あなたはマスク敏感肌? マスクトラブルの原因と有効なスキンケア法をチェック!
コロナ禍になり、マスクが手放せない毎日。長時間付けることで、マスク内が蒸れたり、こすれたりして肌荒れに悩まされる方も多いかと思います。
毎日着用しなければいけないからこそ、マスクトラブルと向き合って、ケアに力を入れたいですよね。そこで今回は株式会社ドクターシーラボの調査を基に、マスク敏感肌診断リストとスキンケア法をご紹介します♡
Q.マスクを日常的につけることによる肌悩みはある?
肌悩みを持つ方は72%も! マスク着用によりニキビや乾燥、かゆみなど肌が敏感になっていると感じることが増えましたよね。
さらに、これから高温多湿な夏、敏感肌が顕著に表れやすい秋は肌の敏感化が加速しそう。ここからは、マスクによる肌トラブルが起きる肌状態「マスク敏感肌」かどうか、皮膚科医監修の診断リストでチェックしていきましょう!
皮膚科医監修「マスク敏感肌」診断リスト
◆肌症状編
□肌が乾燥しやすい
□洗顔後に肌がつっぱる
□化粧水の浸透や化粧水のノリが悪い
□化粧品をつけるとき、つけた後に、かゆみ、ひりつきを感じることがある
□ニキビや吹き出物ができやすい
□肌あれを起こしやすくなった
□肌に赤みがでやすいと感じる
□肌がくすんだと感じる
◆生活習慣編
□マスクを着脱する機会が多い
□マスクの摩擦や刺激を感じることがある
□食生活が不規則になっている
□睡眠不足が続いていると感じる
□リフレッシュする機会が少なくなった(自粛生活によりストレスが増えたと感じる)
□在宅勤務等で、運動不足の生活が続いている
□UVケアを怠りがち
いくつ当てはまったでしょうか。多ければ多いほど、マスク敏感肌になりやすい肌状態や生活習慣かもしれません。
マスク敏感肌の原因
そもそも敏感肌とは、トラブルを感じやすい肌のこと。敏感肌のうち、アトピーやアレルギーなど医学的敏感肌は全体の10%で、それ以外は土地柄や季節変動などの環境ストレス、性ホルモンの働き、加齢などの後天的な要素により起こります。
今はマスク着用により、もともと敏感肌の方はもちろん、今まで肌の不調を感じていない健康肌の方も敏感肌状態となりトラブルを感じやすくなっています。
マスク敏感肌は、マスクで覆われている頬のあたりにかゆみが起きるケースが非常に多いです。マスクの内側は高温・多湿の蒸れや摩擦によりバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすい状態に。さらにマスクを外すと一緒に水分も奪われることもあるため、着脱をすればするほど敏感になります。またインナードライによる過剰皮脂や雑菌の繁殖により、敏感肌状態に。
マスク敏感肌に有効なスキンケア
まずは肌のバリア機能をアップさせることが必要。さらに低刺激で、不要なものを与えずに、しっかりと潤いを与えるケアをすることが大切です。バリア機能を高めるセラミド配合のスキンケアを使うなど、しっかりと水分による保湿ができ、摩擦なくシンプルにスキンケアができるアイテムがオススメです。なるべく顔を触らないようにというのもポイントです。
夏・秋にマスク敏感肌を加速させないために「してはいけないこと」3つ
【1】乾燥
わずかな乾燥から敏感肌に移行することも。水分をしっかり入れ、かつ膜を張る成分がしっかり入っているアイテムに変えるのがベストです。特に夏はどんなに敏感肌・乾燥肌でも皮脂が出るので、保湿は特化しましょう。
【2】摩擦
今はマスク摩擦があるため、肌の刺激は極力抑えるように。化粧水やゲルを塗るときも、動かすのではなく抑えるようにするなど、スキンケアの馴染ませ方にも工夫をしましょう。
【3】日焼け
紫外線や排気ガス、PM2.5などの外的刺激が肌に直接当たると炎症に直結するので、UVケアは必須。またマスクは顔を覆うのでUVブロックしているように思いがちですが、特殊加工でない限り紫外線は透過します。
マスク敏感肌は常に肌に炎症が起こっている状態。これまでと同じスキンケアで夏や秋を迎えてしまうと、炎症が蓄積し、シミやシワ、たるみの原因にもなってしまいます。まだまだマスク生活が続くので、肌症状や生活習慣、スキンケアを見つめ直して肌の炎症を抑えるようにしましょう◎(齋藤有紗)