AneCan読者の関心事、第3位は何と〇〇だという驚愕の事実が発覚!

雑誌『AneCan』と言えば2007年3月に『CanCam』のお姉さん雑誌として創刊され、押切もえや蛯原友里らが専属モデルとして活躍する人気ファッション誌である。

「女子力、高め」「キラキラしてる」といった評判の同誌だが、最近の編集部の調査によると、読者の関心事の第3位が何と「老後」だったというから驚きだ。Woman Insight編集部が、『AneCan』の福田葉子編集長に話を聞いた。

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(『AneCan』2013年10月号)

 

Woman Insight編集部(以下、WI) 読者の平均年齢は何歳ですか?

福田編集長(以下、福田) 『AneCan』はちょっと不思議な雑誌で、読者が専属モデルと一緒に年齢を重ねていくんです。創刊当時25歳だった読者の平均年齢は、今ちょうど30歳前後になりますね。

WI 華やかな雑誌のイメージと「老後」という言葉が結びつかない気がします。

福田 読者の関心事は定期的に調査していますが、創刊以来ずっと1位「結婚」、2位「出産」、3位「仕事」でした。今回、10月号の調査で初めて「仕事」が4位に落ち「老後」が3位にランクインしたんです。

WI いったいなぜだと思われますか?

福田 結局、30歳になると人生がどんどんリアルになっていくんですね。キレイなだけでは幸せになれないことにも気づいてくる。もちろんファッションもメイクも大事だけれど、それと同じくらい大事なものとして、自分の人生を考えるようになるんです。

WI 人生、ですか。

福田 人生です。今後の自分の人生をどうプロデュースしていくか。それは例えば仕事の話をしていても、それでは何歳でどんな仕事をしたいかと人生設計を考えていけば、必ず「年金はもらえるのか?」とか、どうしても「老後」の話になってくるんですよね。

WI かなり現実的ですね。

福田 そうかもしれません。でも、『AneCan』読者は決して悲観的じゃないんです。これからも明るく楽しく生きていくためにはどうすればいいのか、そのことを真剣に考えているんですね。別に今から老人ホームの心配をしているわけではありません(笑)。

読者の気持ちを理解するために、福田編集長は今、連日同誌の読者と食事に行っているという。そこで話された内容から企画を考えることも多いそうで、それが10月号の「かわイイ女の老後」という特集につながりヒットした。

華やかなファッションに身を包みながらも真剣に自分の人生を考えている『AneCan』読者。彼女たちの関心事が今後どのように変化していくのか、注目していきたい。(薬王寺みか)

 

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(『AneCan』2013年10月号p.354~p.357「老後だって「かわイイ女」。」より)