森川葵、26歳の彼なし未婚で“家”を買う役に。共演の高橋一生を「すごく優しい」

女26歳、居酒屋勤務、結婚の予定なし。
でも家を買います。

20代後半、年収250万円の女性が「マンション購入」を目標に生きるリアル体験型ドラマ『プリンセスメゾン』。

10月18日(火)、放送に先駆けてキャスト登壇による会見が行われ、森川葵さん、高橋一生さん、渡辺美佐子さんが原作漫画の魅力、そしてキャスト3人それぞれの印象や特別なエピソードなどを話してくれました。

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主演の森川さんは、原作が持つ独特の世界観を作り、その中に入ることができるか「不安だった」そうですが、出来上がったドラマを観て、それが描かれていたと感じて「ホッとした」と安堵の表情。

また高橋さんは「原作は完成された作品」と話し、「原作をリスペクトしながら、違った側面と角度から『プリンセスメゾン』を表現できているんじゃないかと思っています」とコメント。

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森川さん演じる“沼越幸”は“自分の家”を手に入れる夢のために「マンション購入」を目標に生きる26歳。高橋一生さんの役は、彼女が足しげく通う持井不動産の有能な社員“伊達政一”、35歳。そして、渡辺美佐子さんは、沼越幸が住んでいるアパートの大家“藤堂紅”を演じています。

そんな3人のお互いの印象や撮影時のエピソードに、なんだかほっこり……。

意外(?)にも、「甘い物が好き」という高橋さん。クランクインしてすぐ、森川さんが「アイスが食べたい」と話したら、高橋さんがアイスを買ってくれたそう。

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高橋さんは、「僕、父親のようにアイスを買いました(笑)」と話した後、現場で甘い物を共有してくれる同年代があまりおらず、森川さんのひと言に、「これはいま仲間に引き込んでおくしかないなと思って」と言っていましたが、それぐらい「本当に甘い物が好き」なのだそう。

おふたりそれぞれの印象としては、こんなふうに思ったようです。

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「(高橋さんは)年上だけど私の年齢に合わせて話しをしてくれたり、陽月さんと話すときは私と話す内容や雰囲気と違って、人に合わせて話すのが上手な方だなと思いました。そしてすごく優しかったです」(森川さん)

「森川さんのお芝居は、途中で“ショート”を起こさないんです。僕が上から言っているように聞こえるかもしれないけれどそんなことはなくて、(お芝居で)何かを表に出そうとするときに、思考が邪魔をしてしまって配線がショートしてしまう状態だと思うのですが、表面的にはそれが見えていなくて、森川さんは思考や心がそのまま前に出てくるイメージ。とても素晴らしい女優さんだなと思いました」(高橋さん)

 

一方、渡辺さんは、おふたりのことをこんなふうに思っていたとか。

「葵ちゃんは、演技とは縁遠い……存在そのものが役になってる。演技をしている感じがなくて、不思議な女優さん。新しいタイプの女優さんなんだなと思います。新しい日本の女の子像を作ってくれると思いました。高橋さんには、入り口でしかお会いしていないので何も申し上げることがございませんが、すごくクールな男の人だなと。ひとりでトーストを食べて、なんかちょっとさびしかったですね」(渡辺さん)

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さらに、『プリンセスメゾン』という作品の魅力をどう感じているかという質問に、「画が独特。感情があるのかないのか、いまいちわからないときがあるのでが、しっかり何回も何回も読んでいくとみんなのいろんな表情が見えてきて、それがすごく素敵な漫画だなと思いました。何回も読むことで、さらに深い味になっていく。それを感じることができました」と森川さん。

そして高橋さんは、質問をした『スピリッツ』編集部の方の「地味な漫画」という言葉を受けて、「僕はそれが好きなんだと思います」と言い、続けて、漫画の魅力をこのように話してくれました。

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「『プリンセスメゾン』の構図や画角の中に、“間”や“空白”がちゃんと残されている。(最近は)背景を埋めたりしがちなものが多くなっていますが、それって、“ガイドをつけないと見てくれている人がわかってくれないだろう”という不安のもとに作られているように思います。僕は、お芝居においても漫画においても、空白がないものってあまり好きではないんです。空白があるからこそ、観ている人たちが想像力を働かせることができるし、そのほうが相互関係として豊かになると思っているので、ガイドがないことが素晴らしいと思います」(高橋さん)

 

最後に、26歳独身でマンション購入するために奔走する、主人公・沼越幸の生き方について、森川さんが思うことは?

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「26歳、彼氏なし、結婚の予定なし。居酒屋で働いています。……強いなと思いました。いま自分は21歳という年齢で、これからひとりで生きていかなきゃいけない、自分で自分を支えていなければいけないという状態で、沼ちゃんという役、『プリンセスメゾン』という作品は、出会うべくして出会っただと思っています。私ももちろんいつかは結婚したいし、沼ちゃんのように強く自分で自分のことを支えてながら、自分と向き合いながら生きていけたらいいなと思っています」(森川葵)

 

結婚に向けて恋愛ありきの生き方ではなく、彼女の家を探す姿を通して、現代女性が求めているものが見えてくるはず。小さいけれど温かい支えを生んでいく様々な出会いから、人々の優しさが交錯していく『プリンセスメゾン』は、10月25日から、BSプレミアムで放送開始です。(さとう のりこ)

※Woman Insightでは、後日、森川葵さんと高橋一生さんのインタビューをお届けする予定です。

BSプレミアムドラマ『プレミアムメゾン』
2016年10月25日(火)放送スタート
(毎週火曜 夜11時15分~11時44分/全8回)

[キャスト]森川葵、高橋一生、陽月華、志尊淳、舞羽美海、渡辺真起子、木野花、渡辺美佐子 他

http://www.nhk.or.jp/pyd/princessmaison/

 

『プリンセスメゾン』TVドラマ化記念特設サイト(やわらかスピリッツ)
http://yawaspi.com/pm160830/

 

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