中村麻美「夢が途絶えた失意と、急な無職に目の前が真っ暗になった」ブランドディレクターになるまでの軌跡を公開!

クリエイティブディレクター・中村麻美さんみたいに働きたい!

CanCam読者から「憧れ!」「こんなふうになりたい!」という声が続々届いている、中村麻美さんをクローズアップ! 彼女の過去・現在・未来にスポットを当て、〝自分らしく輝く働き方のヒント〟を2回にわたってお届けします♡ 今回は過去から現在にクローズアップ!


クリエイティブディレクター・中村麻美ができるまで!

人気ブランドのディレクターとしてバリバリ働き、結果を出す彼女の過去って? 中村さんの半生を改めてひもときます!

Q. 中村麻美さんってどんな人?

Birthday : 1995.04.23

age : 30

Position : Creative Director

MBTI : ENFJ

\最初から上手くいったわけじゃなかったんです/

商社勤務を経てアパレルの世界へ飛び込み、現在は自身のブランドをディレクション中。SNSで発信するきれいめ通勤スタイルの提案やバランスのいいSサイズコーデが支持され、メディアでもひっぱりだこ!

中村さん本人のInstagramは36.3万人以上のフォロワーが♡働く女性の参考になるコーデが満載!

中村さんのブランド『ánuans』。オープン初日に9200万円を売り上げるほどの人気!

Q. 中村さんはどうやって今の仕事についたの?

中村麻美さんがディレクションするブランド『ánuans』は、Instagramで話題となり、わずか4年で実店舗を9つも構える人気ぶり。ローンチ初日のECの売り上げが日本国内歴代1位を達成し、その規模は右肩上がりで年々拡大中。ファッション業界でも注目を集めています。そんな『ánuans』の人気の要は、そのデザイン性の高さや質のよさ。それをディレクションする中村さんは、CanCam読者と同世代! しかも元々は、商社で働く会社員だったそう。そんな彼女は、いったいどうしてファッションブランドのディレクターになったのでしょう? ご本人に聞いてみると、その道にはチャンスをつかむための隠れた努力や工夫が見えてきました。

小さい頃からおしゃれ好き! でも将来の夢はぼんやりしていた

「幼少期から服が大好きで、アパレルに興味はあったんです。ただ、仕事にしたいと心から思ったのは結構遅かったかも。高校時代は校則が厳しくてアパレルバイトは難しかったし、将来の夢まで考えが及ばなくて。目標とする大学に入ったほうが、いつか夢ができたときも叶えやすいかなと思って、勉強三昧でした(笑)」(中村さん、以下同)

アパレル業界に憧れるも就活は無難な道を選んだ…

「ファッション業界に実際に触れ、その仕事への憧れを持ったのは大学に入ってから。アパレルブランドでバイトしてみたり、CanCam it girlとして撮影に参加したり。近づけば近づくほど、ファッションの素晴らしさを感じて、夢が大きくなっていきました。でも、服について勉強したことがなくファッション業界に入れる自信はゼロ。大学の先輩や友人は金融関係や商社を目指す人が多く、相談する相手もいませんでした。なので、私もみんなと同じように就職活動して、『3年くらい真面目に働いて、それから自分の夢のために動こう』と決めて社会に出たんです。新卒で入ったのは大手の企業。周りの人にも恵まれ、仕事を覚えるのは大変でしたが、つらい…と悩むことはなかったです」

モヤモヤをパワーに変えて夢への道を模索した新卒時代

「商社での仕事は順調でしたが、どこかにずっと『このままでいいのかな』というモヤモヤがありました。そこで支えになったのはSN{hlb}S。大好きな服の情報に触れられる場所でしたし、働く女性として通勤コーデを投稿するのも楽しくて。それに意外と反応が返ってきてフォロワーが増えていったのも喜びでしたね。DtoCのブランドを立ち上げる人が増えた時代でもあったので、もしかしたらチャンスがあるかも…なんて思いもあり、単純に服が好きでみんなに情報を届けたいという気持ちもあって、忙しくても投稿を欠かさず、ネタ探しも頑張っていたな。そんなとき、新ブランドの開発企画コンテストの話を聞きつけ、参加を決意。右も左もわからなくて手探りでイメージ資料を作り、気合いだけで飛び込みました! 今思うと結構、無謀ですよね(笑)。コンテストの結果は、まさかのグランプリ。服への愛と熱意だけは誰にも負けない自信があったので、そこを評価してくださったのかも」

夢が叶った矢先にコロナ禍が! 無職となってお先真っ暗に

「そしてブランド立ち上げの話をいただき、仕事を辞めてファッションディレクターに。猛烈に頑張りましたが、専門知識のなさに打ちひしがれた日も…。でも、少しでもいい服を届けたいと邁進していたんです。なのにコロナ禍で世の中の状況が一変し、会社の方針も急変。ブランドがクローズすることに…。夢が途絶えた失意と、急な無職に目の前が真っ暗になりました。でもクローズのその日までやることがたくさんあったし、夢をあきらめきれなくて。仕事やSNSの更新をしながら、どうにか次につなげられないか、がむしゃらに奔走しました」

諦めなかったからこそ新しい仕事のチャンスが!

「無職期間は本当に不安でしたが、たくさんの人に話を聞きに行き、素敵なご縁を得て、幸運なことに新ブランドの立ち上げが決まりました。ただ求められるものも高く、在庫もかなり積んでいたのでプレッシャーがすごかった! でも、多くの方に興味を持ってもらえ、徐々にブランドが成長。一緒に働く仲間も増えて、服を作る以外の新たな課題がたくさん出てきています。アパレルに飛び込んでから、休まずずっと走り続けている感覚ですね。それでも頑張れるのは〝服が大好き〟だから。妥協せずチャレンジし続けて、本当によかった! 心からそう思っていますし、今後も長く続けていきたいです」

/こんなに仕事が楽しいのは、私のブランドを愛してくださるファンのみなさんのおかげ♡\

Q. 中村さんの人生年表、見せて見せて!

「産まれたときから今までをプレイバック!昔の写真もこっそり公開しますね♡」

1995 埼玉県で生まれる

/幼少期は人見知りな女のコ!\

2002 小学校に入学。将来の夢は動物園の飼育員♡

\動物が大好きだった♡/

「この頃からおしゃれに興味があって、母と一緒に買い物に行くのが何より楽しみ♡ ただ仕事にしたいとは思っていなかったかも」

2011 高校生に。ファッション雑誌がバイブル!

「おこづかいを握りしめファッション誌を買っては読みふけっていました。大学受験に向けて勉強も!」

2014 大学進学。ミスコンに出場し、ファイナリストに

\楽しかったit girlの活動/

「青山学院大学の経済学部在学中、CanCam it girlとしてお仕事もさせていただいていました」

2018 新卒で商社に就職。仕事に悩む日々…

「服作りへの夢を捨てきれず、SNSで服のことを発信。それが支持されてフォロワーが増え、大きな自信に!」

2019 会社を辞めて、ファッション業界へ!

「ブランド企画コンテストに参加し、なんとグランプリを獲得。自身のブランドを持つ夢が叶った瞬間です♡」

2020 立ち上げたブランドが道半ばでストップ…

「会社の意向で、急に無職が決定…。失意をパワーに変えて、デザインの売り込みに駆け回りました」

2021 新ブランド「ánuans」をローンチ!

「素晴らしいご縁を得て、急ピッチで新ブランドを立ち上げ! その結果、初日に9千万円以上の売り上げが♡」

Now! 続々新店舗がオープン! ブランドがどんどん大きく。

「ECだけでなく店舗も好調。9店舗オープンし、ポップアップや来店イベントも精力的に活動中」

「かっこよさと女らしさが同居したこちらのセットアップはかなり自信作! パンツはスリット入りで脚長見え♡」

JACKET…ánuans
TOPS…ánuans
PANTS…ánuans
SHOES…ánuans
PIERCE…ánuans
RING…Polène、trunk JEWERY、Hirotaka
BRACELET…GABRIELA ARTIGAS

今の仕事が私の天職♡ 物作りをもっと極めていきたい!