なんでペットボトルのビールって存在しないの?意外な理由はコレ

なんでペットボトルのビールって存在しないの?意外な理由はコレ


各地方で長い長い梅雨が明け始めて、ようやく夏本番! 夏になったら飲みたくなるものといえば、やっぱりビールですよね…♡

(c)Shutterstock.com

ところで、どうしてビールには「ペットボトル」が存在しないのか、あなたは知っていますか? もしペットボトルのビールがあれば、夏の外を散歩しながら飲み歩きできるのに…なんて思ったこと、ありませんか?(缶だとちょっとこぼしそうですし)

そんな「ペットボトルのビール」を見かけない理由を、「ビール」にまつわる情報を提供し続けるWEBマガジン「ビール女子」編集部にうかがいました。

 

Q.最近はコーヒーなどもどんどんペットボトルになっていますが、「ペットボトルのビール」が存在していない理由はなんですか?


これはシンプルに「技術的に難しい」というのがいちばんの理由です。

以前とあるビールメーカーさんにうかがったんですが、ビールは本当に繊細な飲み物で、保存しているときに光が入ってはいけないんです。

缶はもちろん光が入らないようになっていますし、瓶ビールも光が入らないようにコーティングされています。でもペットボトルはダイレクトに光が入ってしまうのでなかなか難しく、現時点では「技術的に、ペットボトルにするメリットがない」というのが結論です。

とはいえ、キリンさんは「タップマルシェ」という飲食店用のビールのディスペンサーがあり、それはすべて特別なコーティングをしたペットボトルで支給しているそうなので、実は専門店用には徐々に「ペットボトルのビール」が出てきています。

ただ、このタップマルシェは「飲食店側がアプリで注文したらすぐ届く」という仕組みです。すぐお店で提供し、長期保存が想定されていないからこそペットボトルで提供が可能、という理由があります。

 

ちなみに現在の「缶ビール」と「瓶ビール」の違いですが、最近はどんどん差がなくなってきています。以前は、たとえば瓶ビールは日光の下に置きっぱなしにされるなど保存が雑に行われる傾向があったため、瓶ビール独特のニオイがした……ということもありましたが、最近は瓶のものもきちんと保存されるようになり、「缶」「瓶」はそこまで味の違いはない、と思っていただいて大丈夫です。

構成/後藤香織

 

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