サウナだけじゃない!? Z世代に人気の“ととのう”習慣ランキング3位「推し活」、2位「音楽を聴く」、1位は…

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サウナブームをきっかけに広まった「ととのう」というワード。今やサウナだけでなく、いろいろな場面・方法でととのう人が増加しているんだそう。

そこで今回は、マーケティング事業をおこなう「僕と私と株式会社」が男女2,000人(Z世代716人・Y世代557人・X世代727人)を対象に実施したアンケートをもとに、みんなの「ととのう」習慣をチェック!

※ここではZ世代:15~28歳、Y世代:29~45歳、X世代:46~60歳として調査

◆そもそも「ととのう」って何?

よく言われている「サウナでととのう」とは…

サウナ→水風呂→外気浴のサイクルを繰り返すことで、交感神経と副交感神経が交互に優位になります。すると、日常生活ではなかなか感じることのない格別なリラックス状態になり、その状態を「ととのう」と言います。

音が聞こえやすくなったり、いつもより味を感じたりと、五感が研ぎ澄まされて鋭くなるという声も多いです。

最近では、サウナ以外でもリラックスしたり気分がリセットされたときに「ととのった!」と表現する人が増えています。

◆Z世代・Y世代の3人に1人が「ととのう」を意識!

「普段どのくらい“ととのう”“リセットする”感覚を意識していますか?」という質問では、Z世代33.0%、Y世代35.7%が「よくある」または「時々ある」と回答。どちらの世代も約3人に1人が「ととのう」ことを意識している結果となりました。

◆Z世代は「ととのう」を日常的に取り入れてる!?

さらに「ととのう意識がどのくらい習慣化されているか」を聞いたところ、「ほぼ毎日意識している」と答えたのはZ世代が最多で9.8%。「週に数回程度」を合わせると28.6%にのぼり、Z世代はとくに“日常的にととのうこと”を意識している様子。

では次に、回答者が実際に取り入れている「ととのう」習慣をランキングでご紹介します!

◆「ととのいたい」ときにすることって?

1位:映像(YouTube・ドラマなど)を観てリラックスする(35.0%)

お気に入りのドラマやYouTubeを流して、頭を空っぽにする時間は最高のリフレッシュ。推しの配信や癒し系のVlogを見て「なんとなく元気が出た!」なんて経験がある人も多いのでは?

2位:音楽を聴いて気分を整える(34.7%)

落ち込んだときにアップテンポの曲で気持ちを切り替えたり、寝る前にバラードでリラックスしたり。気分に合わせて音楽を選ぶことで、心がふわっと整うのを感じられます。

3位:推し活をする(動画・SNS・配信視聴など)(25.0%)

推しの存在は何よりのパワー源! SNSで最新の情報を追ったり、配信を見て「今日もがんばろう」と思える時間は、まさに心の栄養補給。ととのう=推し活という人も多いようです♡

4位:サウナ・温浴施設でリラックスする(24.0%)

“ととのう”といえばやっぱりサウナ! じんわり汗をかいたあとに水風呂でクールダウンして、外気浴でぼーっとする…このサイクルにハマる人が続出。体も心もリセットされる王道の方法です。

5位:ひとりで外に出て気分転換する(散歩・カフェなど)(23.7%)

自然の中をお散歩したり、カフェでコーヒーを飲みながらひと息ついたり。ちょっと外に出るだけで、気持ちがリフレッシュできるのも魅力。気軽にできるセルフケアとして人気です。

6位:ストレッチ・ヨガ・ピラティスをする(21.7%)

軽く体を動かすだけでも、心も体もすっきり。肩こりがほぐれたり、呼吸が深くなることで「リラックスできた」と感じる人も多いはず。ジムに通わずに、SNSで動画を見ながら気軽に取り入れられるのもポイントです。

そのほか、7位「ジム・筋トレ・スタジオレッスンに行く」「誰かと一緒に過ごす(外食・おでかけ・おしゃべりなど)」9位「ご褒美的におしゃれな外食を楽しむ(ソロランチ・ご褒美ディナー)」などがランクインしました。

サウナやヨガ、ピラティスといった“王道”もある一方で、“推し活”や“おうち時間”、“ひとり○○”などで感情をととのえる行動も目立つ結果に。Z世代にとって、ととのうとは身体だけでなく気持ちをケアする時間でもあるようですね。

◆Z世代は金曜の夜にひとりでととのいたい!

「金曜の夜はどんなふうに過ごしたい?」という質問では、世代ごとに大きな差が。Z世代の65.8%が「ひとりでととのう時間を大切にしたい」と回答し、X世代(37.3%)、Y世代(53.7%)よりも高い結果となりました。

◆「ととのいたい」と思うのはどんなとき?

Z世代がととのいたいと思うタイミングの上位は、「勉強やバイトで疲れたとき」(41.7%)、「なんとなくモヤモヤしたとき」(41.0%)、「イヤなことがあったとき」(40.7%)。ネガティブな気持ちをポジティブに切り替えたいときに“ととのう”習慣を取り入れていることがわかります。

コメントでも「社会人になってから落ち着く時間が減り、自分だけの時間が必要だと感じた」「コロナ禍で気分が沈みやすく、リラックスしたくなった」などの声が寄せられました。

◆「ととのいたい」と思うきっかけは?

ととのいたいと思うきっかけについては「心や体の不調・疲れを感じたから」(32.3%)がもっとも多く、続いて「SNSや動画サイトを見て(31.7%)」という回答も。

コメントでは、「YouTubeで“朝のルーティン”動画や、ストレッチや瞑想を取り入れているアスリートの習慣動画を見て、『整えることも自己管理の一部なんだ』と意識するようになりました」「忙しい中でもセルフケアしている人に憧れる」など、SNSから“ととのう”を学んで取り入れたり、さらにはセルフケアができている人が憧れの対象になっている様子!

◆今後トライしたい「ととのい方」は?

最後に「今後トライしたいととのい方」を聞いたところ、「推しやインフルエンサーの筋トレ・ストレッチ動画を見ながら一緒に行う」(25.0%)、「SNSで話題の宅トレ・チャレンジ動画をマネする」(22.0%)が上位となりました。

いま実際に「筋トレをしている」と答えた人は少なめでしたが、「これから挑戦したい」と考えている人は多い様子。SNSを通じて“ひとりで過ごす時間なのに誰かと一緒にやっている感覚になれる”ことも、Z世代にとっての魅力のひとつなのかも。

 


みなさんにとっての“ととのい習慣”はどんな時間ですか? 自分らしいリフレッシュ方法を見つけて、毎日をもっと心地よく過ごしてみてくださいね♡(Mai)

 

情報提供元/僕と私と株式会社