留学に行く人ってとても多くなりましたよね。語学留学に加え、大学の交換留学や大学院留学、ワーキングホリデーなど、目的も手段もさまざま。今回は、留学経験者の筆者がおくる、留学あるあるを厳選して13個ご紹介します♡
勉強はChatGPTを手放せない
ChatGPTがない時代に留学した人は本当にスゴい…! 特に大学や大学院の留学では、膨大なテキストが予習として課され、1日5時間は図書館に篭りっきりなんてこともざら。それでもわからない箇所をChatGPTに聞いたり、自力で英語から読むページと要約してもらう場所を分けたりと、ChatGPTのおかげでずいぶん効率的に、そしてお金をかけずに勉強することができました。生成AIの時代に留学している学生からすれば、まったくない時代に留学していた人はどうやってたんだろう…と本当に尊敬。
SNSはWhat’s appやインスタが中心になる
日本ではLINEが中心だけど、海外ではWhat’s appのほうが定番。特別困ることはないんだけど、LINEみたいなかわいいスタンプがなかったり、LINEを開かなすぎて日本人の友達からの連絡に気づけなかったりと不慣れゆえに少し使いづらい。
ネイティブからの連絡がもはや暗号
「tn」「idk」「dw」これ、どういう意味かわかりますか? それぞれ、「tonight(今夜)」「I don’t know(知らない)」「Don’t worry(心配しないで)」という意味。言われてみればちょっとだけ納得できるけど…先生! こんな言葉、学校じゃ勉強してませーん(泣)
最初こうしたスラングが詰め込まれた友人からのメッセージを読んだときは、三度見からのすぐさまChat GPTにコピペしました。

あんなに勉強したのに…ネイティブの発音が聞き取れず絶望
TOEIC800点レベル、900点レベル…日本では結構できる方に入って、自分でも「結構頑張ったな」「やれることはやったから楽しむぞ!」と思っていても、いざネイティブと話してみると本当に聞き取れない。筆者は留学先の国の空港に到着直後、話しかけたネイティブのおじさんの話がまるでわからず最初に絶望。そして、授業が始まればグループワーク中のネイティブ同士の会話をまるで理解できずに、疎外感しかない。
いくら英会話をやっていようとも、リスニングの教材をやり込もうとも、「第二言語の話者に聞かせようとする英語」と、「テンポを楽しむカジュアルな英会話」って全然違うんですね。海外で学ぶことに対する洗礼を受けました…。
もっと辛いのは、ほかの日本人が英語ペラペラだったとき
「自分これまで何してきたんだろう」って本気で落ち込む。ネイティブと話せない分には、「よし、これから頑張ろう!」ってなんとか前向きになれるけど、自分と同じくらいの年齢の日本人が超ペラペラで楽しそうに外国人と話してるのを見ると、「同じ年月を生きてきたのに私は…なにを…(呆然)」とか思っちゃう。
でも、自分ではまだまだだと思っても、「〇〇ちゃんって英語話せるよね」と言われ、全然そんなことないよ! って本気で思ったりするけど、ほかの人からしたら話せてるように見えるなんてことも案外ある。単語のチョイスちょっとおかしかったなとか、まどろっこしい話し方しちゃったなとか、意外と人は気にしてないです。
よほどの雨じゃないと傘をささない
たしかに外国人は傘をささないとは聞いたけど…本当にさしてるところを全然みたことがありません。私調べでは海外ではトレーナーよりフーディ(フード付きのパーカー)の着用率の方が高く、雨の日はそのままフードを被ってしのぐなんてことは日常茶飯事。でもこれは、雨の強さが関係しているのかも。筆者は雨が多いと言われるイギリスに半年間滞在していましたが、日本の梅雨のような豪雨はない代わりに霧雨のような雨が頻繁にある印象です。最初は少しの小雨でも傘をさしていたものの、だんだん濡れることも髪がぐちゃぐちゃになることも何も気にしなくなり、慣れってあるんだな…と実感。
英単語も忘れるのに日本語も出てこない
言いたい単語を忘れて近くの日本人の友達に「なんていうんだっけほらアレ…」と聞こうとするも、今度は日本語が出てこなくなる事件。もう何も伝えられません。日本語ネイティブなのに、英語がが優位になると日本語も少し忘れちゃうんだ…とプチショック。
日本人すら知らないアニメが人気で驚く
日本人だと伝えると、好意的な人は高頻度で「日本のアニメが好きだよ」と話してもらえる。
ワンピースや呪術廻戦を中心に、ジャンプ系が人気…なんですが、一方意外と深夜アニメなども人気。日本人の自分の方が逆に外国人に面白い日本のアニメを教わるなんて逆転現象も。
アジア人の一体感めちゃ強い
チームアジアで固まろうと思っているわけではないけど、やっぱりアジア出身同士、ヨーロッパ出身同士で固まりがち。人と接する時のテンションとか、話しのネタとか、結局アジアの人は似ていることが多いなと実感しました。もちろんヨーロッパ出身の気の合う友人もできるのですが、似た境遇になりやすいチームアジアは自然と結束感が強まる。
ちょっとの遅延に動じなくなる
10分、20分の遅延、もはやサイレントでバスがなくなるとか…普通にありすぎて許容範囲がめちゃ広くなる。日本の電車は1分の遅延ですら丁寧に謝罪してくれますが、自分にとっては「1分の遅延くらいもはや時間通り」すぎて、日本の時間感覚の正確さに驚きます。
帰国後に英語が混じるのはわざとじゃない
素でルー大柴さんみたいなしゃべり方になる。「この募集にapplyしようと思ってて〜」って誰かが言ったら、「え? アプライ? 応募じゃだめなの?」って思うのは自然なこと。でもこれ、世間の風当たりが強いけど許してほしいことランキング1位! 本当に、わざとじゃないんです…! 英語を話すことが日常になり、頭で日本語→英語への変換をすることなく自然に話せるようになったとき。自分の言いたいニュアンスは日本語だとこの言葉なんだけど英語の方がなんか近いんだよな…って感じるタイミングがあって、日本語より先に口から出てきちゃう。でも、聞いている側からすると違和感しかないですよね…その気持ちもわかるからこそ葛藤。
自撮り大好きになる、でも帰国したら消す
海外ガールは自撮りがだ〜い好き。みんなお気に入りのファッションを身に纏っていたり、素敵な場所に行ったら、集合写真よりも先に自分の写真を撮りたがることも多いです。だんだんとその環境が当たり前になって、自分でもクラブで友達とパシャリ、旅行でピン写をパシャリ。「人の目線なんて気にしない!」って思ってインスタにあげたりするけど、帰国してからは日本の心を思い出し、だんだん恥ずかしくなって消しちゃうまでがあるある。
改めて日本に感謝する
電車の正確さに加え、「とにかく物価が安い」「夜間に女子一人でも歩ける」「物の質がいい」「トラブルが起こった時の対応が丁寧」などなど、数え上げればキリがないくらい、日本の良さに気が付きます。何か留学先でトラブルがあるたび、「これが日本だったらきっと」と思い出してしまい、結局日本が大好きになっちゃうんですよね。
皆さんが共感したり、驚いたりしたネタはありましたか? 留学経験者はもちろんのこと、「これから海外に行きたい!」「海外の生活が気になる!」という方にもぜひ楽しんでもらえたら幸いです。
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