夏のおしゃれアイテム、どうやって管理してる?
例年に比べてもとびきり暑い今年の夏。お出かけして夏を満喫している方も多いのではないでしょうか? ここではそんなお出かけに欠かせない、4つの夏アイテムをピックアップし、ライオン株式会社お洗濯マイスター、大貫和泉さんの提案するお手入れ方法をご紹介していきます!
夏アイテムその1 「ワンピース」
ステップ1 洗濯表示を確認して、適切な洗剤を選ぶ
洗う前に必ず洗濯表示を確認しましょう! 洗濯表示のいちばん左に「バツがついたマーク」がなければ、家で洗濯してもOK。注意書きも要チェック! 大切な衣服の場合は「中性」の表示がなくてもおしゃれ着用洗剤を使用するのがおすすめです。
ステップ2 前処理をする
エリや袖口、ワキの下などの汗ジミには、おしゃれ着用洗剤、または液体酵素系漂白剤を直接塗ります。食べ物のシミには液体酸素系漂白剤かシミ用の部分洗い剤をつけておきましょう。取扱表示に「中性」と書いてある場合はおしゃれ着用洗剤を使って処理してください。液体酸素系漂白剤を使うときには、洗濯表示を見て使用できるか確認しましょう。
ステップ3 洗濯ネットにいれる
からまりや傷みを防ぐために、洗濯機で洗うときは洗濯ネットに入れてから洗いましょう。服のファスナーやボタンは事前に閉めておき、ビーズやスパンコールなどデリケートな装飾がついているときは裏返しておくのがポイントです。
ステップ4 やさしく洗う
表示に従って洗濯機の「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなどの弱水流コース」で洗います。「手洗いマーク」があった場合は、手でやさしく「押し洗い」しましょう。柔軟剤を使用するのがオススメです!
ステップ5 ポイントを押さえて干す
ポイントその1 形をととのえる
洗濯じわができるのを防ぐために、脱水後はすぐに取り出します。両手でウエスト部分を持って振りさばき、形をととのえてください。
ポイントその2 ハンガーにかけて日陰干し
肩幅に合わせたハンガーにかけて形をととのえ、日陰に干します。
ステップ6 アイロンがけする
素材に合わせた温度でアイロンがけしましょう。ポリエステル素材のものはドライアイロンでかけてください。
夏アイテムその2 「浴衣」
ステップ1 洗濯表示を確認して、適切な洗剤を選ぶ
洗濯表示を見て、家で洗えるかチェック。いちばん左に「バツがついたマーク」がなければ家で洗えます。
ステップ2 前処理をする
気になる汚れに、おしゃれ着用洗剤をつけておきましょう。ここまではワンピースの洗い方とほとんど同じですね。
ステップ3 「袖だたみ」をして洗濯ネットへ
洗濯機を使うときは、「袖だたみ」をして大きめの洗濯ネットに入れてから洗いましょう。
〈「袖だたみ」のやり方〉
①背縫い部分を折って袖と袖を合わせる
②袖を折り返し、3つ折りか4つ折りにする
ステップ4 やさしく洗う
洗濯機の「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなどの弱水流コース」で洗います。「手洗いマーク」があった場合は、手でやさしく「押し洗い」しましょう。
ステップ5 浴衣の干し方で乾かす
洗濯後は、早めに干してください。ここでは2通りの干し方をご紹介します。
・屋外での陰干し
①シワを伸ばす
手のひらで叩いて、しっかりシワを伸ばしましょう
②形をととのえて陰干しする
物干し竿や着物ハンガーにかけて、風通しのいい場所で干しましょう!
・着物ハンガーがない場合の部屋干し
【例1】ハンガーを3つ使って干す
【例2】角ハンガーを使って干す
室内で干すときは扇風機を使って干すと早く乾きますよ。
夏アイテムその3 「晴雨兼用傘」
晴雨兼用傘は、ポリウレタンコーティングがされているかどうかでお手入れの方法が変わってきます。タグに「PUコーティング」と記載されていたらポリウレタンコーティングがされている証です。傘の生地に光沢感があってツルツルしていたらポリウレタンコーティングがされている可能性が高いので、タグがない場合はぜひ判断材料にしてみてください。
〈ポリウレタンコーティングがされていた場合〉
ステップ1 ホコリをはらう
傘に付着しているチリやホコリを、洗濯用ブラシで取り除きましょう。
ステップ2 濡れタオルで拭く
水に浸して、きっちり絞った清潔なタオルで内側も外側も丁寧に拭きます。
ステップ3 日陰で干す
完全に乾くまで、日陰で干して完了!
〈ポリウレタンコーティングがされてないかった場合〉
ステップ1 ホコリをはらう
まずはホコリを払います。
ステップ2 洗剤液を作る
洗濯おけに水を張り、そこにおしゃれ用洗剤を溶かして洗剤液を作ります。
ステップ3 傘の内側と外側を洗う
傘の内側と外側を、洗剤液をつけたスポンジで軽く叩くように洗います。強く擦るのはNG!生地が傷んでしまいます。
ステップ4 水をかけてよくすすぎ、水分を拭きとる
洗い終えたら、水ですすぎます。スポンジで軽く擦りながらすすいでください。しっかりすすげたら乾いたタオルなどでよく水気を拭き取りましょう。
ステップ5 日陰で干す
傘は何度も使っていくうちに、はっ水力が低下してしまうので、乾かし終わったら「はっ水スプレー」を吹きかけてあげるのもおすすめです。
夏アイテムその4 「水着」
水着のお手入れは、持ち帰るときからが勝負! まずは持ち帰る際のポイントをご紹介します。
〈持ち帰る時のポイント〉
①水洗いする
②色落ちしないタオルに包んで持ち帰る
続いて、持ち帰った後の洗い方です。
ステップ1 洗濯表示を確認し、外せる胸のパッドは外す
水着にたくさん砂がついていた場合は、洗濯機を傷つける可能性があるので、手洗いするのがおすすめです。
ステップ2 落ちにくい汚れがある場合は前処理する
サンオイルなどの汚れにはおしゃれ着用洗剤を、シミには液体酸素系漂白剤かシミ用の部分洗い剤を塗りましょう。
ステップ3 洗濯ネットに入れる
水着は型くずれしやすいので洗濯ネットが必須です!
ステップ4 やさしく洗う
型くずれを防ぐために、脱水は短めに設定してください。水着はデリケートな素材で作られていることが多いので、おしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
ステップ5 形を整えて陰干しする
脱水後はすぐに干してください。肩ひもをつまむように干すと生地が伸びやすいので、脇やアンダーバスト部分をはさんで干しましょう。丁寧に形を整えてあげてくださいね。
ステップ6 乾いてから、繊維に入り込んだ砂を指で弾いて取り除く
砂は乾いている時の方が簡単に取り除くことができるんです! 生地をピンと伸ばしながら指で弾くように取り除きましょう。
お手入れすれば長く使えるかも…!
いかがでしたか?せっかく厳選したこだわりの夏アイテム。これからも長く使っていくために、丁寧にお手入れして、いたわってみては?(石川智香子)