めんどくさい人とうまく付き合う心理テクニック4選

めんどくさい人とうまく付き合う心理テクニック4選

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世の中にはめんどくさいと感じることがたくさんありますよね。でもそれを避けて通ることはできないのが実情。特に人間関係においては、やりにくい相手とも上手に付き合っていかなければなりません。そこで今回は、「めんどくさい人とうまく付き合う心理テクニック4選」をご紹介いたします。

■相手の事を理解しようとしない

心理学の世界では、情動指数や心の知能指数のことを“EQ”と称します。このEOが高ければ高いほど、人間関係が上手で社会的に評価されやすいと言われています。その項目は5つあり、自己認識力、自己統制力、動機付け、共感能力、社会的スキルから成っているのですが、めんどくさい人はこのうち、共感能力と社会的スキルが低い傾向にあるようです。そのため、自我が肥大化しており、他人の気持ちに対して配慮したり協調する能力が欠けているのです。あなたが相手を理解しようとすればするほど、深みにハマっていくので、理解できると思って付き合わないようにするのがポイントになるでしょう。

■距離感を考えて接する

人は無意識の内に相手との親密度に応じて、自分との接近を許す心理的距離を使い分けています。これが“パーソナル・スペース”です。動物が自分のなわばりを守ろうとするように、人間もあまり親しくない人には距離を取りたいと感じるのが普通です。しかし、面倒な人というのは、その距離がかなり近いようです。そのため、受け入れてしまうとどんどんあなたのテリトリーが侵されてしまうことに。そうならないためにも、適度な距離感を保つように心がけましょう。

■正論で論破しようとしない

めんどくさい人は、内心プライドが高くて周囲からの評価を求めているという点が挙げられます。そのため、失敗した時の言い訳がやたらと多く、自分の実力はもっと高いと主張し、自分の弱い心を防衛しようとする傾向が。そのため、仮に正論だったとしても、論破するなどしてプライドを傷つけたとしたら、ネチネチとずっと逆恨みをかってしまう可能性も否定できません。なるべくなら相手の自尊心をむやみに傷つけないことをお勧めします。

■相手の欲求を逆手にとって動かす

めんどくさい人は、自分に対して好ましいように結果を解釈する傾向が強いと言えます。これを心理学では、“セルフ・サービングバイアス”と言い、何かが成功した時には自分の能力に帰属し、失敗した時は環境や周囲などに帰属する考え方のクセを指します。こういう考え方をする相手に、真っ向から勝負を挑んでものれんに腕押しです。逆に、相手の欲求を逆手に取り上手におだてて動いてもらう方が、相手もあなたも疲弊せずに済むというもの。“柔よく剛を制す”の精神で、調子に乗せて動いてもらいましょう。

おわりに

面倒な相手と関わる上で重要なポイントは、相手のウワサ話や言動にいちいち構わないことだと言えます。優しさや単なる興味など、相手に構う理由はさまざまですが、いちいち対応していると好意を持たれて対応に困ることも。特に、職場で相手に合わせていると、自分もめんどくさい人のように周囲から見られることもあります。「この人やりにくい……」と思ったら、適度にかわすのがおススメです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。