間違ったケアをしている女性は82%!4つの「思い込みケア」と正しいケアを解説
お肌の調子を保つためにも、「毎日のスキンケアルーティンを決めている」という方も多いのでは? パナソニック株式会社は、20~40代の女性100名を対象に、“スキンケア”に関する意識・実態調査を実施。すると、「思い込みスキンケア」をしてしまっている女性が82%という結果に! せっかく時間をかけたスキンケアが「思い込みスキンケア」だった……なんていうことにならないために、肌に関する正しい知識を美容皮膚科医・貴子先生に伺いました。
スキンケアで最も大切なことって?
なぜ、82%と多くの女性が思い込みのスキンケアをしてしいるのでしょうか。そこにはそもそも、「浸透させること」に関する誤解があったよう。
■まずは“保湿成分を角質層まで浸透させること”への正しい知識を
「肌にとって最も重要なのは美容成分を角質層まで“浸透“させること。肌を潤すことを意識されていると思いますが、美容成分を角質層まで“浸透”できている状態とは言えません。効果的に保湿をするためには、保湿成分を正しく角質層まで浸透させるスキンケア(=浸透スキンケア)が重要です。肌の表面が潤っているからしっかり保湿ができていると思い込んでしまう、ここにひとつの落とし穴があるわけです。」(美容皮膚科医・貴子先生)
■保湿成分を角質層まで浸透させることが“理想の肌への近道”
「保湿成分が角質層まで正しく浸透できている肌は、いつ触れても手に吸い付くようなもっちりした感触。お風呂上がりの肌がずっと続いているような状態です。角質層まで正しく浸透ができていれば、乾燥肌対策はもちろん、理想の肌への近道となります。「4つの思い込みスキンケア」をチェックしながら、スキンケアの基本に立ち返りましょう。」(美容皮膚科医・貴子先生)
4つの「思い込みスキンケア」を美肌のプロが解説
多くの女性が陥りがちな「思い込みスキンケア」をチェックしたら、正しいスキンケアをマスターして!
■思い込み①パッティングすればするほど角質層まで浸透する
“念入りにパッティングをし、回数が多ければ多いほど効果的”だと思い込んでいる人は5人に1人いるという結果が出ました。パッティングで届くのは肌の表面に近い層だけになるので、「浸透している」というより「肌になじむ」ことで満足してしまっていると言えるでしょう。また、肌が含むことができる水分の量にも限界がありますので、うるおいの持続にはつながりません。日中の乾燥が気になるなら、夜ではなく朝に角質層への浸透スキンケアを重点的にするのがオススメです。
■思い込み②お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい
“お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい”と思い込んでいる人は特に多く、3人に1人という結果が出ました。そもそも毛穴の役割は「排出器官」なので、お風呂上がりの毛穴が開いた状態が角質層への浸透にベストな状態ということではありません。角質層への浸透のことを考えると、過度なピーリングなどで毛穴汚れを落とすことに注力するのではなく、肌全体の余分な角質を落とすことが大切です。しっかり洗浄し、肌の受け入れ態勢を整えましょう。
■思い込み③シートマスクの時間が長い方が浸透する
シートマスクは長くのせているほど角質層へ浸透すると思い込んでいる人は5人に1人という結果に。
実際は、使用時間は長いほど効果が高いというわけではありません。シートマスクは乾き始めると同時に今度は肌の水分を奪っていき、乾燥肌の原因になってしまうことも。シートマスクの使用はパッケージに書いてある時間内にしておきましょう。また、スキンケアをする際にコットンパックをする方もいると思いますが、これも同じことが言えます。
■思い込み④週1スペシャルケアで一気に角質層まで浸透できる
週1回のスペシャルケアでしっかり角質層まで浸透できていると思い込んでいる人は、5人に1人。さらに、スキンケア化粧品ブランドのライン使いをしている人は約7割近い女性が行っているという結果に。その時の肌の状態によって必要なケアは変わってくるため、同じラインのものをこだわって使うより、日々状態の変化する自分の肌に合ったスキンケアアイテムを選んで使うことの方が重要です。
毎日短時間でもきちんとした浸透スキンケアをすることが、自分の理想の肌に近づくことに繋がります。家で過ごす時間が増えている今、「思い込みケア」を改善し、自分に合った正しいスキンケアを身に着けましょう! (大嶋美穂)
教えてくれたのは…
日本形成外科学会認定専門医帝京大学医学部卒業。京都大学付属病院など大学病院を経て、都内美容外科クリニック院長など歴任。日本形成外科学会認定専門医の知識を活かして正しい美容医療を行う。
情報提供元/パナソニック
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