夏にガッツリ食べたい、香ばしい皮とジューシーな餡がたまらない……それは餃子。餃子は中国の北部から入ってきた食べ物ですが、実はあちらでは水餃子が主流です。
日本でなぜ焼き餃子がメインになったのかは諸説ありますが、小ぶりなひと口餃子や春巻きのような形をした棒餃子など、形状にもバリエーションがある日本の餃子。そういった発展の仕方も日本独自のもので、宇都宮のように、餃子で地域振興をする街があるのも面白いところです。
そんな焼き餃子の特集が『Precious』8月号の連載「グルメ探偵がゆく」に掲載されています。「老舗」「話題の店」「通の店」の3店舗をご紹介します!
【老舗】赤坂璃宮 赤坂本店(赤坂)
“赤坂璃宮”の焼き餃子は、広東料理らしさと名店ならではの技が光ります。
ポイントは、8時間かけるという鶏ガラスープ。ゼリー状にしたものが餡に閉じ込めてあり、口に入れるとジュワッとうま味が広がります。
丁子や桂皮など香りが重層的に広がるオイル入りのタレも自家製。裏メニューなので、予約時にオーダーを。
「璃宮鍋貼餃(リキュウウォーティーカオ)」¥300(1個)
住所:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワーアトリウム2F
電話:03-5570-9323
営業:[月~金] 11:30~14:30、17:00~22:00 [土日祝] 11:30~21:00(無休)
コース:[昼] ¥3,000~(月~金)、¥3,800~(土日祝)[夜] ¥8,000
【話題の店】一味玲玲 新橋2号店(新橋)
富士高原の美豚というブランド豚を使い、たっぷりのシソを入れ、さっぱりと仕上げた餃子。隠し味に、貝のダシを使っています。
「羽根には小麦粉ではなく、トウモロコシ粉を使用して、より香ばしさを出すようにしています。シソの清々しい香りが食欲をそそるメニューです」とオーナーの神山玲さんは語ります。
「大葉餃子」¥600
住所:東京都港区新橋4-14-1
電話:03-3432-8722
営業:[月~金] 11:30~14:00、16:00~23:30 [土] 16:00~22:30(日曜定休)
コース:¥3,500~(3名から)
【通の店】豚八戒(阿佐ヶ谷)
餃子を覆うように見事な羽根がついた焼き餃子は、“豚八戒”の5種ある餃子のメニューの中でも一番人気。
餡には豚肉、ニラ、キャベツ、玉ねぎのほかにキクラゲが入っていて、羽根のパリッの後に、コリッとした食感がやってくる歯応えの妙も楽しい。
ツルンとした薄皮の軽い後味なので、いくらでも入ってしまいそうです。
「華餃子(羽根付焼餃子)」¥580
住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-37-5
電話:03-3398-5527
営業:18:00~23:30(月曜定休)
アラカルトのみ
どのお店も絶妙なこだわりと餡がたっぷり詰まった餃子が魅力的。今すぐビール片手に、口いっぱいに頬張りたくなっちゃいます!(鈴木 梢)
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