壇蜜が教える、色気を出すお作法8つ
今、道行く人にセクシーな著名人はと聞いたら、10人中9人は「壇蜜さん!」と答えるほど、存在すべてが色っぽい彼女。しかし、自分では色気を意識したことはないのだそう。
今回は、そんな壇蜜さんが考える色気のお作法を聞いてきました!
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壇蜜さんが心がけていることとは?
「(色気があると評価されるようになってから)散々悩みぬいて『色気は他人から生まれてくる感情』なのだと気がつきました。人の行動や言動を誰かが受け取って、そこで生まれる気持ちのひとつに“色っぽい”が存在する。自分は常に発信側で、受信する人がいて初めて色気が成り立つんだなと、ただ、同じものを見てもみんな感じ方が違う。だから、色気は下品と常に紙一重で。私は両極端に思われがち(笑)。でもこれって、すごくありがたいこと。皆さんが私を受信してくれたってことですから」
そう語る壇蜜さんが心がけるのは、人に警戒心を与えない「かどのないひとでいること」。周りの人を大事にすることが、色っぽいと感じてもらういちばんの方法だと語ります。
さて、ここからは、壇蜜さんが考える色気のお作法8つをご紹介。つい忘れてしまいがちで、はっとさせられるポイントが満載です。色気が生まれるだけでなく、きっと心の余裕も生まれるはずですよ。
1.“曖昧”に始め“はっきり”と終わる
「話すときは、相手が心地よく感じてくれるかどうかが大事。リラックスできるように、スタートは言葉を選びながら……。寄り道しつつ、会話をゆったり進めていく。
ちょっと沈黙があっても怖がらないで。早口で話すより、はるかに色っぽくなりますから。そして最後は、自分の意見をちゃんと述べる。優柔不断すぎたら、相手を困らせてしまいますから。これが、私がセクシーだと思う会話術」
2.“届かない”ことを、我慢する
「手紙を出したら必ず届く。そんな日本に生まれた私たちは、なんでも相手にすぐ伝わると思ってしまう。でも本当はそうじゃない。届かないことも、時間がかかることもある。
気持ちなんかは……、特に。本当の思いは『伝わったらいいな』くらいに思って上手にあきらめとつきあう女性こそ色っぽいのです」
3.“目の前の相手”を大事にする
「人に対して丁寧に接するのは、色っぽさを発信する前の準備体操。ちょっとすれ違うだけだとしても、ちゃんと立ち止まって、会釈する。
会話をするときは、背筋を伸ばしてきちんと体を向ける。そういう小さな礼儀を積み重ねておくことって大事。目の前の相手に好印象を抱いてもらえないうちは、いくらセクシーさが発信されていたとしても、受け取ってはもらえないと思うから」
4.SNSをひとつだけに絞る
「SNSはやればやるほど、膨大な情報を処理しきれなくなり、人を羨んだり嫉妬したりしてしまう。あげく、匿名で人を攻撃しだす……。こうした状況の中、ジェンダーは日ごとに薄まっていっていると思います。
女らしさ、男らしさが存在しない世界には、色気はなりたたない。SNSをひとつに絞るとか、ネットニュースでなく新聞を読むとか。時代をひとつ前に戻して生活してみると、女性らしさを取り戻せるはず」
5.“猫”を飼って、愛でる
「誰がなんと言おうと、私がいちばん色っぽくなれると思うのは猫を飼うこと。猫って、絶対にガサツな動きをしないんですよ。猫以外だったら……悠々と泳ぐ熱帯魚。
彼らのようにゆったりと、ときに俊敏に行動する生き物と暮らしていると、自分もそれに染まっていく。立ち居振る舞いに、いい影響を与えてくれるんです。そして、生き物と暮らすと生活に制限が出てくる。その不自由さを甘受できる女性こそ、色気のある人」
6.“誰にも内緒”の習いごとをする
「誰にも言わず、着々と進める『こと』をつくるのもひとつの方法。たとえば、人知れず編み物教室に通ってみるとか。ミステリアスな部分があるほうが色っぽいでしょ。
周りから『最近、つきあいが悪くない?』なんて言われても、お気になさらず。そういうことを言う人は、最終的に自分を助けてくれない人。言わせておけばいいんです。
自分の世界を固めるための勇気がある女性のほうが、断然素敵です」
7.自分の“部屋”を常に掃除しておく
「身の回りを美しく整えておくことは、最低限のマナー。殿方がセクシーを受信してくれても、部屋に呼んで幻滅された……となってしまっては目も当てられませんから(笑)。
それに部屋が整頓されていると、帰宅したときにうれしい。そして、きれいすぎることがなぜか寂しい……。そんな心の機微が、女性に深みを与えてくれるのだと思います。ですので、私はいつもせっせと部屋を掃除しております」
8.“違う自分”を見せる工夫をする
「人がどこに色気を感じるかは、わからないもの。『普段隠している一面』はどんどん出したほうがお得です。いちばん手っ取り早い方法は、髪を結ぶこと。
デートで食事をするときは食べる前に髪を束ねて、終わったらほどく。そこで『変じゃない?』と聞きながら、彼に髪型を直してもらって。距離がぐっと縮まりますし、相手をさらにドキっとさせられますよ。お試しあれ」
【まとめ】
メールやLINEの返事がない、SNSで気づかぬうちにストレスが溜まっている……など、それらは仕方のないストレスのように感じてしまうこともありますが、それらのサービスの存在自体がそもそも特別であり、便利さは当然ではないことを考えることは大切ですね。
つい忘れてしまいがちな気持ちを思い出し、日々を丁寧に生きることが、色気を出す秘訣かもしれません。(鈴木 梢)