「わたしって友達少ないかも…?」大人になってからの友達の作り方はコレ

 社会人になってから新しくできた友達、片手で数えられる説。

(c)Shutterstock.com

学生の頃はサークルや部活、バイトを通じて簡単に友達ができたのに、社会人になってから出会いがなさすぎる! という方は少なくないはず。「部署に同期がいない」「歳の近いひとが会社に少ない」といった場合、会社と家の往復ばかりだと新たな出会いも減っていきますよね。「出会いが欲しい」「恋人欲しい」以前に、友達が少なくて辛い…という声もよく耳にします。

今回は、ハッピーメールが成人男女200人を対象に行った「友達」に関する調査をもとに、友達がいない人の割合や孤独を紛らわす方法、友達の作り方を詳しく紹介していきます! 大丈夫、寂しさに悩むのはあなただけじゃありませんよ。

6割以上が「友達は5人未満」 友達ゼロは…約1割!?

成人男女200人に、友達と思える人は何人いるか聞いたところ、男女ともにが最多回答は「1人〜4人」でした。このように答えたのは、男性は約5割、女性は約6割ということがわかります! さらに、「0人」と回答した男女は約1割。社会人になると仕事や家事に追われて、新しい人と出会う機会は少なくなりがち。また、学生時代と違って周りの人は立場や年齢、収入などが異なり、違った属性の人同士が交わることは少なくなっていきます。親近感が湧かないような相手だと、距離を縮めるのが難しく感じることもありますよね。

ライフステージの変化とともに友達が少なくなるのは、むしろ普通なのかもしれません。

「なんで友達がいないんだろう」みんなの自己分析した理由とは…

友達がいないと感じている成人男女に対して、自分にはどんな特徴があるかうかがいました。すると、半数の人が「1人の時間が好き」と答え、最多回答となっています。

1人の時間を楽しむために、あえて友達を作らない人が、意外と多いのかもしれません。大人になってくると、学生の頃より「合わない人とは疎遠になる」選択肢が容易になっていきますよね。

次いで「人に気を使いすぎる」、「人と話すのが苦手」の順番となりました。週5日間、仕事で人に気を回したり、仕事終わりも飲み会があったりして…「これ以上気を使うのは疲れる」という心境もあるのかも。また、友達がいない人は、人間関係を築くのに疲れたり、ネガティブな感情を持っていたりする傾向も読みとれます。

各項目を詳しく見てみると、次のとおりです。

1人の時間が好き

1人の時間が好きな人は、マイペースで集団行動が苦手なところがある場合が。大好きな趣味や譲れないこだわりがあったりして誰かに縛られるのを嫌うため、人との関わりは必要最低限でいいと思っていることが少なくありません。飲み会や遊びに誘われても断ってしまうことが多いので、自然と人間関係が希薄になりやすいと考えられます。

人に気を使いすぎる

友達がいない人は、人に気を使いすぎるのが特徴のひとつ。「相手を傷つけたくない」という優しい気持ちを強く持っているため、自分よりも相手の感情や立場を優先してしまいがち。人に気を使いすぎると疲れが溜まるので、コミュニケーションを避けたくなるんですよね。1人でいるほうが気楽に感じれば、当然、友達を作ろうという気持ちにはなりづらいものです。

人と話すのが苦手

友達がいない人は、そもそも人と話すのが苦手なことも。とくに、「自分に自信がない」「緊張しやすい」といった特徴があると、相手と何を話せばいいかわからなくなりがちです。会話が噛み合わなかったり、沈黙が続いたりすると、「きまずさに耐えられない…!」という気持ちになることもありますよね。人と話すのが苦手な人は、コミュニケーションに不安を感じるため、友達を作りたくても積極的になれないのだろうと考えられます。

人を信用できない

疑い深いところがあり、なかなか人を信用できない傾向があるというのも、原因の一つ。

過去に裏切られた経験があったり、もともと警戒心が強いタイプだったりすると、勝手に不信感を募らせてしまうことが…。しかし、相手と仲を深めて友達になるには、信頼関係を築くのは不可欠。人を信用できないと自己開示することが難しいため、相手は心の壁を感じやすくなるんです。結果的に、心を開いて接することができないと、友達を作りづらくなります。

他人に興味がない

そもそも他人に興味がないという人も一定数いますよね。相手に興味がないと、適当な相槌を打ったり質問しなかったりして会話が弾まず、コロコロ話が変わって表面的な会話になったり無言の時間が続いたり…。さらに、相手の気持ちを察するのが苦手で、自分のことを優先したがる傾向も。意図してなくても、自分勝手な印象を与えやすくなるため、友達関係に発展するのが難しい場合もあります。

「友達いない=孤独なのか」論争。 男女100人の回答は?

友達がいない人は、確かに1人の時間が好きな傾向がありますが…一方で寂しさを感じるときもあるよう。続いては、友達がいないことで孤独感を覚える人の割合と孤独感を紛らわす方法をご紹介します!

「約4割」の人が孤独感を抱いたことがある

友達がいないと感じている成人男女に、孤独感を覚えることがあるか聞いたところ、「ない」と回答した人が約6割。趣味の時間を満喫していたり、仕事に没頭していたりして忙しく過ごす人は、1人でも寂しさを感じる暇がないのかも。

一方、「ある」と回答した人は4割を超えており、決して少なくないといえます。

予定がなく1人で家にいるときや落ち込んだときなど、ふとした瞬間に孤独感を覚えますよね…。

みんながやってる! 孤独感を紛らわす方法

友達がいなくて孤独感を覚えたことがある人に向けて、「孤独感をどうやって紛らわしていますか?」と聞いたところ、以下のような回答が集まりました。

「空いた時間はできるだけ家族と楽しく過ごす」

「家族と一緒に過ごしたり、漫画を読んだりして家でゆっくり過ごす」

「趣味や仕事などひとつのことに没頭する」

「1人でできる趣味や遊びで気を紛らわせる」

「ペットと遊んだり家族と話したりする」

大きく分けると、孤独感を紛らわすには、

・家族と過ごす

・趣味に没頭する

・ペットと遊ぶ

といった方法をとる人が多いようです。

友達がいなくて寂しいときは、家族と会話をしたりお出かけしたりするだけでも、楽しい時間に変わるかも。1人暮らしでなかなか家族と会えないなら、没頭できる趣味を見つけるのがおすすめ。とくに読書や映画鑑賞など物語に没入できるエンタメは、孤独感を紛らわせてくれます。

無趣味な人は、とにかく興味があることに挑戦してみるのもGOOD! また、ペットと遊んだり愛らしい姿を見ていたりすると、幸福感が増して寂しさを忘れられる人も少なくないようです。動物好きで責任を持って育てられる人は、ペットを飼ってみるのも一つの案です。友達がいなくて孤独を感じたときは、自分に合う方法で気を紛らわしてみましょう。

友達が多い人が心掛けていることは「人と接するときに笑顔でいること」

交友関係が広い成人男女に、人と接するときに心がけていることを聞いたところ、「笑顔であいさつする」が最多回答となりました。挨拶は第一印象を決める重要な要素のひとつ。気持ちのいい挨拶は深く語り合わなくとも好印象をもちやすいです。

次いで多かったのが、「共通の話題を探す」「約束を守る」という回答です。交友関係が広い人は、相手との共通点を探して自ら会話を盛り上げたり、きちんと約束を守って信頼関係を築いたりと、好印象を与えられるような言動をとっているようです。相手を尊重する姿勢が見えるため、自然と人が集まってくるんですね。

交友関係の広い人が教える! 【友達の作り方ベスト5】

「友達を作るのにおすすめなことは?」という質問に対し、最多回答は「同じ趣味の人が集まるイベントに行く」でした。共通の話題が多いことは共感を生みやすく、自然に心を開きやすいものです。他にも「SNSを活用する」「習い事をはじめる」が上位を占めており、友達を作るには積極的に行動することがポイントのよう。最後は上位にランクインした友達の作り方についてご紹介します。遊び仲間や相談できる相手がほしい人は必見です!

【1位】同じ趣味の人が集まるイベントに行く

一番表を集めたのは、同じ趣味の人が集まるイベントに行くこと。趣味が合う人とは初対面でも話題が尽きず、自然と距離が縮まりやすくなります。積極的に情報交換をすれば、新たな発見があり会話が弾みやすい。グルメやスポーツのほか、意外にも散歩など、さまざまなイベントが開催されています。情報を逃さずキャッチして、積極的に参加することをおすすめします。

【2位】SNSを活用する

人見知りで初対面の人と話すのが難しい場合は、SNSを活用するのがGOOD!

同じことに興味がある人や気が合いそうな人にリプライやいいねを送れば、まずはネット上で交流を深められる可能性大。ただし、SNSは匿名性が高く相手の素性がわかりにくいので、トラブルに巻き込まれないよう注意するのも大切です。効率よく友達を探したいのなら、マッチングアプリを活用する方法もおすすめ。

【3位】習い事をはじめる

習い事をはじめると、それが新たな出会いのきっかけになることも。同じ志を持つ友達がほしいなら、グループレッスン形式の習い事を選ぶのがポイントです。

定期的に顔を合わせて同じ目標に向かって励めば、自然と仲間意識も芽生えますし、教え合いなどを通じて自然に会話するチャンスがグッと増えます。語学やスポーツ、料理など、興味があることにぜひ挑戦してみてください!

【4位】職場で気の合う人を見つける

新たな出会いを求めるのが苦手な人は、出会いの多い職場の場合はそこで気の合う人を見つけてみるのも効果的。業務中の自然とコミュニケーションを通して、会話や仕事ぶりから相手の性格をある程度把握できますし、人としての信頼関係を築きやすい

気が合いそうな人と積極的に話せば、共通の趣味があったり価値観が似ていたりすることに気づけるかも。また、会社のサークルやイベント、飲み会などに参加して、業務外も積極的にコミュニケーションをとるのがおすすめです。

【5位】行きつけのお店をつくる

常連の人と定期的に顔を合わせることで、自然と仲良くなれる可能性あり。店員さんと親しくなれば、他のお客さんを紹介してくれることも。まず居心地がよく通いやすいお店を探すところから始めましょう。職場の飲み会などを通じて、仲良くなりたい人に聞いてみるのも手。そこから、常連客のなかで仲良くなれそうな人を見つけたら、「何を飲んでいるんですか?」「それ美味しいですよね」などと、自然な流れで話しかけてみましょう!


友達がいないからといって無理に作る必要はない

今回の調査からは、約1割程度は「友達がいない」と回答し、これらを含め男女共に6割以上が友達の数は「5人未満」と回答しています。大人になれば学生ほどの出会いの場も少なくなり、仕事等でフットワークが重くなるのあるあるです。1人で過ごしていても楽しめているのなら、無理に友達を作る必要はないと思います

それでもやっぱり、友達がいなくて寂しさを感じる場合には、今回ご紹介した交友関係が広い人の言動をもとに、自分なりに取り入れてみるのがおすすめ。あなたらしい生き方を模索してみてくださいね! (Ami)