6月7日、東京・新宿ピカデリーにて、映画『セトウツミ』完成披露試写会が行われ、舞台あいさつにW主演の池松壮亮さん、菅田将暉さん、大森立嗣監督が登壇しました。
シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了する斬新なコミックを映画化した『セトウツミ』。タイトルは、主人公の瀬戸(せと)と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもので、クールな塾通いの内海(池松壮亮)と元サッカー部のお調子者、瀬戸(菅田将暉)が、ケンカもない。部活もしない。壁ドンもない。特別な事は何も起きない、ありふれた毎日を、河原に座ってほぼ全編「喋る」だけの、新しい青春映画です。
約1週間で撮影したという本作。あまりにも河原に座っている時間が長かったため、急遽座布団を用意してくれたそうですが、安い座布団のため池松さんは「座布団を用意してくれても、ぜんぜんよくなかった。(本作に)お金を使ってないんですよ。僕たちも安い賃金で働いて」とエピソードを語りました。
菅田さんは池松さんを「ボケなんです。地元(大阪)にいた感覚。日常にあるボケとツッコミ」と池松さんとのコンビに違和感がなかったようです。