“自然のサプリメント”ともいえる「スーパーフード」。栄養・健康成分をたっぷり含んだスーパーフードを、『美的』2月号では「話題のスーパーフード大辞典」としてたっぷりと掲載。
日本スーパーフード協会が提案する、「栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること、一般的な食品とサプリメントの間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食材としての要素を併せ持つ」にもとづき、2015年に注目すべき「スーパーフード」(【厳選!最旬スーパーフード12】と【伝統食材で最注目!スーパーフード15】)全27食材から、最後は、【伝統食材で最注目!スーパーフード15】後半の9つの食材をご紹介します!
★伝統食材で最注目!スーパーフード15(3)
→ https://cancam.jp/archives/110261
★厳選!最旬スーパーフード12(2)
→ https://cancam.jp/archives/107976
★厳選!最旬スーパーフード12(1)
→ https://cancam.jp/archives/107972
<伝統食材で最注目!スーパーフード15/後半>
●バジルシード
その名の通り“バジルの種”は、不思議なことに、浸水させると膨張してジェル状に。ジェル部分は、グルコマンナンという食物繊維でゼロカロリー! ドリンクに混ぜていただくのが一般的で、ティースプーン1杯で、1日に必要なカルシウム、マグネシウム、鉄分の約2倍を摂取できます。
【成分】食物繊維、たんぱく質、αリノレン酸、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、ビタミンK
●アーモンド
ビタミンEの抗酸化作用でアンチエイジングが期待できる食材。アーモンドの脂質の約70%はオレイン酸で、血液をサラサラにする働きも。そのままでももちろん、ひと晩浸水させておいた生アーモンドと水と一緒にミキサーにかけた“ナッツミルク”としてもおいしくいただけます。
【成分】ビタミンE、食物繊維、オレイン酸、カルシウム、鉄分、リン、カリウム、マグネシウム、亜鉛、ミネラル
●マヌカハニー
ニュージーランドに自生するマヌカの木から採れるはちみつ。一般的なものと異なり、豊潤で独特な味と香り。風邪やアレルギー症状の予防のために、特に冬はおすすめで、砂糖や精製されたはちみつより、血糖値が上がりにくいのが特徴。独特な味なのでヨーグルトなどに混ぜると食べやすくなります。
【効果】1回10ml程度を、1日3~4回、そのまま食べると、胃腸疾患や免疫力アップ、風邪の予防などに効果的。
●みそ
発酵過程でたんぱく質がアミノ酸に変化し、人間に必要な必須アミノ酸9種類が摂取できます。酵素を生かすには、非加熱で使うのがおすすめ。ただし、市販品は短期間で発酵させるため添加物を配合している場合が多いので、無添加のものを選びましょう。
【成分】必須アミノ酸、ビタミンB群・E・K、ナトリウム、カリウム、ミネラル、食物繊維
●しょうゆ
大豆、小麦、塩を原料に、麹菌や乳酸菌、酵母によって発酵させて作るしょうゆ。特に、製造過程の最後に火入れをしない生じょうゆには、生きた乳酸菌や酵素も含まれます。昔ながらの製法で作られたものを食べると、腸内環境も確実に変わるので、購入時はラベルをチェックしてみては?
【成分】アミノ酸、ビタミン、ミネラル
●ひしお
ひしおとは、塩漬けにした食材から出てくる発酵液のこと。魚醤、肉醤、草醤、穀醤があり、一般的に家庭で手作りしやすいのは穀醤で、ひしお麹にしょうゆ、水、昆布を混ぜるだけ。1週間程度で食べられるようになります。100種類以上の酵素を含む、スーパー調味料です。
【おすすめの食べ方】みそやしょうゆよりもコクと甘みがあり、なんにでも合いますが、アボカドとの相性は最高!
●黒酢
黒酢は玄米を原料として、長い時間をかけて発酵・熟成させているので、一般的な米酢と比べると、アミノ酸の含有量が5~6倍に。基礎代謝アップ、脂肪燃焼効果、疲労回復、便秘予防などの効果があり、ダイエットを上手にサポートしてくれる食材のひとつです。
【注目の成分】有機酸、ビタミン、ミネラル
●カツオだし
意外にも、美肌、ダイエット、健康と幅広い効果が明らかになっているカツオだし。天然素材からとっただしは、うまみや栄養も豊富なので、できれば自分でだしをとって調理に使うのがおすすめ。市販品であれば、無添加のものをチェックして。
【効果】疲労回復、胃の運動を促進し満腹感を高める、肌の水分量を保つなど、女性にうれしい効果が。
●甘酒
お米を発行させて発酵食品は、その栄養価の高さから“飲む点滴”と呼ばれるほど。麹由来の甘酒なら、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖も含んでいます。ブドウ糖が豊富なので、活動的な朝から日中に数回に分けて飲むのがおすすめ。砂糖が添加されていないものを選ぶと◎。
【注目の成分】ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、システイン、コウジ酸
人間は、食べ物でできていると言っても過言ではありません。だからこそ、スーパーフードを含め、「何を食べるか」が重要です。2015年、“食べるスキンケア”として、美容と健康をレポートしてくれるスーパーフードを、上手にバランスよく摂取しましょう!(さとうのりこ)
★伝統食材で最注目!スーパーフード15(3)
→ https://cancam.jp/archives/110261
★厳選!最旬スーパーフード12(2)
→ https://cancam.jp/archives/107976
★厳選!最旬スーパーフード12(1)
→ https://cancam.jp/archives/107972
(『美的』2015年2月号)
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