本日10月29日、東京・新宿の「中村屋」が、「新宿中村屋ビル」となって新装オープン! 中村屋の歴史は古く、1901(明治34)年に、相馬愛蔵・黒光夫妻により、東京・本郷で“パン屋”として創業。1909(明治42年)年に新宿の現在地に移転してから105年が経過(旧本店ビル/地下2階&地上6階建てのビルは、1958年~)し、2011年10月の再開発のための閉店から3年。ついに「新宿中村屋ビル」となり、グランドオープンします。
「新宿中村屋ビル」は、地上8階、地下2階の10フロアからなる商業ビル。中村屋の店舗は、8Fのレストラン「Granna(グランナ)」、B1のデリカ&スイーツ「Bonna(ボンナ)」、B2のレストラン&カフェ「Manna(マンナ)」と、3Fにある「中村屋サロン美術館」の全4つ。
↑中村屋と言えば、カリー! そして、カリーパン!
●8F/レストラン「Granna(グランナ)」
インド、中国、ロシア、フランスなど各国の料理を紹介してきた中村屋が、その調理技術を活かし、現代の要素を加え、新しい中村屋の料理を提案するダイニングレストラン。
●3F/「中村屋サロン美術館」
創業者の相馬夫妻は、店の経営だけでなく、芸術や文化への理解と関心も高く、明治末~大正・昭和初期にかけて文化&芸術を支援。そんな中村屋ゆかりの作品の展示などを行う美術館には、小規模ながら、気軽に芸術を楽しめる場になっています。
●B1/デリカ&スイーツ「Bonna(ボンナ)」
113年の歴史の中で、クリームパンや月餅を生み出してきた中村屋が、新しいスイーツやデリカを提案。こだわり抜いた素材で作られたデリカ&スイーツは新たなブームの予感!
↑シュークリームのおいしさに驚いた創業者夫妻が、それをヒントに作ったクリームパン。「ふわとろクリームパン」
↑中村屋伝統の焼月餅を現代風にアレンジした、「彩果月餅」。
●B2/レストラン&カフェ「Manna(マンナ)」
創業者とインド独立運動の志士との出会いから生まれたインドカレーをはじめ、昭和2年のレストラン開店以来磨き上げてきた、中村屋の伝統料理を提供。フロア座席は113席も。
なかでも注目は、デリカ&スイーツの「Bonna(ボンナ)」。クリームパンや月餅、いろいろな焼き菓子に、中村屋オリジナルのバターやヨーグルトを使ったスイーツなど、今までありそうでなかったスイーツに囲まれて、至福のときを過ごせます。
Woman Insightスタッフが感激したのは、「新宿カリーパン」(※中村屋では「カレーパン」を“カリーパン”と呼んでいます)! 中村屋のカリーといえば超がつくほど有名ですが、昭和のはじめにラス・ビハリ・ボースが伝えた祖国インドの純印度式カリーをもとに、材料や製法にこだわったシェフ特製のカリーパン。衣のパン粉は揚げるとサクサク。そして具の肉は、ひき肉状のものと荒く刻んだ鶏肉が。食べていると、ゴロッとした鶏肉にあたり、その贅沢感に大満足! ひとつ324円(税込)と少々お高くでも、プレミアムなカリーパンは、カレー好きなら一度は食べる価値あり!です。
↑中から、こんなに大きな鶏肉が!(食べかけですみません!)
↑同フロアで揚げているので、出来立てがいただけます。
ほかにも、中村屋ならではのスイーツがいっぱいです!
↑中村屋オリジナル乳酸菌で作ったヨーグルトを水切りした「濃厚デザートヨーグルト」は、キラキラしていてジュエリーのよう!
↑クリームパンの“自家炊きカスタード”をベースにしたクリームを入れた、さくさくの「クリームクロワッサン」。
↑ふんわりシフォンケーキで粒餡と生クリームをサンドした、どら焼きの進化系「シフォンどら焼き」。
↑月餅とショコラと果実がコラボ!「彩果ショコラ月餅」。
↑とろっとした黒蜜を閉じ込めたり、果実の蜜をトッピングした、見た目にも華やかな「スイーツ大福」。
中村屋の伝統の味とワザから生まれた、新たなスイーツたち。年末の帰省の手土産にもおすすめなスイーツが満載です。「新宿カリーパン」もぜひ一度ご賞味を。(さとうのりこ)
新宿中村屋ビル
https://www.nakamuraya.co.jp/
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