政治家の新人秘書を演じたテギョン(2PM)が、ドラマ『ラスト・チャンス!』出演で“初めて”の経験とは

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元溶接工から本物の政治家へと成長していく痛快サクセス・ストーリーを笑いと涙と共に演じ上げたのは、名優チョン・ジェヨンさん。そして、男気あふれる凛々しいスーツスタイルで、正義を貫く新人秘書役にキャスティングされたのが、テギョン(2PM)さん。

今回、Woman Insightだけの“特写”とともに、テギョンさんのオフィシャルインタビューをお届けします!

 

━━シリアスからコメディまでどんな役もこなす名優チョン・ジェヨンさんとの共演はいかがでしたか?

テギョン 僕は小さいときから映画館で先輩を見てきて、すごく怖いイメージだったので最初は緊張していました。初回の台本読み合わせのとき、先輩が隣にいたので、終了後、どうやって演じたらいいか相談してみたんです。そうしたら「やりたいようにやれ」と言ってくださいました。実際にドラマで共演してみると怖い先輩というよりも優しくて面白いです。

 

━━チョン・ヒョンミンさん脚本の政治ドラマとして話題ですが、最初に台本を読んだ感想は? 今回の役どころも教えてください。

テギョン 毎回台本を読むと、心に響くセリフやシーンがたくさんあって、どう仕上がるか演じていて楽しみでした。撮影後も期待しながらドラマを観ていました。僕が演じたキム・ギュファンは、父親を事故で亡くしたことでチョン・ジェヨンさん演じるサンピルを恨み、彼に復讐するため国会に入ります。そこで成長していく人物です。

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━━政治ドラマなので難しかったと思いますが、役作りのために準備したことはありますか?

テギョン 僕の役は初めから政治に詳しくはありません。復讐するために、政治については何も知らない状態で国会に入る役なので、新聞で勉強したりはしませんでした。ただ、脚本にはその時期に起きていた政治的な出来事が織り交ぜられていたので、撮影するうちに政治に興味を持つようになりました。

 

━━演じた役と比べてみて自分と似ている点、異なる点はありましたか?

テギョン いろいろあるけど、いちばん似てるのは“父親を想う心”だと思います。僕の両親は健在なので理解しきれない部分もありますが、親を思う気持ちが復讐の一番の原動力なので親想いなところは似ていると思います。反対に異なる点は、彼は復讐のために徹底的に準備をします。でも僕は綿密に計画するような性格ではないのでそこは似てませんね。

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━━役を演じる上で特に気をつかった点は?

テギョン 僕はドラマの中では若いほうに属するので、動き回るシーンが多かったんです。国会議事堂の周りを何周も走ったりと、活動的なシーンが多いので、体力的な面を意識して準備しました。

 

━━その鍛えた体はまだ維持できていますか?

テギョン いいえ。もう一度鍛え直さないと(笑)。

 

━━撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

テギョン 先輩方がみんな優しくてよくしてくださるので、笑いが絶えませんでした。夜遅くまで撮影していたときでも、いつも笑顔で接してくださるので雰囲気はよかったです。

 

━━現場ではアドリブが飛び交っていたと聞きましたが、テギョンさんが面白いと思ったアドリブは?

テギョン “JSP”という略語や溶接の音なども、最初はチョン・ジェヨン先輩のアドリブでしたが、後になっていつの間にか台本に入ってましたね。脚本家の方が面白いから入れたんだと思います。でもどんどんアドリブが増えて……僕はいままで、台本どおりに撮るのが普通だと思ってましたが、先輩のようにアドリブを連発するのを見て「ああやってもいいのか」と驚かされましたが、勉強にもなりました。

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━━心に残っているシーンや台詞はありますか?

テギョン 僕が個人的に面白いと思ったのは国会でフィリバスターを発動するシーンですね。サンピルが25時間演説し続けるんです。そのシーンがすごく長くて……演説を続ける先輩の姿に感銘を受けました。それと、僕の台詞はほとんどの場合、20代を代弁するものが多かったんです。「1回でもいいから就職して解雇されてみたい」とか、そんな台詞もあったし、「政治なんかくだらない」といった反発心が強いセリフが多く、印象に残っています。

 

━━補佐官役のソン・ユナさんと共演してみていかがでしたか?

テギョン ソン・ユナさんはすごくいい方です。本当にものすごい量のセリフなんですが、「水が流れるように」と台本にあるとおり、スラスラと言うのでとても驚きました。1回くらいなら頑張れば何とかできそうな気もしますが、ほとんどのシーンがその調子なので、チョン・ジェヨンさんの演技にも驚きましたが、ソン・ユナさんの演技を見て衝撃を受けましたね。「こんなふうにできるなんて羨ましいな」と。それに撮影現場にも手作りの梅茶を持ってきてくださって、僕はおふたりのおかげで和やかな雰囲気で撮影することができました。

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━━チョン・ジェヨンさんと共演していちばん学んだ点は何ですか?

テギョン 撮影の時とき一度先輩に、どうやってアドリブを用意するのか聞いたんです。そしたら「アドリブは感情のままに演じたときに自然と出てくるものだ」と言われました。「用意したものは面白くないし、状況に合わないこともある。感情移入によって出てくる表現であるべきだ」ともおっしゃいました。それを聞いて本当に役になりきっているんだなと感心しましたし、感情移入の大切さについて学びました。

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━━テギョンさんにとってこのドラマはどのような挑戦になりましたか?

テギョン 今回のドラマはいちばん気が楽でしたね。リラックスして挑めました。初めは緊張しましたが、現場の雰囲気がとてもよくて、今でも『ラスト・チャンス!』の共演者たちとは、ときどき連絡を取っています。そういうのは初めてですね。すごく和気あいあいとした現場だったので、いまでも心に残っています。

 

今後挑戦してみたい役に「一度は悪役を演じてみたい」と話す、テギョンさん。そして「素晴らしい俳優たちといい作品を作り上げたのでぜひご覧いただけると嬉しいです」と、メッセージも! 人生バトルに挑む男たちの熱さに惚れる、興奮と感動のサクセス・エンターテイメントをぜひDVDで。(さとうのりこ)

 

『ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー~』
http://kandera.jp/sp/lastchance/

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