■間違いだらけのガードル選び・後編
「ヒップのエイジングは、早い方だと20代後半から始まります。始まったら、後戻りはできないことは、前回お話ししました。ただし、正しく下着をつけることで、ヒップの揺れを軽減し、組織への負担を少なくします」とワコールPR担当の白鳥貴子さん。
「間違いで多いのは、ヒップを小さく見せたいからといって、サイズの小さいガードルをつけている方。キツくて苦しいうえに、ボディに段差ができてしまい、ボディラインが崩れてしまいます。ガードルのサイズは、商品に表示されているウエストとヒップサイズで選ぶのが基本です。ウエストが細くてヒップが大きい人、またその逆という人もいますが、その場合は、大きいほうのサイズで合わせてください」(白鳥さん)。
「ガードルは苦しい」というトラウマがある人は、もしかして過去に「小さいガードルをつけていた」という経験が原因かもしれません。また「加齢による体型変化に合わない下着をつけていた」なんてことも、意外と多いそう。
正しい下着をつける…。それは、ボディラインをキレイに見せるだけでなく、ヒップの揺れを軽減することにつながる。もう一度キモに命じつつ、ランジェリーショップで販売員さんに下着選びを相談するのが、よさそうです。
■編集部M、ガードルでヒップアップ体験
「私がおすすめしたいのは、朝服を着るときに、それに合ったガードルを選ぶという習慣づけです。たとえば、タイトなスカートをはくとき、おなかが気になるなら、そこをサポートするタイプのガードルを。スリムなパンツをはくなら、ヒップを引き上げてきれいなシルエットをつくるガードルを。ガードル初心者の方は、エントリーモデルとして“薄くてソフト”なものから試してみてください」(白鳥さん)
正しいサイズを選んで正しく履けば、ヒップアップも小尻も可能になる! エイジングには逆らえないけれど、これなら見た目若返りの希望が見えてきますね。ちなみに、編集部員Mが、ヒップを引き上げるタイプのガードル“SUHADA 肌リフト”を試着してみた結果がこちら。
【BEFORE】
特になんのケアも運動もしていない、STEP3に足を踏み入れかけたアラサーの尻がこちら。
うん、なんかシワシワしてますね。
【AFTER】
履いてみたら、なんと!
ヒップアップは一目瞭然!しかも苦しさ・キツさを感じないのに驚きつつ、「10年前のボディラインに戻ったみたい!」と喜んでおりました。
■きれいなヒップはきれいな生活から
「ワコールのモニター調査(30年間にわたって計測した約100人)では、長年にわたって体型を維持している方が25%ほどいて、ガードルなどの下着を正しくつけている方でした。そして、激しい運動をするよりちょこちょこ動きやながら運動などで、小さくても継続的に運動をしていたり、歩行の速度が速かったりと、活動的な生活をしていました」(白鳥さん)
さらには、「睡眠をきちんととっている」「規則正しい生活をしている」など、日常で健康的に過ごしている人に、美尻が多かったそうです。なるほど、「美尻は一日にしてならず」。毎日ガードルと上手につきあいつつ、きちんと暮らす、きちんとした女性でありたいものです。(南 ゆかり)
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