俳優・日穏さんは、人気の5人組ダンス&ボーカルグループ・STARGLOWのメンバーでもあり、俳優業でも頭角を現す話題の人! そんな日穏さんが現在公開中の映画『死神バーバー』に出演するということで、CanCam.jpが独占取材してきました♪
本作では、「死神の美容師」という超個性的なキャラクターを熱演している日穏さん。映画の制作秘話からプライベートまで、たくさん答えていただいた内容を一挙公開します♡
2006年4月3日・福岡県生まれ。SKY-HI率いるBMSG主催のオーディション『THE LAST PIECE』から誕生した新星ボーイズグループ「STARGLOW」のメンバーで、俳優としても活動中。幼少期から演劇を学び、ドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン〜GOTH〜』ではBMSGのRUI・TAIKIとトリプル主演を務め、2025年公開の映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』では、映画初出演にして初主演を飾り、そのみずみずしい表現力が注目を集めた。映画『死神バーバー』では、俳優・桜井日奈子と共に主演を務め、新米死神美容師・サクマを熱演。
死神なのに美容師⁉ 日穏さんの「固定概念を打ち破る役作り」の秘密
――映画『死神バーバー』で日穏さんが演じたのは新米死神美容師・サクマ。異色の役どころですが、最初にオファーを受けたときのお気持ちは?
桜井日奈子さんと共に主演できると聞いたときは、光栄すぎて本当にびっくりしました。とてもうれしかったですね。それに、サクマを演じるのも楽しみでした。僕はクセのある役に惹かれるタイプなので、『死神美容師』という設定を聞いて「ひとクセある役ができる!」と胸が躍りました。
――どのようにキャラクターを作り上げていったのですか?
脚本を読んだ段階では、真面目でテキパキした『いい人』をイメージしていたんです。でも、いざ現場に行くと、監督からコミカルなキャラクターへと解釈を覆されて。そこからその解釈を自分の中に落とし込み、現場で練りながら作り上げていきました。
――ご自身とサクマに共通点はありますか?
死神のサクマは、まっすぐ生きているからこそ“矛盾を生む人間”に惹かれる、ピュアかわいい一面を持つキャラクターです。僕は人間ですし、死神であるサクマとは180度違う存在かも。性格も、似ているとはあまり思わなかったです。
――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
チームは皆さんが優しくて、休憩中も監督とごはんを食べながら他愛ない話をするなど、まるで親戚のみんなといるような、ほんわかした温かい雰囲気でしたね。
現場では、演技の面でもすごくいい影響を受けました。例えば、撮影中、宇野祥平さんが急に抱きつく演技をしたことがあったんです。そうして表現の仕方が変わったことで、セリフにはない歪んだ愛情が浮かび上がり、とても勉強になりました。他にも、心の奥にあるものを表現する演技を教えていただく機会がたくさんありました。
一緒に主演を務めた桜井さんの演技にも感動しました。桜井さんって、表情を大きく見せているのに、それがわざとらしくなく、そのシーンに自然となじんでいるんです。長く活躍される俳優さんのスゴさを感じて、とても勉強になりました。お芝居の話をしているとき、桜井さんに「どうやって泣いているんですか?」と尋ねたら、「シーンを思い浮かべて泣こうと思ったら、泣けるんだよね」と返ってきて。その才能に改めて気づかされました。
――映画『死神バーバー』に出てくる死神は、一般的なイメージの“死神”とはかなり違いました。注目してほしいシーンはありますか?
僕も、死神といえば鎌を持ってフードを被り、ドクロのような顔で死の世界へ連れ込む恐ろしい存在…というイメージがあって。でも本作の死神は、ビジュアルも性格も職業も生き様もまったく違っているんです。まず“死神美容師”っていう世界観にびっくりしますよね。それにサクマは、1000年も死神をやっているのに人間に影響されずに生きてきた『頭の固さ』があるのも、意外なポイントです。
死神美容師・サクマの演技で注目してほしいのは、クランクインして最初に撮った、桜井さんが演じる美帆を美容院に連れて行く道中の変な動きです。初めて監督から指導いただいたシーンなのですが「自由にやって」と言われたため、ほぼ自身の解釈で勝手に動きを入れています。あと、死神の先輩・クロダ(岡部大)と社交ダンスをしながら叱られるシーンは『必ずこう演じてほしい』と監督から指定があった観どころのひとつ。どちらもコミカルさがあるので、観ていて面白く感じていただけるんじゃないかな。
そういえば、サクマを演じる際に前髪の着け髪をしていたんですが、それが気になって撮影中についつい触ってしまって。それが偶然にも『前髪が気になってしょうがない』というサクマの設定にぴったりハマったという奇跡もありました(笑)。細かいところですが、注目いただけたらうれしいです!
――この作品を通して感じたことはありますか?
『死』という重い題材を扱っていますが、それをポップに描いている作品でもあるので、死に対する思いに変化が生まれました。生前にやり残したことを抱えながらも、死後の世界を歩んでいく登場人物達の姿をとおして、『もしこんな世界線があったら、自分はどう過ごすか』を考えさせられるんです。新たな視点をくれる面白い作品なので、ぜひ多くの方に劇場に足を運んでほしいです。
日穏さんのプライベートに接近!「 この夏は、STARGLOWのメンバーと川遊びしたい」
――俳優のお仕事に欠かせないマストアイテムは?
ちょっとした紙です。チラシやノートの切れ端でも何でもいいんですが、これを使って台本の文字を隠しながら覚えていくんですよ。何かしら隠すものがないと覚えられないほど、そのやり方に慣れきっています。
―― 自分の「お守り的アイテム」は?
ヘッドホンやイヤホンです。音楽は生活に欠かせないんです。癒やされたいときや、仕事で疲れたとき、昼寝をするときも必須アイテム。ワイヤレスイヤホンだけでなく、有線のイヤホンやヘッドホンなど、複数持ち歩きをして気分で使いわけています。
――夏にSTARGLOWのメンバーと行きたい場所は?
川に行って夏を満喫したいです。僕、渓谷が大好きなんです。淡水で日陰もあるし、すぐに水にもはいれて、すぐに出られるのが魅力。鮎が好きなので、いつかメンバーと川釣りをしてみたいですね。
――STARGLOWのメンバーにお願いしたいことは?
『この先寝坊しても、嫌いにならないでください』ってお願いしたいです。二度寝して起きるクセがあり、そろそろ呆れられている気が…(汗)。
―― 食べると「夏だな」と感じるフードは?
アイスキャンディときゅうりの一本漬け!アイスクリームやアイスキャンディが大好きで年中食べていますが、夏はコーラ味のさっぱりしたアイスキャンディが恋しくなります。きゅうりの一本漬けは、観光地などで見かけるとつい食べたくなります。あのさわやかな塩味が、夏の暑い日に最高に合うんですよね。
――メッセージでよく使う絵文字は?
シンプルな『ニコニコ』の絵文字です。ハッピーなときにも使いますし、『しょうがないけどいいよ』なんて場を和ませるときなどにも使いやすくて。ニュアンスのない笑顔だからこそ気に入っています!
――最近胸キュンしたことは?
映画のロケ中に、カートに乗って散歩してる保育園児達と小学1年生くらいのコが手を振り合っているのを見たときです。微笑ましい光景に癒やされました。実は僕、大の子供好きなんです。
――最近ハマっているエンタメは?
バカリズムさん脚本の映像作品です。特にドラマ『ブラッシュアップライフ』や『架空OL日記』がお気に入り。軽やかな作品が多く、疲れていてもクスッと笑えるところが大好きです。バカリズムさんの脚本作品、いつか出演できたらいいな。
――最近苦手を克服したものは?
質問とは逆なんですが、食べられたのに『苦手になったもの』ならあります。それはパクチー! それまでは大好物だったんですが、タイで本場のフォーを食べた際、想像以上に香りが強烈な野生味溢れるパクチーを大量に食べてしまい…それ以来ちょっとトラウマです。
――万能なAIがあったら、何を叶えたいですか?
様々な言語でスラスラ話せるようにしてほしいです。自分は日本語感覚で受け取れるのに、周りからはその国の言語を流暢に話しているように見えるような機能があったら最高ですね。全世界の人と話せるようになりますし、演技も多くの人に伝わると思うので!
――寝る前のルーティンは?
次の日に起きる時間を“10回口に出して唱えてから寝る”ことです。爆音の目覚ましだけでなく、動く目覚ましとスマホを含めて3台体制でアラームをかけているんですが、それでもいつの間にか止めて寝入ってしまうことがあって。ちゃんと起きられるように、自分に暗示をかけてから寝ています。できるなら、目覚ましを止めにベッドを離れたときに、洗面所まで自動で運んでくれる家が欲しいです(笑)。
――『死神美容師』以外の「死神〇〇」という職業があるなら?
『死神カフェ店員』なんてどうでしょうか? 亡くなった方を送り出す際、その人が人生でいちばんおいしいと思った飲み物を提供するんです。ちなみに僕がリクエストするなら飛行機で出てくるコンソメスープかな。
――STARGLOWのメンバーで、いちばん美容師に向いてそうなのは?
自分かもしれないです。今回の撮影で本職の美容師さんからシャンプー指導を受けた際、学校などで学ぶ内容をたった10分くらいでマスターできてしまったんです。本職の方からは『めちゃくちゃ上手ですね』とほめられました!
――「これだけはまっすぐでいたい、譲りたくない」と思うことは?
自分の夢や今後やりたいことに対しては、まっすぐでいたいと思っています。その信念は譲りたくないですね。だからこそ「常に言葉にする」ことを意識していて。今まで、言葉にしたことっていつの間にか実現していることが多かったんです。STARGLOWのメンバーとも、将来やりたいことについて自然と熱く語り合っています。
――毎日一生懸命に働くCanCam読者へメッセージをお願いします!
映画『死神バーバー』の作中にはいろんな職業や立場の人が出てきますが、全員が結果的にいい方向へ向かっていると僕は感じたんですよね。そこから感じたのは、前向きでいることって大事だというメッセージ。人生の中で「こうしておけばよかった」と後悔することがあっても、最後はいい風になると思って過ごしてみてください。映画『死神バーバー』は、どんな年代のどんな職業の方にも刺さる映画。人生にいい風を吹かせたい方に、ぜひご覧いただきたいです。
職場でもプライベートでも上手くいかずイライラしていた佐伯美帆(桜井日奈子)は、ある日うっかり階段から転落。目を覚ますと、新米の死神・サクマ(日穏)に自身の死を告げられ、死者の魂が冥途に送られる前に訪れる美容室「冥供愛富(メイクアップ)」に連れてこられる。しかしそこで、サクマのミスにより本当の死は数日後であることが判明して…!? 死を迎えた人たちとの出会いと別れの中で、「生きる喜び」と「死の新たな捉え方」を描くヒューマン・ファンタジー。
出演:桜井日奈子、日穏、ほか
監督:いまおかしんじ 脚本:谷口恒平
主題歌:Furui Riho「太陽になれたら」(LOA MUSIC / PONY CANYON)
公式サイト:https://shinigami-bb.com/
撮影/黒石あみ スタイリスト/佐久間 歩夢 ヘアメイク/伊澤明日花(MASTER LIGHTS) 構成・文/衛藤理絵 ©︎『死神バーバー』製作委員会





