BLすなわちボーイズラブ。その存在は知っているけれど、きちんと読んだことがないという人も多いのでは? 美男子たちがなんやかんやとイチャイチャして最終的にイタす。ちなみに良くも悪くも私はその程度の知識しかありません。
後学のため(?)にと、腐女子のための情報サイトちるちるが主催する『2015年第6回BLアワードランキング』に入ったコミックから、各ジャンルの1位を読んでみました。
■コミック部門 1位
『テンカウント』著者/宝井理人(新書館)
エロ濃度★★★★☆(ただし1巻はエロ濃度0)
潔癖症の社長秘書・城谷忠臣が、ある日偶然知り合った心理カウンセラーの黒瀬陸と潔癖症を克服していくというストーリー。
1巻は普通にヒューマンドラマとして展開されていて、BLシーンはみじんも出てきません。だがしかし、潔癖症を克服しようともがく城谷に読み手が感情移入したと思った2巻で怒涛のアッー! が頻出するBL展開に!! 1巻とのそのエロ落差に驚きます。
潔癖症を克服していく過程が、いつのまにかにBLの調教にも重なっていくところがミソ。自分の弱みを知り尽くしたイケメンに身も心も支配されてしまうのです。
ちなみに相手役の黒瀬はBLアワードランキングの「攻めキャラクターランキング」1位(ちなみにBLではカップルがアッー! の時の役割で「攻め」と「受け」に分かれているのだ。キホン中のキホンですね)。
無愛想でなにを考えているかわからないのに強引な姿が、「腹黒の“黒” ドSの“瀬” これで黒瀬です」と高評価の様子です。
そして主人公の城谷は「受けキャラクターランキング」でこちらも1位。さすがコミック部門で1位を獲得しただけあり、キャラクターランキングでもカップルで堂々の首位獲得です。