「明日」を「あす」「あした」と読んだり、「人気」を「にんき」「ひとけ」と読んだり、同じ漢字でも2つ以上の読み方・意味を持つ熟語って多いもの。その中には、「えっ、そう読むの?」とびっくりするようなものもあります。
本日の日本語クイズも、そんな「知っているようで意外と知らない」熟語の読み方から出題。チャレンジしていただくお題はこちら♪
「機関」。
こちらの熟語、もちろん「きかん」とも読みますが、じつは他にもちょっと意外な読み方を持っているんです。それは音で聞けば誰もが知っているおなじみの日本語なのですが、いったいなんと読むのでしょうか?
■ここでヒント!
読み方を推理するために、まずは言葉の意味を見ていきましょう。小学館デジタル大辞泉によると、その日本語の意味(一部抜粋)は次のとおりです。
1 糸やぜんまい、水力などを応用し、精密な細工や仕掛けによっていろいろなものを動かすこと。また、その物。
2 機械などが動く原理。構造。仕組み。
3 巧みに仕組まれたこと。計略。たくらみ。
1と2の意味はやや似ていますね。3の意味は、その1と2を拡大したものと言えそうです。
ちなみに、ひらがなで書くと「○○○○」の4文字。会話や文章では、「分解して機械の○○○○を調べる(意味2)」「隠れた○○○○を見破る(意味3)」といった使い方をします。
さて、そろそろピンと来た方もいるのでは? ということで、この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は、こちら!
「機関」のもうひとつの読み方、正解は「からくり」でした♪
からくりという言葉はひらがなかカタカナで見ることが多いですが、今回の「機関」の他に「絡繰り」という漢字表記も持っています。知っている人が少ないだけに、読めたらちょっとかっこいいかも。
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中です。他の問題にもチャレンジしてみてくださいね♪
(豊島オリカ)