円滑なコミュニケーションツールとして欠かせない「SNS」。ビジネスやプライベートで使うSNSの数々には、明確なルールやリテラシーがないので、迷う部分も多いですよね。
『Domani』3月号では、そんな「これ、どうしよう」に対して、立ち位置の異なる3人の識者がズバリ回答! 【ビジネス編】に続き、“あるあるシーン”をもとに、【プライベート編】のいまさら聞けない「SNSマナー」を再確認しましょう。
株式会社シェリロゼ 代表取締役・井垣利英さん
(株)オールアバウト代表取締役兼CEO・江幡哲也さん
ITジャーナリスト・高橋暁子さん
★仕事のやり取りにSNSはアリorナシ?いまさら聞けない「SNSマナー」【ビジネス編】
【プライベート編】
Q 食事やイベント写真の投稿って、見る側にしたらうっとうしいですか?(人材派遣・38歳)
A これらはかなり要注意な投稿です。あなたのランチ画像は有益な情報ですか? 一度我に返ってみてください。また友達が料理を撮るのを注意したい場合は「勝手に撮らずに、お店の人に確認しよう」と促して。(井垣利英さん)
彼氏やお子さん自慢が続くと、“感じが悪い”と思われがちに。素敵なレストランで食事したら、“ケンカもしたけど、なんとか交際○周年”など、そこに至るまでのストーリーを添えると、受け入れられやすく。(高橋暁子さん)
Q コメント欄に、イヤなことを書かれてしまいました。イラッとして不快なんですが……。(広告・39歳)
A ネット上で口論を展開しないためには、気にせずに無視したほうがいいでしょう。自分が書くときも、絶対に否定的なことは書かないこと。面と向かったら言えないことも書けてしまうのが、ネットの怖いところです。(井垣利英さん)
相手の心証を害さないことは、ネット上でのエチケットです。いろんな意見があるので、こだわらずにさらっと流すことも大切でしょう。(江幡哲也さん)
SNSは文字を中心に交流するので、どうしても誤解が生まれやすいんです。親しくなければスルーして、親しい人なら会ったとき直接話をしてみましょう。フォローはリアルコミュニケーションでするのが正解。(高橋暁子さん)
Q 集合写真をSNSにアップされたくないんです。どうすれば回避できますか?(医療関係・39歳)
A 写真のアップは、相手に確認してから行うのがマナーですよね。でも、たとえば大勢で撮る集合写真の場合。逆にネット上にアップされたい人がいたり、SNSに上げることで画像を手軽に共有できるメリットもあります。共有が前提になりそうな場合は、撮影時に自分だけ抜けたバージョンも撮ってもらうこと。知らない間にアップされてしまったら、「ちょっと今回は写りに自信がないから」と、自分だけ顔にスタンプを押してもらう手もあります。(高橋暁子さん)
ある調査では、「約7割が料理写真をSNSに投稿」という結果も。写真を投稿するのが目的のコミュニティではなんら問題はありませんが、そうではないSNSの場合は、食事の写真ばかり投稿するのは、少し考え直したほうがいいのかも?
顔の見えない相手ともつながることがあるSNSは、見る相手のことも考えて言葉を発信することで、余計なトラブルを回避できるはず。そして、スマホからの投稿では、必ずGPSをオフにするなど、セキュリティにも気をつけることもお忘れなく。(さとうのりこ)
★リンク→ https://cancam.jp/archives/114633
(『Domani』2015年3月号)
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