時代を反映する「顔のパーツ」と言えば、そう、「眉」。
太くなったり細くなったり薄くなったり、時代によって「何が美しいか」ががらりと変わります。
そして、今は断然「太眉」旋風です。
太眉にするだけで、目元の印象がはっきりし、フェイスラインも上へと持ち上げてくれる錯覚効果がある。思っている以上に顔立ちを若く見せてくれるパワーがあります。
さらに冬は、ファーやゆったりニットなど、服にボリューム感やリッチさがある季節。そんな季節は、尚のこと、太くふさふさした眉がぴったりです。艶っぽい「冬の太眉」のつくりかた4大ポイントを、『Precious』12月号よりご紹介します。
◆「冬っぽい太眉メイク」でおさえておきたいポイント4つ
【1】まずは、眉毛をのばす
眉のお手入れをするときに、「短く、均一にカットする」習慣があるなら、今すぐにストップ。薄くても、まばらでも、まずは地の眉毛を育ててふさふさにするところから始めましょう。
【2】色は濃淡2色を使用し、立体感を強調
太眉だからこそ、色選びには気をつけたいもの。暗すぎても明るすぎても野暮ったくなります。
「髪色が暗いから……」と、グレーのペンシルで均一に色を塗りつぶすと、ベッタリ貼りついたようになってしまいます。逆に、明るすぎる茶色を使うと、眉の存在感が消え、メリハリのない顔に……。
おすすめは「濃淡2色」を使い分けること。全体的に淡いブラウンを使い、太さを出すとキュッと顔が引き締まる眉下は濃いブラウンで少しずつ描き足すのがベストバランス。
【3】アイブロウマスカラで眉毛を立ち上げ、ふさふさ感を
「冬の太眉」で大切なのは、何よりも「ふさふさ感」。アイブロウパウダーで形を整えたら、アイブロウマスカラで眉毛にハリを与えて立ち上げましょう。「毛に艶とハリを出して立ち上げる」ことが目的なので、色は肌にも眉にも自然になじむ艶やかなブラウンを選択。
眉頭はブラシの先端を使って上方向に立ち上げ、眉頭と眉山の中間あたりは斜め上に動かしながら2~3回塗り、眉山から眉尻は無理に立ち上げるとボサボサした品のない眉になってしまうので、自然に毛流れにそって優しくなでつけましょう。
【4】眉を際立たせる「ハイライト」を入れる
視覚効果でメリハリ感を生む、「ハイライト」も是非取り入れたい。けれど、「のせたのがわかる」のも、「適当にぼかす」もNGです。肌になじむ薄づきの明るいベージュパウダーを、眉上は「眉山を中心に目の幅くらい」、眉下は「眉山から眉尻にかけて」、ごく細くのせることで、ぐっとメリハリが出ます。
顔の印象を大きく変える「眉」。是非今っぽく、ドラマティックな顔立ちになる「太眉」にトライしてみてくださいね。(後藤香織)
★さらに詳しい眉プロセスは『Precious』2016年12月号(小学館)に掲載
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