日本が誇るエンターテイメント「漫画」。最近は雑誌のほか、スマホでも読める漫画が数多く登場し、沢山の人が漫画を楽しんでいますよね。そこで、ウーマンインサイト編集部では女子が読んでも面白い漫画をご紹介する「ウーマンインサイト女子漫画部」を立ち上げました!
ヒマがあってもなくても漫画を読んでしまう、漫画愛にあふれる編集部員たちが特におすすめする漫画をご紹介していきます。
記念すべき第1回は、週刊スピリッツで大好評連載中の丹羽庭先生作『トクサツガガガ』です!
『トクサツガガガ』は、26歳の隠れ特撮オタク、仲村さんの日常を描いたストーリー。
アイドル、漫画、ゲーム、BL、アニメ……などなど、なにかのオタクの人なら「あるある!!」と全力で首をぶんぶん振って同意したくなるエピソードが満載なんです。そこで今回は、オタク力のある人になら絶対ぴんとくる「オタクあるある」を抜粋してご紹介します!
オタクあるあるその1: 「休みに何してるかを言えない」。
オタクあるあるその2:「オタクはキーホルダーを見かけたらチェックせずにはいられないのよ!」
アクリルキーホルダーやガチャガチャでゲットしたスイング、他の人のものもついつい見てしまいます。
(C)トクサツガガガ/小学館 週刊スピリッツ連載中
オタクあるあるその3:「『うわーッ。めっちゃ萌えてニヤついてしまうーッ』を押さえる手ーッ。」
好きなものを見ていると笑顔になってしまいますが、隠れオタクは人に気づかれないようにこっそりと笑わなければなりません。
その他、ふだんはほんわかしている仲村さん、ツッコミは強烈で爽快です。あるある以外でも、1コマ1コマに仕込まれた小ネタやセリフの言い回しがイキイキしていて引きこまれてしまいます。
「結局何に使うのコレ?」「置く!置くんだよッ。」
オタクが集めたグッズに対して普通の人が持つ感想に全力反論。納得!!
「私は節約してDVDを買いたいだけなの!! むしろ死!女死力滾ってっから!!」
オタクを本気でやるとお金がかかります。特撮のDVDを買うために節約お弁当を作る仲村さんと、女子力でものごとを測る同僚とはくいちがいが起きてしまいます。口には出せないけど「よく言ってくれた!」という心のツッコミ。
そして『トクサツガガガ』は、ただ笑えるだけではなく、ほっこりする読後感があります。きっとそれは、主人公をはじめとした登場人物たちが、とてもまっすぐな性格だから。純粋に好きなものを楽しみ、好きなことを自分の生きる力に変えて元気にあふれているからだと思います。
「あんなモンでも観てたおかげで、嫌だ嫌だ言いながら、ちゃんと学校も頑張ったのかもしれないしねぇ……」
登場人物には、女の子向けのアニメを好きな男の人・任侠さんもいます。子供の頃には学校へ行くのが怖かったけれど、自分の弱さを認めながらもあきらめずに戦う「ラブキュート」の姿に、きっと勇気づけられていたのでしょう。
詳しいストーリーはぜひ、漫画を読んでみてください。「好きなものは、そのまま純粋に好きでいいんだ」と勇気をくれる作品です。個人的に大、大、大好きな漫画です。超おすすめですよ! (たきたて玄米)
『トクサツガガガ1巻』
丹羽庭 596円税込(小学館)
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丹羽庭 596円税込(小学館)
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