「友達ってどこから?」と聞かれると回答に悩みますよね。
学生なら放課後や休日にも連絡を取ったり出かけに行けば友達。社会人になると、半年くらい連絡を取っていなくても、たまに連絡を取るなら友達……とか。これは私個人の友達の基準ですが、これより親密、もしくはもっと疎遠でも友達!と考える人もいますよね。
そんなとき面白い調査結果を見つけました!
それは、株式会社マンダムが15歳~24歳のヤング男性を対象に行った「友人や仲間との関係性」です。中高生の青春時代からスマホを片手に持つ世代にとっての、「友達ってどこから?」という調査の結果を見てみましょう。
◆スマホ世代の「イマドキ男子」にとって友達の定義って?
SNSが普及したことにより、会ったことがない相手でも、自分と趣味・嗜好が同じ人と繋がり、コミュニケーションが取れるようになっていますよね。ではイマドキ男子にとって、友達とはどこから友達なのか。聞いてみると……。
【質問】あなたにとって「友人」と呼べる人にあてはまるもの(定義となるもの)を全てお選びください(n=415)
【回答】
複数人で遊び(食事)……59.8%
2人で遊び(食事)……45.8%
LINEを交換……43.4%
自宅へ招待できる……37.6%
誕生日を祝う……36.9%
相談が出来る……35.9%
2人で旅行……23.1%
一度だけ会ったことがある……16.4%
一度も会ったことはないが、SNSでのみつながっている……14.5%
なんと、友達の定義について聞いてみると、「LINEを交換」43.4%、「一度も会ったことはないが、SNSでのみつながっている」14.5%という新しい定義にも回答が多く集まりました!
SNSの普及の結果、一度も会ったことがなくても、友人だと思える関係性を作れている、または、連絡を取れる人は友人であると認識する人が増えているのでしょうか。この友達の定義については、世代のギャップがありそうですね。
さて、このイマドキ男子の友達の定義について、さらに詳しく調査してみました。まず、「ケンカするほど仲がいい」ということわざのごとく、友達とのケンカの頻度について聞いてみると……、
◆ケンカは面倒、関係が悪化するのが怖い。「親友や友人とはケンカしない」8割以上!
「ケンカをしない」と回答した人は、対親友(同性)82.4%、対友人(同性)82.7%と、ともに8割以上という結果となりました。
その理由は、そもそも「ケンカするような状況にならない」というのが58.7%と最も多い一方で、「その人との関係が悪化するのが怖い」35.9%、「その人の周りの人との関係が悪化するのが怖い」16.2%というように、「人間関係の悪化が怖いから」といった理由も多く、周囲との摩擦や拒絶されることに対して臆病な側面も見られました。
イマドキの若者は「ケンカ? 何それ? おいしいの?」って感じのようです。努力や頑張りはしていても、友達同士、仲がよければ良いじゃないか、と思う一方、顔色を伺うのは友達じゃないと考える人もいそうですね……。
この友達関係について、さらに深掘りするため、友達とのLINEのやり取りについて聞いてみました。
◆LINE使用は「“グループLINE”のほうが多い」27.9%という結果。「1対1」から「1対複数」へ
ほとんどの若者がコミュニケーションツールとして使用しているLINEでのメッセージのやり取りについて、「グループLINE」と「個別LINE」の使用頻度を聞いたところ……、
27.9%の人が「グループLINE」の使用頻度のほうが多いという結果に。
もちろんまだ個別LINEをよく使う人のほうが多いものの、そもそもLINE登場までは、メールなども「1対1」が圧倒的に多かったのではないでしょうか。そこからLINEのグループトーク登場により、メッセージのやりとりが、「1対1」から「1対複数」になる機会が増えているようです。
もしかすると、1対1以上のグループで自身の発言が活字として残ることにより、グループ内の意見や空気を読んで発言する機会が増えているのかもしれないですね。
「KY(空気読めない)」が流行って今年で10年。イマドキ男子たちは、空気を読みながら友達との関係を大切にしているようです。では、あなたにとっての友達って? うーん、友達って定義は難しいですけど、そんなの関係なしに友達になった人は大切にしていきたいですね……。(かすみ まりな)
情報提供元:株式会社マンダム
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