効果は?どう食べる?2015年注目の「スーパーフード」全27食材をチェック!(2)

“自然のサプリメント”ともいえる「スーパーフード」。すでに流行中の食材もありますが、栄養・健康成分をたっぷり含んだスーパーフードは、まだまだたくさん存在します。

『美的』2月号では、日本スーパーフード協会が提案する、「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること、一般的な食品とサプリメントの間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食材としての要素を併せ持つ」にもとづき、2015年に注目すべき「スーパーフード」(【厳選!最旬スーパーフード12】と【伝統食材で最注目!スーパーフード15】)全27食材を紹介します。各食材の成分と効果的な食べ方もあわせてチェックを!

★厳選!最旬スーパーフード12/前半→ https://cancam.jp/archives/107972

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<厳選!最旬スーパーフード12/後半>

キヌア

インカ文明時代から作られてきた穀物は、必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、穀物のなかで群を抜く栄養価。たんぱく質は玄米の2倍、鉄分とカルシウムは10倍とも。

【注目の成分】必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維

【おすすめの食べ方】味はほとんどないので、ゆでてサラダやスープに混ぜたり、ほかの雑穀と同様に白米に混ぜて炊いても良い。

 

もち麦

便秘解消や生活習慣病の予防に効果的など、再注目されている大麦。もち麦はその一種で、食物繊維の含有率が高く、朝食で食べると、一日中血糖値が上がりにくくなるという効果が。

【注目の成分】食物繊維、たんぱく質、ビタミンE・B1、亜鉛、鉄、マグネシウム

【おすすめの食べ方】白米に混ぜて炊くほか、ゆでたもち麦をヨーグルト、スープ、ドレッシング、ホットケーキなどに混ぜてもおいしい。

 

麻の実(ヘンプシード)

リノール酸とαリノレン酸が理想的な3:1のバランスで配合されている、日本ではおなじみの雑穀。良質のたんぱく質が摂取でき、消化しやすいという特徴があります。

【注目の成分】リノール酸、αリノレン酸、たんぱく質、鉄分、亜鉛、マグネシウム

【おすすめの食べ方】料理やサラダ、お菓子などに、ごまの代わりに使うと手軽に摂取できる。ヨーグルトに混ぜるのもおすすめ。

 

ユーグレナ

植物のように光合成を行って栄養を体内にため、動物のように細胞を変形させて動くというまれな性質を持つ微細藻類。59種類もの栄養素を含み、がん予防など健康効果に注目が集まる食材。

【注目の成分】DHA、EPA、ビタミンE・B群、アミノ酸、パラミロン

【おすすめの食べ方】青汁など機能性の加工食品や、ユーグレナを配合したドリンク、クッキーなどのお菓子類も市販されている。

 

スピルリナ

約30億年前に誕生した最古の藻の一種。50種類以上の栄養・健康成分を含んでいて、アメリカではすでに身近な食材。青い色はフィコシアニンという抗酸化成分です。

【注目の成分】たんぱく質、βカロテン、鉄分、フィコシアニン

【おすすめの食べ方】納豆などのネバネバしたものやカレーに混ぜると、独特の香りや味が気にならず食べやすい。グリーンスムージーには好相性。

 

ビーポーレン

蜜蜂が集めてきた花粉で、人間の体を構成する20種類のアミノ酸をすべて含んでいます。アメリカでは、花粉の免疫を与えることで、花粉症の発症を抑えるという研究もされています。

【注目の成分】アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素

【おすすめの食べ方】味は甘くないはちみつ。少量をそのままなめるか、はちみつやジャム、ヨーグルトなどに混ぜてもOK。

 

「スーパーフード」の上手な摂り方は、流行やひとつのものに捉われず、体調や肌の調子に合わせて、必要なものをバランスよく摂取することが大事。フリーズドライのパウダーやピューレ、ドライフルーツなどの形状で市販されているので、料理にも使いやすい形状になっています。次回は、【伝統食材にも再注目!スーパーフード15】前半をお届けします。(さとうのりこ)

★厳選!最旬スーパーフード12/前半→ https://cancam.jp/archives/107972

美的2015年2月号表紙

(『美的』2015年2月号)

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