日本映画界にその独自の存在感を示した本木雅弘。『おくりびと』以来7年ぶりに主人公を演じます。
陽一にはその圧倒的な存在感で抜擢されたミュージシャンの竹原ピストル、幸夫の妻・夏子には深津絵里、さらに、池松壮亮、黒木華、山田真歩など、贅沢な共演陣が顔を揃いました。
西川監督自ら集大成と語る通り、卓抜したストーリーテリングと強烈な心理描写が研ぎ澄まされ、かつてない優しさと希望が溢れている本作。観る方は、いつの間にか物語に深く入り込み、主人公たちとともに、ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」について悩み、迷うことになるかもしれません。
試写会の応募は次のページから。皆さんのご応募をお待ちしております。(かすみ まりな)
<STORY>
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時、不倫相手と密会中だった幸夫は、世間に対しては悲劇の主人公を装いながら、実は涙を流すことすらできない。ある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯と妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが……。
10月14日(金)全国ロードショー
出演:本木雅弘/竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子/池松壮亮 黒木華 山田真歩/深津絵里
原作・脚本・監督:西川美和 原作:『永い言い訳』(文藝春秋刊)
製作:「永い言い訳」製作委員会(バンダ1イビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro.、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋、 テレビ大阪株式会社)
制作プロダクション:株式会社AOI Pro.
配給:アスミック・エース ©2016「永い言い訳」製作委員会
公式サイト:nagai-iiwake.com