コロナ禍での結婚。お金の使い道はどう変化した？
「海外で挙式したい」「可愛い婚約指輪がほしい」……など、誰もが一度は思い描いたことがある理想の結婚式。好きな人との結婚だけでも嬉しいのですが、結婚式もしてみたいですよね。
しかしコロナ禍の昨今、以前と同じスタイルで行うことは難しくなっているようです。そこで今回は、縁結び大学がの2017〜2021年に結婚した188名に行った調査をもとに「結婚にまつわるお金の使い方」について実態をご紹介していきます！
Q.結婚に関するもので一番多く費やしたものは？
「結婚式」「新婚旅行」「フォトウェディング」はコロナ禍で減少する一方で、家具や指輪にお金をかける方が増加。一度きりのイベントや行動などの「コト消費」から、結婚生活で今後長く使用する「モノ消費」へと消費傾向が変化しているようですね。
ここからはそれぞれの支出について、理由を聞いてみました。
◆結婚式
「遠方から友人や親戚を呼ぶのが困難だと考えて結婚式や会食は行いませんでした」（回答多数）
「海外挙式を予約していましたが、渡航できなくなったので、フォトウェディングにしました」（35歳女性／2020年2月結婚）
「結婚式を挙げたい気持ちはありましたが、いつできるのか予定が立てられず、ひとまず写真だけ撮影しました」（35歳女性／2020年5月結婚）
結婚式を縮小して行うというよりは、結婚式自体を「しない」方が増えているようですね。「結婚式をしたい」と思っていても現実的に考えて難しく、写真だけ記念に残そうとするようですね。
◆婚約指輪
「婚約指輪の代わりに、ほかのことにお金を使った」（回答多数）
「結婚する前からすでに半同棲していたため、家具などは揃っていました。結婚式は行えなかったので、結果的に婚約指輪が一番お金を費やした」（29歳男性／2020年3月結婚）
「一生に一度しか買わない物だし、なかなかもらえない物だからこそ、記念に良い物を持っておきたかったから」（34歳女性／2020年4月結婚）
「結婚指輪のみでいいと思ったためです。自分も彼女も婚約指輪に対して必要性をあまり感じなかったので、買いませんでした」（27歳男性／2020年12月結婚）
結婚式をしない代わりに、結婚の記念となる「結婚指輪」にお金を費やしているようですね。中には「普段指輪を付けないから」といつでも身につけられて実用的な時計やネックレスを彼に買ってもらったという方も。指輪という形式にこだわる必要もないかもしれませんね。
◆結婚指輪
「旅行に行けなくなったため、手元に残る指輪にお金をかけました」（回答多数）
「ふたりで「欲しいね」と話してはいましたが、夫は仕事では着けられないし、先延ばしにしています。指のサイズの関係で店頭に行かないといけないのですが、外出しづらいので買わないまま今に至ります」（34歳女性／2020年8月結婚）
「婚約指輪と結婚指輪、両方あっても着けていくところがないし、結婚指輪に費やすお金がもったいなく、結婚10周年になったら記念に買うことにしました」（27歳女性／2020年6月結婚）
「あとで買おうと思っていたのですが、外出できなくて買わずに時が過ぎてしまいました」（33歳女性／2020年1月結婚）
新婚旅行を断念した分、ずっと身につけることができる結婚指輪に一番お金をかけたようです。一方で、まだ購入できていない方全員が「結婚式をしていない」と回答。指輪交換のセレモニーがないため、結婚指輪の必要性も薄れているようです。
◆新婚旅行
「予定が立たないので、落ち着いたら行きたいです」（回答多数）
「海外に新婚旅行に行きたいのですが今は渡航制限があって無理なので、状況が落ち着いたら行く予定です」（25歳女性／2020年12月結婚）
「遠出すること自体が難しい状況だったので、新婚旅行には行きませんでした」（31歳男性／2020年1月結婚）
外出自粛や渡航制限のため新婚旅行に行かない方が多いようですね。一方で、パンデミックがおさまれば「新婚旅行に行きたい」と考えているようです。今から新婚旅行計画を立てるのも楽しそうですね！
◆家具・家電
「結婚式ができなかったため家電にお金をかけた」（回答多数）
「良い物を購入すれば、長く使えて生活の質も上がるので、良い家具・家電にお金を費やすことにしました」（回答多数）
「家具はあとから少しずつ買えばいいと思い、予算の都合もあってまだ買っていません」（33歳男性／2020年3月結婚）
「彼が一人暮らしのときに使っていた家具を、結婚後もそのまま使っています」（41歳女性／2020年4月結婚）
「もともと同棲していたので、結婚したからといって改めて買う必要がありませんでした」（32歳女性／2020年1月結婚）
家具や家電に関しては、ずっと二人で使えるものであるのでお金をかける方も多いようです。中には「同棲していたので必要ない」「一人暮らしのを活用した」という方もいるようです。
どのような状況であっても、「二人で幸せに暮らしていくために何にお金をかけるのか」と話し合って考えていくことが大切ですね。二人の考えを揃えておくことで、どんな形であれ、良い結婚生活を迎えることが出来そう♡ （齋藤有紗）
情報提供元／縁結び大学
