山下美月「めるる&かとしとラップバトルがしたい!」好きなラッパーは…

山下美月「アーティストの中でも、ラッパーに憧れがあります」

自分の気持ちに正直で負の記憶もプラスに変える不屈の精神に惹かれます

「最近は、ちゃんみなさんが好き」

「いつからだろう、アーティストの中でも、ラッパーに憧れがあります。多分、強い意志を感じるところに惹かれているのだと思う。私はわりとマイペースで、一匹狼タイプ。端から見たらブレないと思われているかもしれないですが、実はそんなことは全然なくて。人生に波風立てたくないし、反骨精神もないし、違和感を覚えても誰かと敵対するのは怖い。だからこそ、普段見ないふりをしている感情や世の中に踏み込むような歌詞や曲が心に刺さる。

音楽を作る才能は皆無ですが、文字を書いたり言葉にするのは好きなので、ヒップホップならではの表現が面白いしカッコイイとも思っています。

最近は、ちゃんみなさんが好き。例えば『美人』。過去の憤りやコンプレックスを、独特の歌詞や歌声で昇華させていて、聴くとちゃんみなさんを憑依できるというか強くなった気になれるし、エンタメとしても見惚れてしまいます。

もしも私がラッパーだったら? 人に対してどうこうというよりも、自分のネガティブな感情を吐き出すような曲を作りたいです…。って、これは〝もしも〟の話ですからね!(笑)

めるるとかとしと三つ巴なラップバトルをやってみたいです。ものすごく変なバトルになりそう。私は受け身が強いのでHPがたくさんあるタイプな気がする。でも勝敗はつくかなぁ? 誰かが「もういいよ」って諦めちゃいそうです。3人の愛称は、何にしよう?

私は『西多摩の女帝』とか(笑)。実家が多摩のほうなので、女帝はなんとなく思いつきました〜。かとしは、かわいい名前のほうが似合うと思うので、『フェアリー 加藤史帆』。めるるは愛知県出身だから『愛知っコ』。急にシンプル(笑)。みんな変わっているので『チーム変わり者』です。

今日は、こういう衣装を着せていただいて、スカーフに帽子に、ゴールドのアクセサリーにネオンカラーと、普段は絶対に着ない格好なので、ちょっとテンションが上がりました。服を着るだけでも、仕草が変わるし強くなれた気がしてうれしかったです。

もしも私がラッパーになれたら、自分の信念を貫いて、強く生きたい。不屈の精神を宿したいです」

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今月号は美月が表紙♡

美月・めるる・かとしの三つ巴なラップバトル…想像しただけで面白い。いつか美月が書いた歌詞で、ラッパー“西多摩の女帝”にTRYしてみて欲しいですね!(笑)

CanCam2025年2月号「言いたいコトはやまやまですが。」より 撮影/tAiki スタイリスト/川瀬英里奈 ヘア&メイク/Kanako モデル/山下美月(本誌専属) 構成/西村真樹 WEB構成/近藤舞緒