生理前や生理中に、「憂鬱」「何もやる気が起きない…」なんて思うとき、ありませんか? デリケートな問題だけに、相談するのは勇気がいることだし、ましてや男性に話すのは少し気が引ける。でも、恋人や結婚した相手には理解してほしいですよね。
女性にとっては少々やっかいな問題だから、自分以外の人はどう向き合っているのか気になります。20代~50代の女性に「生理のとき助かったこと・理解してほしいと感じたこと」をぶっちゃけてもらいました…!
Q. パートナーと生理について話し合ったことはありますか?
ある…51%
ない…49%
パートナー(恋人・配偶者)と生理のことについて話し合ったことがあるか否かは、ほぼ半々という結果になりました。デリケートな問題だけれど、意外にも男性と共有する女性が多い印象。特に、結婚したカップルなら、将来を見据えて話し合うことはとても大切なことですよね。パートナーが理解してくれているという安心感があると、女性の負担も少しは取り除けそうです。
話し合うことのほかに生理に理解ある行動をしてくれると、言葉だけじゃなく本当に理解してくれていることを感じることができますよね。どんな行動が女性を助けるのか、女性目線で感じたことをご紹介します。
生理について理解ある行動とは?
「デートの行き先を変えてくれた(お家デートに変更など)」(回答多数)
「お腹をさすってくれた」(回答多数)
「家事をしてくれた」(回答多数)
「体調を気遣ってくれる」(20歳女性)
「外出中に生理になったとき、ショーツやナプキンを買ってきてくれた」(23歳女性)
「鉄分が摂取できる食べ物や飲み物を買ってきてくれる」(22歳女性)
「イライラ期間に当たっても、笑いに変えて受け流してくれる」(39歳女性)
「自分のことのように心配してくれる」(18歳女性)
生理痛や生理中の気分は、人によってさまざま。その人が一番どうしてほしいかをくみ取って行動することが、理解ある行動と言えそうです。「イライラ期間でも笑って受け流してくれる」というのは、男性の生理への理解と寛容さが感じられる気遣いにあふれた行動ですよね。他人事と思うのではなく、自分も一緒になって考えてくれることが、女性にとって助けになるのです。
反対に、「理解がないな…」と思った言動に関しても聞いてみました。
生理について理解がないなと思った言動
「気分の浮き沈みが激しいと言われたこと」(42歳女性)
「『生理は病気じゃないんだから…』と言っていたのを聞いたとき」(26歳女性)
「生理痛で仕事を休んだ時に、『生理ごときで休むな、甘えだ』と言われたこと」(22歳女性)
「経験したことがないからわからないと言われたこと」(25歳女性)
「生理なのにホテルに行こうとしたこと」(27歳女性)
「キツいと言っても無視。はいはいみたいな態度」(33歳女性)
「腹痛がひどくて横になっていた時、『ご飯まだ?』の一言を受けたとき」(56歳女性)
理解しようという姿勢がまるで見られないですよね。素直につらいと言えない環境は女性にとってとても苦痛です。ましてやパートナーに理解されないのは、生理痛以上につらいです。「経験がないから」「病気じゃないんだから」ではなく、「経験がないからもっと知ろう」「病気じゃないけれどどうしてつらそうなのか」と、女性のこと・生理のことについて向き合うことが大切です。
最後に、女性が生理のときにパートナーだけでなく、仕事の同僚や学校の同級生など身近な人にしてほしいと思うことをアンケート。
生理のときに身近な人にしてほしいこととは
「そっとしておいてほしい」(回答多数)
「暖かい飲み物をくれると嬉しい」(回答多数)
「家事をしてほしい」(回答多数)
「変に気を遣わず、普段通りでいい」(26歳女性)
「生理中であることを理解してほしい」(27歳女性)
過度な心配よりも、生理であることへの理解とささやかな気遣いが心に染みます。何も言わずに女性の心に寄り添うこと、実はこれが一番女性が望んでいることなのかもしれません。
生理についてパートナーと話し合うことも、理解してもらうには有効な方法のひとつです。ひとりで抱え込まず、パートナーを信じて飛び込んでみると意外な発見が見つかるかも♡(岩川菜奈)