「長さは残しつつイメチェンしたいな……」というときにおすすめな「ウルフカット」。なかでも今回は、ある程度の長さがあることで色っぽさがありつつ、ウルフカットのシルエットでおしゃれな雰囲気を纏える「ミディアムウルフ」を特集。スタイリングがしやすいおすすめの、ウルフカットのミディアムヘアを紹介します。
イメチェンするなら「ミディアムウルフ」がおすすめ
モデルや有名人が足繁く通うヘアサロンSUNVALLEYの代表である朝日光輝さんに聞きました!
「切りっぱなしや重めのスタイルに飽きてきて、少し動きを出したいとウルフをオーダーする人が増えています。顔周りやトップに少しレイヤーを入れた、重さの中に段差をつけて軽く見せるウルフです」
教えてくれたのは……
おしゃれも小顔見せも叶う「ウルフカット」に注目
ヘアトレンドが多様化している中、人気のひとつになっているのがレイヤースタイル。髪に長短をつけて動きや空気感をもたらすレイヤーは、小顔見せや洒脱な雰囲気作りをサポート。なかでも、首元でくびれさせた、ウルフ系“くびレイヤー”に注目!
頬のいちばん高いところを隠すのが小顔見せのセオリー。他に、フェイスラインが気になる場合は顔周りのレイヤーをエラ位置に作るなど、骨格のお悩みを全カバーできるのも魅力。
顔周りが少し横にふくらんで首元でキュッと締まるひし形のシルエットは、ヘアに奥行きや立体感が出て顔が小さく見える。レイヤーを入れることでこのシルエットに。レイヤーを入れただけで軽やかさが出てシルエットが変化するため、全体の長さを変えずとも雰囲気チェンジ。マンネリになりがちな伸ばしかけヘアでも、即あか抜け!
■ウルフカットはインナーカラーも映える!
髪に長短がついて隙間ができるため、顔周りや内側に入れたデザインカラーがチラリと見えて、洒落感を底上げ。ランダムな動きと色味の毛束で、周りと差のつく個性を演出。
ミディアムのウルフカットヘア9選
■美人見えするウルフ系「くびレイヤー」ヘア
「あごラインの位置でレイヤーを入れてボリュームを抑えるとともにひし形を意識。おでこの肌感が見えるよう前髪に透け感を作れば、縦ラインが強調されて丸顔もスッキリと見えます」(K-two GINZA 谷口翠彩さん)
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ボリュームを抑える形とおでこが見える前髪で軽やかなスタイリングに♡
K-two GINZA [ケーツー ギンザ]
住所:東京都中央区銀座7-8-7 GINZA GREEN 6F
電話番号:03・6252・3285 https://k-two.jp/
■ナチュラルウルフミディ
フェイスラインに沿って入れたレイヤーで、小顔とデカ目効果が格段にアップ。テクいらずで洒落見えする抜け感が出現。
耳前の毛を細く取り、前髪からつながるよう高めの位置からレイヤーを。横にポイントを作って丸顔とぺったりしやすい頭頂部、おでこの狭さをカバーした優秀スタイルに。(SHIMA DAIKANYAMA KANETAさん)
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■厚めワイドバング×しっかりめレイヤーウルフヘア
前髪はワイドめにカットし、耳前の毛も多めに取りフェイスラインに沿ってたっぷりレイヤーを。重くなりすぎないよう、全体にしっかりめにレイヤーを入れてモードな印象に。(SHIMA DAIKANYAMA KANETAさん)
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SHIMA DAIKANYAMA
住所:東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山2F 電話番号:03・3461・8851
■ネオウルフ
「長さはキープしたいor伸ばしかけ、だけど雰囲気は変えたい!」という人にもぴったり。重たさ&軽さをミックスしたベースの作り方が今っぽい!
「ベースは鎖骨ラインに設定。全体のカールはパーマで仕上げています。スタイリングはオイルとシアバターで束感を出すのがポイント」(SYAN ディレクター 米澤香央里さん)
SYAN
東京都渋谷区神宮前4-13-9 表参道LHビル B1 TEL:03・5772・1090
■中国っぽ網紅ミディウルフヘア
「網紅」とは中国語で“SNS上の人気者”という意味。アジアドラマやアーティストを観て、色っぽいヘアスタイルが気になる人が急増中です。
「38㎜、45㎜のコテでリバース巻き。程よくボリューミィに仕上げました」(SHIMA SEVEN GINZA ディレクター・トップスタイリスト 原 涼香さん)
SHIMA SEVEN GINZA
東京都中央区銀座6-9-6 銀座ヨシノヤ本店ビル 7F TEL:03・6264・6417
■マッシュレイヤーが新鮮なウルフ風ミディアム
表面をハイレイヤーにカットしてウルフっぽくするのが新鮮! 低温デジタルパーマでクセをつけておけば、巻かずともワックスをなじませるだけでOK。毛先の遊びがいい感じ。
■カット
前上がりのローレイヤーベース。表面はハイレイヤーにカットする。前髪はやや重さを残し、マッシュライン気味にすることで顔周りを引き締めて。
■カラー
8トーンのピンクと7トーンのショコラブラウンをブレンド。ピンクの方を明るめにしているので重さが軽減され、深みのある暖色系に。ツヤもプラスできる。
■パーマ
低音デジタルパーマを採用。19〜26mmのロッドで、毛先から1回転半巻く。
■スタイリング
根元を起こしながら後ろ向きに乾かす。毛先が半乾きの状態で、ヘアオイルかバームをもみ込むようにつける。もみあげや毛先にも束感が出るように、細部を調整。
「今のトレンドは軽さのあるスタイル。顔の横におくれ毛を作るのではなく、マッシュラインからサイドにつなげることで、おしゃれ度をアップさせます」(lora.garden リードデザイナー 細田真吾さん)
■女らしいラインのマッシュレイヤーミディアム
「鎖骨下の長さのミディアムヘアは、顔まわりと表面にレイヤーを入れて動きをプラス。顔まわりはマッシュラインに沿ってカットすることで、女性らしいシルエットが作れます。仕上げは、毛先をアイロンでワンカール巻くだけ。ニュアンスのあるスタイリングがきまります」(drive for garden トップデザイナー 一番合戦 彩さん)
■“マッシュレイヤーミディ”のスタイリングポイント
「全体の毛先をワンカール巻き(外ハネ)、さらに顔まわり&もみあげも外ハネに。束を作るように“N.ポリッシュオイル”をつけ、束感がでてきたらそれをほぐし細かい束に仕上げます。シアバター系のワックスが好きな方は、“mi オイルクリーム”もおすすめ。程よくウエットな質感が作れます」(一番合戦 彩さん)
drive for garden
〒104-0061 東京都中央区銀座6-8-3 銀座尾張町TOWER 5F
TEL:03-6274-5500
■くびれウルフ
旬なムード漂うおしゃれ度No.1スタイルおしゃウルフ。ハチにレイヤーをたっぷりと入れることで、エラをカバー。圧倒的くびれ感が美人を引き立てるスタイルです。 両耳にサイドの毛をかけることで、顔周りもスッキリした印象に。自然な毛束の動きを演出したいなら、毛先全体とレイヤーに外ハネのスタイリングを。
サイドバングはチークラインで流れるようカット。顔周りとサイドバングに合わせて、全体にレイヤーを入れる。カラーは細かいシークレットハイライトを入れたパールベージュ。(Ways TOKYO 木村一平さん)
Ways TOKYO[ウェイズトウキョウ]
■前髪がキュートなナチュラルウルフカット
しゃれっ気溢れるちょい「うざバング」がキュートなナチュラルウルフ。重く見えないようカットとカラーで軽さを出したウルフスタイルです。作りすぎず、程よく目にかかるくらいの前髪でアクセントをプラスして。
前髪は束感が出るようセニングは軽めに入れ、 小顔に見せるためにサイドの毛をつなげるようカット。26mmのアイロンでゆるくワンカールし、バームとオイルを混ぜ毛先中心にON。(sand 坂藤友紀さん)
sand[サンド]