7月2日(土)、いま大注目のフレッシュなキャストが一堂に会し、映画『全員、片想い』の初日舞台挨拶を開催!
登壇したのは、伊藤沙莉さん、中川大志さん、森絵梨佳さん、桜田通さん、広瀬アリスさん、斎藤工さん、知英さん、TAKUYAさん(CROSS GENE)、新川優愛さん、志尊淳さん、千葉雄大さん、橋本マナミさん、横浜流星さん、加藤雅也さん、主題歌を担当した黒木渚さんの15名。
みなさん夏を先取りした“浴衣姿”で登場し、七夕祭りさながらに賑やかな舞台挨拶になりました。
本作で描かれるのは8つの“片想い”の物語。豪華キャストのみなさんが切なくも温かい胸キュンエピソードを演じています。
間もなく「七夕」ということで、今年、短冊にお願い事を書くとしたら?という司会の言葉に、すかさず伊藤さんが「さっき斎藤さんがあるって言ってましたよ」と振ると、斎藤さんは「言ってない。本当に言ってないです」と即答。
逆に、「伊藤沙莉さんが……」と返され、伊藤さんも「悪魔だなぁ(笑)」と苦笑い。このとき客席から「沙莉ちゃん、可愛い!」の声に、すぐ笑顔に。
「大喜利じゃないから笑えなくていいんでしょ?ということで」と言いながら、「織姫と彦星のなんかの日ですから……素敵な人と過ごしたいなって思います……」と言い終わった瞬間、「全部加藤さんのせいですよ!」と、なぜか矛先が加藤さんへ。どうやら「フォローをする」と言っていたのにしてもらえなかったからのようですが、伊藤さんの願い事を聞いて加藤さんは、「そういうときは、『この映画がヒットすることを祈願する』って言えば上手くいくんだよ」と、いいところを全部を持っていかれる結果に……。
片想いのエピソードをつなげていくラジオパーソナリティ役の加藤雅也さん(写真右)。本作は、加藤さんがMCを務めるラジオにプロデューサー兼監督でもある伊藤秀裕さんがゲストで出演したのをきっかけに実現した映画。「簡単に言ったことが盛大な初日を迎えられ、非常に驚いている」と加藤さんも感慨深い表情。
一方の斎藤さんは、長年育てていた“サボテン”が「3月ぐらいに朽ち果てた」そうで、それをそのままにしておいたら、根元のほうから新たな芽が生えて、「何者かわからないけど、とりあえずそいつを育てていくという志を書きたい。長文になると思います」という話を。
結局、他のキャストからは願い事はひとつも挙がらず、斎藤さんも「嘘でしょ!?」と驚きの顔。伊藤さんと顔を合わせて、「僕ら“いけにえ”だよね」とポツリ。
年上の先輩に恋をする役の桜田通さん(写真左)。「今日は女性の方が多いので、いつかみなさんの前にも現れるかもしれない“年下の男の子”は、こういう気持ちでいつも悶々していたり、悩んでいたりするってことを映画を通して知っていただけたら嬉しい」とコメント。
さて、斎藤工さんは最初の挨拶で、「桜田通と申し……あ、“さ”が一緒だったんで」とジョーク。少し緊張気味だった会場が、笑いに包まれ和やかな雰囲気に。
続けて、「今日の僕の立ち位置ですね……これは政治的な問題じゃなくて、たまたまここになってしまって、僕は本来なら、(サイドに置いてあった)笹よりも外にいるべきだなと思っています。笹より役に立たないんで……たまたまここなので、そのへんはお手柔らかにお願いします。すみませんでした!」と、なぜかセンター位置にいることを平謝り。
場の雰囲気を盛り上げてくれるあたり、やはり斎藤さんはセンターにふさわしい方なのでは?
知英さんが演じた“ソヨン”は、性同一性障害に悩む役。そこで今回、男性の浴衣を着用して登場。浴衣を着ること自体、初めてとのこと。「斎藤さんの隣りにいるから自分が小さく感じる」と言うと、「すみません」とまたひと謝り。また会場に笑いが。
「ものすごくまっすぐな役で、僕自身感じることのない感情をこの役を通して経験させていただきました」と、前髪を結んだヘアで登場した志尊淳さん。
映画のトップバッターは、中川さんと伊藤さんの作品。撮影しているときはそれを知らされていなかったそうで、「プレッシャーです」と中川さん。注目は、死にもの狂いで体を張って走り続けたという最後のシーンだそう。
『僕のサボテン』に出演した桜田さんは、最後のシーンは「映像がすごくキレイに映ってしまっていて、僕は試写を観たときに、『これモザイクかけたほうがいいんじゃないかな』って」と。共演者の森さんは「いやいや、このシーンが私はいちばん好きです。可愛いんですよ」と言っていました。ちなみに、森さんいわく「身長差で大変だったシーンもあった」と言っていたのですが、桜田さんは「ありましたっけ?」と。そのシーンもぜひ探してみてくださいね。
撮影のエピソードに、広瀬さんが「何かありましたっけ?」と斎藤さんの顔をのぞくと、「ノーエピソード」と、斎藤さん。撮影の合間に、「(斎藤さんは)ずっとDVDを観てた」と言われると、すかさず「エッチなほうじゃないですよ」と斎藤さん。広瀬さんは漫画を読んでと、お互いそれぞれの時間を過ごしていたよう。なぜか二人ともシドロモドロになりながら、最終的に「広瀬アリスに酔いしれてください」と斎藤さんが締めると、広瀬さんから「……すみませんでした(笑)」という言葉。謝ってばかりのおふたりなのでした。
「細かい動作をどうすれば男性っぽく見えるかと頑張った」と、『片想いスパイラル』に男装で挑んだ知英さん。撮影中、日本語と韓国語での台詞があるようで、その掛け合いも見どころのひとつ。
男装の知英さんを見て、「イケメンすぎる。こんな顔に生まれたかった」とTAKUYAさん(写真右)。「しぐさなども男らしい」と話し、最初の舞台挨拶を観た事務所のスタッフから、「知英さんのほうが男らしく立ってた」と言われてしまったそう。
役のために男装をしているけれど、知英さんはもちろん女性なので、足を少し開いて立っていることも実は「恥ずかしい」と漏らしていました。
素直になれない女性は、共感ポイントも多いという『嘘つきの恋』。新川さんも「好きだからこそ、そっぽを向いてしまうこととか、共感していただけることが多いんじゃないかなと思います。……ねぇ?」と志尊さんに振ると、「そう……ですか?(笑)」という返事。
男だったらそこは行くでしょ?という感じで、どうやら自身の演じた役に対して「ないない」と思ってみていた部分が多かったのだとか。
今回の舞台挨拶で唯一共演者がいなかったため、「こんなに清水富美加を恋しいと思ったことがない」と寂しそうな千葉さん。「みなさん『こんなことあったね~』みたいにされてて、すごくうらやましい」と。そんな清水さんとは、お互い日本酒が好きということで「お酌ごっこ」をしていたというエピソードが。和気あいあいとした現場だったそう。
フォトセッションの合間で、中川さんと談笑する千葉さん。何やら楽しそうにお話していました。
“秘める想い”が描かれた映画の内容だったため、橋本さんは監督から、相手役の横浜さんの顔を見ずに台詞を言うように指導された場面がったのだとか。「そういう部分が自分の中にないのに気づかされた」と橋本さん。横浜さんは「すごく優しくて頼れるお姉さんの印象を持っていたので、すごく安心して芝居ができた」と撮影を振り返っていました。
誰かに恋をしている、また恋がしたい……そんなすべての人たちに贈る珠玉の“片想い”ラブストーリー『全員、片想い』は、本日7月2日から、新宿バルト9ほか全国公開です。(さとうのりこ)
映画『全員、片想い』
http://zenin-kataomoi.com
「MY NICKNAME is BUTATCHI」伊藤、中川大志 /「僕のサボテン」森絵梨佳、桜田通 /「サムシングブルー」広瀬アリス、斎藤工 /「片想いスパイラル」知英/「嘘つきの恋」新川優愛、志尊淳 /「あさはんのゆげ」清水富美加、千葉雄大 /「イブの贈り物」橋本マナミ、横浜流星 /「ラジオパーソナリティー」加藤雅也
■主題歌:「灯台」黒木渚
■配給:東映
(c)2016「全員、片想い」製作委員会
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