あなたは大丈夫?信用されない人の特徴
人間関係において信頼は大事な要素。恋愛においても社会生活を送るうえでも、信用がなければ円滑にやっていくことは難しいと言えます。でも、中には信用されがたい人がいるのも事実。一体どこに問題があるのでしょう。そこで今回は、「信用されない人の特徴」をご紹介いたします。
■いつも不機嫌でイライラした表情をしている
ニューヨーク大学の実験によると、表情の作り方次第で信頼度を高めることができるということがわかりました。その実験によると、マジメそうな顔立ちや賢そうな顔立ちよりも、幸せそうで満ち足りた表情が最も信頼されたのだとか。
確かに幸せそうにしている人は、人間関係や健康面も上手くいっているように見えますよね。そのため逆に、いつも不機嫌でイライラした表情をしている人は、どんなに優秀でも信じてもらいにくいと言えるのです。
■人のウワサ話、とりわけ不幸話が何よりも好き
人のウワサが好きな人は、なかなか周囲から信用されず要注意人物として扱われやすいと言えます。話しているほうは気分よく情報通を気どっているかもしれませんが、聞く側はいずれ自分もこうやってウワサのネタにされるのではという危惧感にかられてしまうでしょう。
それが不幸話や悪いウワサならなおのことですよね。ウワサ話が好きな人は他者の状況を利用して、自分の承認欲求を満たしたいという心理が見え隠れするため、周囲から信用されがたいのです。
■お金と時間にルーズで約束を守らない
お金も時間も、人の労力が形を変えて生み出されるものです。つまり、自分自身の意思や努力を反映したものだと言えます。そのため、約束を破ってそれらを気軽に奪うような人や、意図せず奪ったとしても謝罪の気持ちがない人、そしてそれを常習化するような人は信用されないでしょう。つまり、ルーズな人は周囲に損を被らせているため信頼されないのです。
人は得をするよりも損をしたくない、損失を回避したいという心理・損失回避の法則があります。自分に損をもたらす人を信用するのは、相当難しいのです。
■言動と行動が一致していない
心理学的に見ると、信頼と好意は同一次元のポジティブな感情とされています。つまり、嫌われながら信頼されることはないとも言えるのです。そのため、相手の信用を得るには、どうすれば相手が自分に対して好意を持ってくれるかを考えながら行動することが大切になります。
そのために重要なのは、言動と行動を一致させるということ。どんなに上手いことを言ったとしても行動が伴っていなければ、それはウソをついているのと同じことです。そのように自分にウソをつく相手に、人は心を許すことはできません。だからこそ、言うこととやっていることに矛盾がある人は、信用されないのです。
信用は得るには難しいものですが、失うのはたやすいものだと言えます。そういう意味では、お金や地位、愛情といったものよりもはるかに価値が高いと言えるかもしれません。むしろ、お金や地位などの土台となるのが信用です。そういう意味では、信用されない人というのは人生においてかなり損をしていると言えます。目には見えにくいですが、確かに人の心の中に蓄積していくもの、それが信用なのです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。