マネしたい♡美容家がガチでやってる「マスク肌荒れ対策」と「冬のおうちケア」

毎日のマスクで肌もお疲れ気味……。さらに外の乾燥や室内の暖房で、肌が常にカサつきがち。そんな、肌にとって過酷な環境にさらされている今年の冬ですが、キレイな人たちはここぞとばかりに美容法をプラスしているんです!

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そこで今回は、美容家の岡本静香さんと岸和枝さんがガチで実践している方法をご紹介♪2021年の冬をキレイに乗り切るヒントになりそうです♡

■美容家のマスク肌荒れ対策

マスクが肌にこすれることで、肌荒れやニキビなどにつながることも。美容家は、マスクから肌を守るためにどんな対策を実践しているんでしょうか?

1.岡本静香さんの場合

「心地よい美容」をテーマに、自らの素肌を大事にする美容法を長年伝え続けている岡本静香さん。素肌に直接触れるマスクに対しても、丁寧に対策しています。

●肌に優しい天然繊維の素材を使用

「肌のことを考えて、極力、『麻、シルク、上質なコットン』などの天然繊維のマスクをつけるようにしています。特にシルクは天然の保湿成分が肌をきれいにしてくれる効果も期待できるので愛用しています」(岡本さん)

●マスク内と外気の「寒暖差」に気を配る

「冬は寒暖差の対策も必要。マスクをつけているとマスク内の温度と湿度が高いですが、マスクを外すと急激に顔周りの温度と湿度が下がります。このように急激な寒暖差が生じると、肌のバリア・保湿機能に重要な酵素のひとつである『カスパーゼ14』という成分が減少してしまい、肌のキメが乱れ、肌自体の持つ天然保湿成分の産生も妨げられてしまうことが近年の研究で分かってきています。
寒暖差対策として、顔にはまず乾燥ダメージに対応する美容液を塗ります。そして化粧水、乳液、クリームまたは日焼け止めを塗り、その上から色の薄いルースパウダー、または透明感のあるルースパウダーなど、マスクに色がつきにくいものをのせています。これでベースメイクの色落ちを防ぎやすくなりますし、潤いを閉じ込めることもできると思っています」(岡本さん)

●マスクニキビにはたっぷりの保湿や睡眠でカバー

「マスクニキビができたときには、いつもより洗顔を丁寧にし、たっぷり保湿するよう心がけています。食生活の乱れが原因であることも多いので、チョコレートなどのお菓子や、揚げてから時間の経った揚げ物を控える、野菜や発酵食品を普段よりも積極的に摂るなどして食生活を見直すほか、思いきって夜の7時や8時などの早い時間に就寝してしまい、たっぷり睡眠を取るようにもしています。」(岡本さん)

2.岸和枝さんの場合

続いては、韓国発のコスメブランドBONOTOX Japanの常務取締役を務めながら、アンチエイジングアドバイザーや美容家としても活躍中の岸和枝さん。その豊富な知識と自ら実践する美容法の中から、BONOTOXのおすすめ商品も交えつつ、マスクにまつわるとっておきの対策を披露してくれました♪

●こまめに交換して清潔なマスクを着用

「最も重要なのは、清潔なマスクを使用することだと思っています。一度つけたマスクは雑菌の温床。呼吸で湿っている上に、体温と同様の温度になっているなど、雑菌の繁殖しやすい条件がそろっているから。洗濯可能なマスクであれば、まめに洗濯。また交換用のマスクを常備し、一日に2~3回、交換するようにもしています」(岸さん)

●肌に優しい素材を選択

「今は色んなマスクが出ていますが、その中でも肌に優しい素材を選んでいます。例えば、ヒアルロン酸を塗布したマスク、シルク素材を練りこんだマスクなどです」(岸さん)

●摩擦から肌を守るためにクリームを多めに塗る

「一日中マスクを外す予定がない日の朝は、思いきってマスクに隠れる部分はメイクをせず、すべりの良い、肌を保護するシカ成分配合などのクリームを多めに塗って、マスクの摩擦から肌を守るよう心がけています」(岸さん)

■冬のおうち美容法

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二人のマスク肌荒れ対策を知ると、キレイの理由に思わず納得。普段からどんな美容法を実践しているのかも気になってきます。おうち時間が増える今、おうちで真似できそうな、冬の時期に行っている美容法もうかがいました♡

1.岡本静香さんの場合

●スキンケアは水分・油分のバランスをキープし、温めながら保湿!

「冬のスキンケアは水分系と油分系を1:1にするのがポイント。化粧水などの水分系のケアと、美容液やクリームなどの油分系のケアを同じくらいの割合にし、油分系に偏りすぎず、水分系の保湿もたっぷりとするよう心がけています。
また、冬は寒暖差の影響を受け、保湿剤などが肌にうまく浸透しづらくなり、余計に乾燥が進んでしまうという悪循環に陥ることも。幸い、近年は美肌菌や肌の角層を整えたり、肌自体が作り出す天然の保湿成分を作りやすくしてくれるスキンケアアイテムが増えているので、注目しています。
また、スチーマーで温かいスチームを当てながら、導入美容液と化粧水を塗っています。温めながら保湿を行うことで血行を良くし、化粧品の浸透を高めたり、顔色を良くしたりすることができます」(岡本さん)

●白湯とショウガで身体を温める

「毎朝、必ず白湯を作って飲みます。実は20代前半の頃、本当に冷え性で、半ばあきらめていたのですが、白湯を飲む習慣を取り入れてから、肌の透明感が変わりました。顔色も健康的になり、温めることで全身の細胞が正常に働くようになったのでは?と感じるほど。身体を温めるために、食事でもショウガを毎食、食べるようにもしています。お味噌汁の具として入れたり、野菜炒めにざく切りにして入れたりしてたっぷり摂るのを心がけています」(岡本さん)

●暖房・電気毛布のつけっぱなしは避ける

「肌を乾燥から守るために、暖房や電気毛布をONにしたまま寝ないようにしています。どちらも寝る前に一時的につけて暖めておき、寝るときは消しています。また暖かい素材のパジャマにボリュームのある羽毛布団という保温性の高い環境を作って眠りにつくようにしています」(岡本さん)

2.岸和枝さんの場合

●バスタイムは極上オイルで乾燥ケア

「冬には顔はもちろん、ボディのスキンケアも必須。乾燥が進むと肌が敏感になり、気がつかない間にかきむしってしまい、黒ずみの原因になることも。バスタイムでは肌の表面の水分を逃さないよう、BONOTOXの『BENIレッドジンセンヘリテージオイル』をバスタブの中に数滴たらしています。また防水加工がされた美顔器を半身浴しながら使用し、冬に滞りがちな血流をめぐらせながらプラスワンのケアを行っています」(岸さん)

●オメガ3・6・9系油を食事に取り入れ美肌に配慮

「食事で特に意識して摂取しているのが上質な油。料理するときにも、サラダ油は使用せず、天然由来のオメガ3系、6系、9系を含むアマニオイルやエゴマオイル、チアシードオイルなどを、お料理や気分に合わせて使い分けています。オメガ3系は血流改善、オメガ6系と9系は美肌効果などが期待できるといわれています。
時間がなくてお料理ができないときには、ティースプーンにひとさじ、そのままサプリメント代わりにいただくこともあります。最近では遺伝子組換えをしていない食用なたね油『Miroku OIL』を積極的に摂取するように心がけています」(岸さん)

●睡眠中はフェイスパックで肌を保護&美容成分補給

「眠っている間も肌は乾燥が進みますし、寝具との摩擦で肌へのダメージも進んでいきます。そこで使っているのが、寝ながらつけられるBONOTOXの『セカンドスキンクリーム』というフェイスパック。肌にラップをしているかのように外的刺激から肌を守り、美容成分を合理的に入れ込むことができます。フェイスパックによっては、寝ながらつけると余計に乾燥してしまうものもありますので、就寝時に使用することが推奨されているものを選んでくださいね」(岸さん)

冬のおうち美容も、美容家ならではの丁寧で細かなケアがぞくぞく登場しましたね。ぜひできることから真似して、この冬はマスクにも乾燥や寒暖差にも負けない、強くキレイな肌をキープしましょう♡

●教えてくれたのは…
岡本 静香さん
コメントの説得力、今年15周年を迎える確かな経験値、インスタグラムなどでの発信力の高さを併せ持つ若手美容家。“感覚を大切にする、心地よい美容”をテーマに、心と美容を繋げ希望をもたらす発信が共感を呼び、現代を生きる女性たちの心強い味方となっている。一歳になる娘の母。著書に「自分の肌を好きになったら運命は変わる」「岡本静香のすっぴん美容」などがある。

岸 和枝さん
BONOTOX Japan 常務取締役・美容家
アンチエイジングアドバイザーとしての活動の傍ら、通販番組のプロショッパーとしてハイブランドのマーケティングに携わりながら、約20年以上にわたり活動。最先端の幹細胞テクノロジーを搭載したコスメティックライン「TimelessCODE」をプロデュースし、自らが出演をして販売も手掛ける。エイジレスな美貌でカリスマプロショッパーとして指名するブランドも数多く、美容家としても人気が高い。

構成/西村朝子