睡眠アンバサダーに聞いた!眠りについて絶対知っておくべきこと3選

Everyday、睡眠不足。寝つきが悪い。真夜中に起きる。何かと忙しい現代の女性たちは、自分の理想とする睡眠を取れていない方が大半ではないでしょうか? しかし、睡眠は美容、健康、ダイエットと、私たちが気になるすべてのことのベースになっているんです! それなのに、どうしても遅くまで仕事をしたりお酒を飲んだりで、ついないがしろにしてしまう……。これではいけない。そんなわけで睡眠について真剣に学ぼうと思い、パラマウントベッド睡眠研究所で「睡眠アンバサダー」として様々な雑誌で活躍されている山品善嗣さんにお話を伺いました。眼鏡とスーツ、穏やかな物腰に低く柔らかな声……その落ち着きっぷり、さすが睡眠アンバサダーです。

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Q.まず、理想の睡眠時間は何時間ですか?
A.個人差はありますが、通常7時間くらいです。

脳機能は睡眠不足によって低下するのですが、実は6時間睡眠でもミスは増えるという実験結果もあります。6時間睡眠を1~2週間継続すると、なんと1晩徹夜したのと同じ作業効率になってしまうという報告もありますね。睡眠時間を削って無理をすると、体を壊すか心を病んでドロップアウトすることになりかねないので、睡眠は削らないでくださいね。

 

Q.睡眠を削ると太りやすいって本当ですか?
A.はい。食欲に関するホルモンに影響を与えます。

2日続けて4時間睡眠という人と、2日続けて10時間睡眠という方では、4時間睡眠の人のほうがレプチンという食欲抑制ホルモンが25%ダウンし、グレリンという食欲亢進ホルモンが30%以上増える研究結果があります。そのため、ついつい食べすぎてしまうことに。さらに、寝不足だと体の深部体温が下がり、活動的でなくなるので、それだけで消費カロリーが減少してしまうんです。

 

Q.もちろん、睡眠と健康はおおいに関係ありますよね?
A.あります。風邪にかかる率やストレスなど、心身両面に関わります。

特に秋冬は風邪って気になりますよね。平均睡眠時間が7時間未満の場合、風邪にかかる率は8時間以上寝ている人の2.94倍に上がるという結果も出ています。また、6~8時間の睡眠時間をまれにしかとれない人は、いつも6~8時間の睡眠をとれている人より7.56倍ストレスへの対処が取れていないというデータもあります。

 

お、恐ろしい! いつもついつい遅くまで飲んでしまう私には非常に恐ろしいデータです。「私はいつも終電近くまで食べて飲んで睡眠不足です!」なんて山品さんに言ったら「肥満の素ですね」などとあの素敵な笑顔で忠告されそうです。震え上がります。

さて、次回は、気になる「美肌と睡眠」の関係について伺います。(後藤香織)

 

パラマウントベッド睡眠研究所公式サイト:http://www.smartsleep.jp/research/index.html

 

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