シングルであることに肩身が狭くなってくる30オーバーは、他人の芝生が気になるお年ごろ。働く女性のOggiブレーン1,500人調査の回答者(平均年齢30.2歳)のうち、既婚者は41%。自らも働いているのだから、結婚すれば収入はもちろん倍増……? 結婚相手や結婚でライフスタイルはどう変わる?
なかなか人には聞きにくい“お金”にまつわるリアル事情。『Oggi』12月号「働く女子の<年収>ビッグデータ」から、“夫婦編”として「世帯年収別夫婦生活のビッグデータ」を見ていくと、共働きの現代ならではの結果が出てきました。
Q.ズバリ、パートナーの年収を知っていますか?
女は家庭を守り、男は外で働くという時代であれば、パートナー(夫)の年収を把握している割合はもっとあったかもしれませんが、2014年のOggiブレーンのデータでは、「パートナーの年収を知っている」と答えた人が69%で、「知らない」と答えた人は27%も。「お互い聞かないし、今のところ不都合もないので」(26歳・事務/年収400万円)と、年収が分からなくても気にならない夫婦が3割弱もいることに驚き!
Q.パートナーの年収は?
Q.世帯年収は?
夫の年収が判明している夫婦のみ集計すると、世帯年収は軽く1,000万円超え! 日本の平均世帯年収が537万円(厚生労働省調べ)と比べてかなり高額。これは、妻もフルタイムで働いているのが大きな理由ですが、日本の平均年収を単純に2倍にしても、Oggiブレーンの皆さんの世帯年収のほうが圧倒的に多いようです。
Q.パートナーには、あなたの年収を伝えていますか?
「私のほうが少ないとアピール」(33歳・医療/年収750万円)というオープンの人もいれば、「生活費は夫の給料から出すので、言う必要ナシ」(26歳・事務/年収400万円)と秘密にしている人などさまざま。でもこれ、夫婦ふたりか、子どもありか、によっても変わってくるような気が……。
Q.家計の管理方法は?
家計の管理方法でいちばん多くを占めたのが、「夫婦2人で管理」で41%。「ふたりの収入比に応じた額を、共同口座に出し合う」(31歳・薬剤師/年収500万円)、「家賃と水道・光熱費は彼、食費は私が負担」(30歳・営業/年収420万円)が多かった意見。「別財布でざっくりワリカン」も意外と多く、27%。“毎月○万円”といったお小遣い制は少数派のようですね。
Q.家事の負担割合は?
“家計は夫が多めに負担し、家事は妻が多めに”という、スタンダードな夫婦生活の割合ですが、家事はほとんど妻担当という夫婦が16%いる一方で、夫婦で「ほぼ半々」という人が14%。ひとり暮らしの経験がある男性であれば、比較的家事に慣れているので、夫婦で家事を分担することになっても、さほど苦はないのかもしれません。
世帯年収だけみると、世の平均よりかなり高収入のOggiブレーン既婚者たち。「お互いの年収がわからなくても気にならない」という人が3割もいたりと、暮らしに余裕がみられました。これが一般的なデータ? それとも特殊なケース? このデータだけみると、お互いを鑑賞し過ぎない夫婦のカタチが見えてくるようですね。(さとうのりこ)
(『Oggi』2014年12月号)
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