新成人の2人に1人が「交際経験なし」。何歳で結婚したい?相手に求める条件は?リアルな恋愛事情を聞いてみたら…

20歳のビッグイベントともいえる成人式、今年も終わりましたね。新成人のみなさん、おめでとうございます! 大人への第一歩となる成人式を迎えると、恋愛や結婚について考えることも増えてくるはず。何歳で結婚したいか、子どもは欲しいか、結婚相手はどんな人が理想か…周りの同世代がどんな価値観を持っているのかも結構気になるところ。

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そこで今回は、「結婚相手紹介サービス」を提供する株式会社オーネットが2025年に成人式を迎えた2004年4月2日~2005年4月1日生まれの男女410人(男性170人、女性240人)を対象に実施したアンケートをもとに、新成人のリアルな恋愛事情・結婚への意識について探っていきます!

【新成人410人に質問】今までに交際経験ってある?ない?

まず、今までに交際経験があるかどうかを質問してみたところ…男性53.5%、女性53.8%が「交際経験がある」と回答。昨年の調査と比べてみると、男性は53.1%→53.5%とほぼ横ばいである一方で、女性は70.2%→53.8%と16%ほど下回る結果に。さらに女性の「交際経験あり」の割合は、過去10年間で今年が最も低いことがわかりますね。

今年成人式を迎えた新成人が高校に入学した15~16歳の頃といえば、ちょうどコロナ禍真っ只中。異性への意識が高まり交際が活発になる時期に、「休校」「オンライン授業」「マスク生活」「修学旅行の中止」など同級生と親しくなる機会が限られていた人も多いのではないでしょうか。こうしたコロナ禍の影響で交際のチャンスが大幅に減ってしまったことは、新成人の2人に1人が「交際経験なし」であることに多少なりとも影響していそうです。

現在、交際相手はいる?いない?

つぎに現在交際相手がいるかどうか質問したところ、男性29.4%、女性26.7%が「交際相手がいる」と回答。過去10年間を通してみてみると、やはりコロナ禍で自粛期間だった2021年あたりは、恋愛をしない・できない状況にあった人が多いよう。そして2023年になると「交際相手がいる」の割合は全体で34.5%と大きく増えたのち、昨年から今年にかけて徐々に減少傾向にあることがわかりました。

では、ここで「交際相手がいる」と回答した人たちは、恋人とどこで出会ったのでしょうか?

今の交際相手と、どうやって知り合った?

先ほど「交際相手がいる」と回答した114人に、相手とどうやって知り合ったのかを聞いた結果がこちら。最も多かったのは、男性は「幼稚園~高校時代」(32.0%)で、女性は「大学(専門学校)、大学院など」(26.6%)。全体を通してみても、この2つが出会い先として多数派であることがわかりますね。

その他「学外(サークル・趣味など)」「アルバイト先」「合コンやパーティー」といった回答が男女ともにちらほら挙がり、女性では「マッチングアプリ」「SNS(Instagramなど)」や「友達からの紹介」との回答も目立っています。ネットでの出会いは、この先ますます当たり前のようになってくるのではないでしょうか♡

ここまで20歳男女の「現在の恋愛事情」について探ってきましたが、「将来の恋愛・結婚に対する考え」も気になるところ。

今後、積極的に交際していきたいと思う?

これから積極的に交際をしていきたいかどうか聞いてみると、男性55.3%、女性49.2%が「積極的にしたい」と回答。男女の平均は51.7%となり、過去10年間で恋愛への関心が最も高まっているようです♡

将来、結婚したい?

つぎに将来結婚したいかどうか聞いたところ…最も多かったのは「いずれは結婚したい」で、全体の半数近くが回答。「今はまだ結婚願望がそれほどないけど、いつかはしたい!」といった考えが多そうですね。

続いて多かったのは「早く結婚したい」「結婚するつもりはない」で、それぞれ2割前後が回答。ずっと家庭を持つことに憧れてきた人や、すでに結婚したいと思う相手がいる人は、新成人になった今の時期から結婚願望を持っていることもありそう。一方で、結婚への具体的な考えがまとまっていなかったり、そもそも結婚のメリットを感じなかったりといったことが、結婚願望がない理由として挙げられるでしょうか。

最近は「結婚をしない選択」をする割合が増えているとも言われていますが、実際のところどうなのでしょう? 「結婚したい新成人の割合」について過去29年間の動向をみてみると…


1996年~2001年にかけて85%~90%の回答割合の幅で推移していたものが、2002年以降は75%~85%の回答割合の幅で推移している状況に変わり、今年はこれまでで最も低い割合に! 過去最高の1997年(89.5%)と過去最低の2025年(73.2%)を比べてみると、16.3%の差がみられました。

新成人の結婚願望は、少しずつ低下してきているようですね。

結婚したい理由

先ほど「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」と回答した人に、その理由を3つまで選んでもらった結果がこちら。最も多かったのは「好きな人と一緒にいたい」次いで「家族がいると幸せだと思う」が挙げられました。

また「子どもが欲しい」といった結婚の先を見据えた回答や、「親を安心させたい」「経済的、精神的に安定したい」と安定を求める回答もちらほら。対して「当たり前だから」「専業主婦(主夫)として家庭を持ちたい」といった回答は少数派となり、「20歳を過ぎたら結婚して家庭に入って…」という、ひと昔前の価値観は今やほとんど影を潜めているようです。

何歳で結婚したい?

「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」と回答した人に、何歳で結婚したいか聞いてみると…最も多かったのは「わからない/特にない」そして「25歳~28歳」もボリュームゾーンに。「何歳でもいい」派と「20代後半」派に二極化するといえるでしょうか。

結婚したら子どもは欲しい?


「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」と回答した人に、結婚したら子どもが欲しいか質問すると、男女ともに6割以上が「欲しい」と回答。対して「わからない」との回答も2割ほどいることから、成人式を迎える段階において将来の自身の結婚、さらには子どもについて、まだ明確に考えられていない人も一定数いることがうかがえますね。

ここで「結婚したら子どもが欲しい」割合について過去29年間の動向をみてみると…


1996年の93.0%をピークにその割合は減っていきましたが、2015年~2025年では毎年65%前後が続く結果となりました。

結婚相手に求める条件は?


最後に「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」と回答した人に、相手に求める条件を聞いたところ、1位「価値観が合うこと」2位「趣味が合うこと」3位「顔や容姿が好みかどうか」4位「年収」という結果に。対して「学歴」「職業」といった相手のステータスは重視しない傾向にあり、また「住んでいる場所」「家事ができること」も優先順位は低め。多くの新成人が、人柄や容姿がタイプな相手を求めるみたいです♡


ここまで、2025年に成人式を迎えた男女の恋愛・結婚観についてご紹介してきました。20歳というのは、もっと恋愛をしたいと思うようになったり、結婚を意識し始めたりと、心の変化が起こりやすい時期。もちろん恋愛や結婚をする・しないは人それぞれですが、結婚願望があるなら今のうちから恋愛経験を増やしておくと視野も広がるはず。20代の恋愛をぜひ楽しんでみてくださいね!(Mai)

情報提供元/結婚相手紹介サービス「オーネット」調査