やば、全然知らなかった!これが常識「洗濯トリビア」12コ

「洗濯は、衣類と洗剤を入れて、洗濯機におまかせ」という、そこのあなた! その洗濯方法、本当に合っていますか? 『AneCan』3月号に「お洗濯、知ってるつもり!?」という、目からウロコの“洗濯トリビア”がズラリ! みなさんの衣類、正しい洗剤で効果的に洗えているか、いますぐチェックしてみてください。

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普段着のほとんどが“おしゃれ着用洗剤”で洗える

通常の洗濯用洗剤は、綿・麻・合成繊維に使え、汚れ(泥や黒ずみ)をしっかり落とすのに適しています。また、おしゃれ着用洗剤は、デリケートな衣類に適していて、ウールやシルクにも使えます。洗濯機の「ドライコース」で洗うと、ニオイや汚れをしっかり落としながら、色合いや風合いを守れるので、汚れがひどくない洋服は、おしゃれ着用洗剤1本で十分の場合も。

 

超ガンコな汚れには“粉末洗剤”がいいんです!

粉末洗剤は、泥・皮脂・黄ばみ・食べ物のシミなど、ガンコな汚れをしっかり落としてくれます。除菌力のある洗剤を使えば、“部屋干し臭”にも効果を発揮。汚れだけでなく、洗濯槽のカビの繁殖も抑えてくれます。

 

“おしゃれ着用洗剤”と“酸素系漂白剤”は一緒に使ってOK

「洗剤と一緒に洗ったら色落ちしない?」と思っている方が多いのが、酸素系漂白剤。実はこれ、漂白力の強い“塩素系漂白剤”と異なり、染料を脱色しないので、色柄ものにも使えます。汚れが気になる部分に直接原液を塗布して洗濯すると、汚れ落ちもアップ! おしゃれ着用洗剤と柔軟剤の併用も、もちろん◎。

 

ガンコな臭い&黒ずみは、1回分の洗剤つけ置き洗い

衣類がつかる程度のぬるま湯(40度以下)に、通常の洗濯に使用する1回分の洗剤を入れ、衣類を30分~2時間つけ置き。その後、洗濯機に衣類を洗剤液ごと入れて、ほかの衣類と水を足して通常通り洗濯を。つけ置き時に、液体酸素系漂白剤も適量入れると、汚れ落ちの効果がアップします。

 

目立つ汚れには、“酸素系漂白剤”を直接塗布!

衣類に目立つ汚れがある場合は、汚れの種類に応じて、プレケア剤(部分ケア剤)を直接塗布して、前処理を。プレケア剤がない場合、襟・袖汚れには“液体洗剤”を、食べ物のシミには“液体酸素漂白剤”を直接塗布してから洗濯してみて。

 

“柔軟剤”を規定量以上使うと、吸水力が低下することも

製品に表記してある使用量の目安で、最適に香るよう設計されている柔軟剤。規定量以上入れると、衣類が水を弾くようになってしまうため、吸水性が悪くなってしまうこともあります。

 

同メーカーの異なる“柔軟剤”の違いは、仕上りや効果

柔軟剤には、衣類をふんわりやわらかく吸水性のいい衣類に仕上げる基本機能が。そこに、各商品によって、香りや抗菌防臭効果、仕上がり感などの特長を加えています。

 

“柔軟剤”は、静電気防止&花粉症対策にも効果的

柔軟剤は、繊維をやわらかくふっくらさせて、繊維同士の摩擦を減らし、静電気の発生を防いでくれます。そのため、静電気による“花粉の付着”を減らすことが可能。洗濯中の衣類の絡まりを防ぎ、洗濯ジワを減らせる利点も。

 

“柔軟剤”同士は混ぜないほうがベター

香り以外の成分が干渉し合う可能性もあるので、柔軟剤同士を混ぜて使うのは、あまりおすすめできない使い方。ただし、“香りづけ専用”の製品もあるので、柔軟剤との併用をするなら、そちらを使うのがおすすめです。

 

洗浄力を保つには、13度以上の水で洗うのがいい

一定の洗浄力を確保するには、13度以上の水で洗濯するのがいいとされています。一般的に、約40度が洗剤液中の酵素が最も活性化する温度だと言われ、お湯のほうが洗浄力は強くなりますが、衣類の生地によっては高温で傷む場合もあるため、注意が必要です。

 

デリケートな衣類は、洗濯ネットが要らない場合も

洗濯機に「おうちクリーニング」や「デリケートコース」と書いてあるタイプは、遠心力による水流で優しく洗うため、洗濯ネットは不要。ただし、装飾品がついた衣類は、ネットに入れて洗濯を。

 

洗濯槽の中に汚れた衣類を入れておくと菌が増殖!

汚れた洗濯物を洗濯機の中に入れっぱなしにしておくと、皮脂やホコリがたまって、カビの原因や菌が増殖する可能性が。洗濯槽を洗濯カゴ代わりにせず、汚れた衣類は通気性のよいカゴに入れておくこと。洗濯槽の中を乾燥させるためにも、使用後はふたを開けておくのがベストです。

 

このほか、柔軟剤の入れすぎが“黒ずみ”の原因にも! さらに、洗濯物を洗濯槽に詰めすぎると、洗濯槽の中で衣類が動かず“汚れやニオイの素”が落としきれない場合が。知っていたつもりだったけど、実は思い込みだった!という洗濯のアレコレ。「私、間違ってた!」ということがあれば、今日から正しい洗濯をはじめましょう!(さとうのりこ)

AneCan2015年2月号表紙

(『AneCan』2015年2月号)

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