新成人が結婚相手に求める条件TOP3は、やっぱり外せないアレでした。

2023年1月9日は成人の日。成人になるタイミングで、将来について改めて考える方も多いはず。

そこで今回は、オーネットが成人式を迎える男女618名を対象に行った「恋愛・結婚に関する意識調査」の結果をご紹介。なお、昨年4月より成人年齢は18歳となりましたが、「成人式」となると20歳の代を対象に行う自治体も多いよう。今回のアンケートは、新成人の中でも20歳を迎える2002年4月2日~2003年4月1日生まれの男女を対象に行われたものです。

将来結婚したい新成人は8割弱

新成人の結婚観について、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で78.6%で、昨年の79.0%とほぼ横ばいの結果でした。「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」の合計に男女間で大きな差はありませんでしたが、「早く結婚したい」と答えた女性は男性より8.4ポイント多くなりました。

なお、1996年からの年次推移をみると、2018年以降、「結婚したい」新成人の割合が年々減少傾向にあり、2021年に過去最低の73.8%まで低下していましたが、昨年にコロナ前の2020年の水準にまで回復し維持しています。

結婚したい理由ベスト3は?

「結婚したい」理由について伺ったところ、「好きな人と一緒にいたい」 「子供が欲しい」 「家族がいると幸せ」の3つが例年と同じく上位の回答となりました。トップの「好きな人と一緒にいたい」は昨年(63.9%)とほぼ横ばい、2番目に多い「家族がいると幸せ」は昨年(52.5%)から2.6ポイント増加しました。一方、「子供が欲しい」は昨年(49.8%)から13ポイント大幅に減少し、過去6年間で最低値となりました。対照的に、4番目の「経済的、精神的に安定したい」は昨年(16.0%)から10.7ポイント増加して過去6年間の最高値です。

結婚したい理由の質問を通じて、不安定な情勢のなかで生きていくことや、子育てなど将来への不安を抱える方が多いことが伺える結果となりました。

25歳~30歳での結婚希望が多数

「結婚したい」と回答した486名に、何歳で結婚をしたいかを質問したところ、男女ともに最も割合が高かった年齢は、昨年同様25歳(26.3%)で、その後、26歳(14.4%)、28歳(11.7%)、 27歳(10.9%)、24歳(9.3%)と続きました。

なお、26歳と28歳の回答は、昨年と順位が逆転。また、昨年の男性の回答は25~28歳の間でばらつきがみられましたが、今回は25歳に回答が集中する結果となりました。このボリュームの大きかった25~30歳 が占める割合は男女全体で73.9%となり、新成人の7割以上が25歳~30歳の間に結婚をしたいと考えていることがわかりました

「子どもが欲しい」と考えている人は6割強

アンケート回答者全員に、「あなたは結婚したら子供は欲しいですか?」と質問したところ、男女合わせて64.1%が「欲しい」、14.9%が「欲しくない」、21.0%が「わからない」と回答しました。 男女別にみると、男性は子供が「欲しい」が63.4%で昨年(62.5%)から0.9ポイント増加した一方、女性は子供が「欲しい」が64.7%で昨年(68.0%)から3.3%減少となりました。

子供が欲しい割合は男女共に6割を超える結果となりましたが、20%以上が「わからない」と回答していることから、新成人の段階ではまだ子供を持つということについて想像できない人も多いと考えられます。

なお、過去5年の推移でみると、2019年から2年連続で下降していた数値は昨年回復に転じましたが、まだ2019年以前の69%前後までは戻らない状況です。コロナによる影響は落ち着きを見せ始めているものの、「老後2000万円問題」などが議論される世の中で将来への不安を抱える方が増え、「子供が欲しい」と考える方の減少はコロナ禍における一時的なものとは言い切れない状況です。

結婚相手に求める条件1位は「価値観が合う」

最後は、将来「結婚したい」と回答した486名に「結婚相手に求める条件」は何か調査。その結果、トップに「価値観が合うこと」、次に「趣味が合うこと」「顔や身長、見た目が好みかどうか」が続きました。男女ともに能力などよりも人物を重視する傾向にあるようです

ただし、いくつかの項目では男女で差がみられ、「年収」の項目では女性が男性より20ポイント以上高い結果に。また、相手に「家事ができること」を求めると回答したのは男性よりも女性のほうが多く、結婚後は女性が家庭に入るという価値観の弱まりと同時に、夫婦で協力し合うライフスタイルを望んでいる方が増えていることが考えられます。

時代によってどんどん変化していく結婚観。親世代と変化していること、あまり変わらないことがありますが、それぞれの方が思う幸せな人生を送れればそれがいちばん。新成人の皆様に幸あれ!(平田真碧)

 

情報提供元/株式会社オーネット