「使わないのに捨てられないものや服」を捨てる9のコツ
無事学校や仕事納めが完了し、よし年末年始のんびりするぞー! ……と思っているそこのあなた、ちょっとだけ待って!
まだスイッチがオフになりきっていない状態のまま大掃除を完了させてしまったほうが、すっきりと新年を迎えられて気持ちいいもの♡年末恒例の大掃除と一緒に「全然使わないのになんだか捨てられないもの」を断捨離しませんか?
CanCam.jpの過去記事の中から「片づけ下手でもできる、捨てるコツ」を本日はまとめてご紹介します。
◆片づけ苦手さんでも、ゴミ袋10袋以上捨てた5つのコツ
まずは片づけが非常に苦手な編集部スタッフが、一念発起してゴミ袋10袋以上のモノを捨てたときに心がけたコツをご紹介。
【1】部屋を写真に撮る
まずは現状認識から始めましょう。
散らかっている状態の部屋を見慣れていると、「そこにそれがあるのが当たり前」の状態が発生します。そうなるともう客観的に見るのは非常に難しい状態です。
そんなときに使いたいのが「部屋を写真に撮る」こと。肉眼ではなぜか見過ごしてしまう部屋の散らかりっぷりがよくわかります。「あれ、もしかしてこの部屋散らかってる……?」と認識さえできれば、そこから先は変わります。
【2】新年早々に「人を招くor泊める」予定を作る
抜群に効くのがコレです。
人は期限を決めなければ動きません。期限があれば、そこまでに動きます。〆切がない仕事にはなかなか手をつけないのと同じです。
自分ひとりでいるなら多少散らかっていてもまぁいいか、と思えますが、誰か人を招くとなると、しっかり片づける必要がある。
ちなみにできれば部屋がわりとキレイな人を招くと「この部屋物多くない?」など、バシッと指摘してもらうこともできます。
同様に「数日後に引っ越しするつもりで片づける」も効きます。「もし引っ越しするとしたら、これは梱包して持っていくほど必要か?」という視点で考えると一気に捨てられます。
【3】キレイな部屋の写真をざーっと見る
完成図が見えていないとそこを目指すことはなかなかできません。
きれいな部屋の状態を忘れている人は、一度「きれいな部屋」がどんなものかを頭に入れましょう。
インスタなどで自分の部屋と同じ大きさのタグを見ながら(#6畳 などと検索するといろいろ出てきます)「こういう部屋かわいいな」など参考にするのもアリ。ただし、そのままネットの世界でダラダラする可能性があるので「10分以内」と時間を決めましょう。
【4】どこでもいいから着手する
片づけ本を読んでいると「物の収納場所を決め、そこに戻すようにすれば散らからない」といったことが必ずといっていいほど書いてあります。
しかし、散らかっている人にありがちなのは、「これを片づけたい。ジャンル的にはここに収納するべきとはわかっている。しかしその収納先が溢れている」の繰り返しで、いったいどこから手をつけたらいいかわからず途方に暮れ「また今度やろう」と……と後回しにすることでしょう。
数分間途方に暮れたら、試しに後回しにせず、どこでもいいので一か所手をつけてみましょう。クローゼット、食品棚、食器棚、カラーボックス……どんなところでも大丈夫ですが、できれば
・見る機会が多い
・捨てるものが大きめ
・そこそこ捨てるものがある
こんな場所がベスト。このような条件がそろっていると、片づけを「やった感」が出ます。この「やった感」は非常に重要です。
視界に入り、捨てるものが多い場所を着手し、そこだけでもキレイにできれば「すっきり片づいていると気持ちいいな」という心地よさと「私でもやればできるじゃん!」という経験を得ることができて、その後の勢いもつきます。
逆に、普段は視界に入らない場所から着手したり、小さいものをちまちま捨ててもあまり「やった感」は出ません。何時間やっても部屋がまったく変わらず「私の数時間はなんだったんだ」と思ったことはありますよね?
ひとまず「やった感」がある場所を、一度片づけてみましょう。
【5】捨て方がわからないものはその場で調べる
微妙に捨て方がわからないものってありますよね。たとえば私は「体重計」を新しく買い、先代のものを捨てようと思ってはいたのですが、「粗大ごみっぽいな~いつかやろう」と思って数か月放置していたことがありました。
そういった「いったいどの分類で捨てたらいいかわからない」ものって結構あると思います。そういうものが出てきたら、その場で携帯で「●●(捨てたいもの) 捨て方 XX市(お住まいの地域)」などと検索をかけましょう。すぐに出てきます。所要時間1分以内です。
ちなみに私の地域では体重計は粗大ごみではないまた別の区分だったり、意外なものが普通に燃えるゴミでよかったり、その場で調べると片づけがサクサク進みます。
人によっては「気になるものをまとめて後で一気に調べる」方が向いている人もいると思いますが、おそらく捨てられない人は「後回しにした結果さらに面倒になる」ことが多いと思われるので、「その場で」が非常に重要になります。
ちなみに「これフリマサイトで売ったら儲かるかも……」と捨てられない方へ。「写真をキレイに撮って、説明文をつけて出品して……」という諸々の手続きが面倒で後回しにし続けているうちは、おそらく一生フリマサイトで売るところまでたどりつかないので、いっそのこと捨ててしまいましょう。
一度やってみると、「これ、まだ持ってたっけ……?」とすっかり存在を忘れていたものなどがどんどん出てきます。重要なのは「散らかっているという現状をきちんと認識し、一度頭で考えすぎずやってみること」。グッドラック!
次は、中でも「まだ着られる気がするし、もったいないし……」となかなか捨てられないけれど、とってもかさばる「服の捨て方」について。
18~39歳の女性100名に調査した「服を捨てる方法」の中から、「自分は片づけ上手だ」と回答した方の答えをピックアップしてご紹介します!
服を捨てられる人はこうしている!服の断捨離方法
【1】捨てる時期を明確に決める
「1シーズン着なかったら処分しています」
「1年以内に使っていなければ捨てる」
「もう使わなくなったら捨てます」
ずるずると「いつか着るかもしれない……」を根本から断つなら、捨てる時期を決めること。「1年着なかったもの」や、「去年気に入って着ていた夏物だけど今年着なかったもの」など。1年着ないからには「年齢になんだか合わない」「気分じゃない」「去年の流行すぎて今年着ると古臭い」など、何かしらの着ない理由があったはず。今年着なかったものは、来年も着る可能性は低い。
でも「もしかしたら来年は着るかもしれない」と思うなら、せめて「2年着た記憶のないものは捨てる」と決めてみる。2年着なかった服は、着ません。
【2】ひとつ買ったらひとつ捨てる
「ひとつ買ったらひとつ捨てる」
「新しいものを買ったら、過去3か月の間に使っていないものがあればそれを捨てる」
できれば理想なのはここ。「ひとつ買ったらひとつ捨てる」。もしくは、「ひとつ捨てたらひとつ買ってもいいと自分に許す」。どちらが先でもいいですが、必要な服の数って、たいていの人にとってはそこまで多くないはず。「自分はこのくらいの量があれば着回せるかな」と思ったら、それ以上はもう増やさない!を自分内ルールに決めれば、クローゼットはいつもすっきり。
【3】そのとき着ない理由があるなら、潔く処分する
「シワになりやすくて着づらいと思った服や、なんかデザインが古い、と思った服はその後も着ない可能性が高いので処分します」
「年齢的に厳しいと思って着ないと思った服は、今後の人生ではもっと厳しくなっていくので捨てます」
持っている服を一度全部出してみましょう。「そもそも存在を忘れていた服」は、きっと今後も着ることがありません。(もしかしたらたまにそのときのほしいものにピッタリだった、なんて奇跡もあるかもしれませんが……。)
そして「手に取ったけど、なんとなくこれは着ないな」と思ったような服には、きっと理由があるはずです。
「体型が合わない」「着たらかわいいけれど、お手入れがものすごく面倒」「背中のチャックを上げるのが面倒くさい」などなど。そういった「着ない理由」は、たとえ高かった服であっても時間が解決してくれることはなく、たいていどれだけ時間が経っても「やっぱり着ないな」になります。
【4】服を捨てられない人は一度着る
着ない理由があるにも関わらず、どうしても捨てられない方に抜群に効くのはこれです。
一度「普段着ないけど捨てられない」服たちを着てみましょう。
着てみるとたいてい「あれ? 数年前はぴったりだったけど今の私に全然合わない」「今の体型だと変」「丈が一昔前で今後も着ない気がする」など、これまで着てこなかった理由が身をもってよくわかります。
(どうしても思い入れがあって決断できない服は一度置いておくとして)これまで「今後着るかもしれない」と思っていた服を「きっと今後も着ない」と思えることでしょう。見ているだけではわからないことが、着るとよくわかります。
「着ないのになんとなくクローゼットを圧迫している服」をきちんと断捨離することで、いいことはたくさん。
・本当に好きな服の傾向が見えてくる
・手持ちの服を把握することで、次回以降の買い物でコーディネートが浮かびやすくなる
・「実は私ってこういう服はそんなに着ない?」というパターンも見えて、同じ失敗を繰り返さない
・そもそも、すっきり片づいたクローゼットは見ていて気持ちいい
などなど。
時間がある年末年始のうちに「なんとなく使わないのに捨てられないもの」からはサヨナラ! これを読んだら即、気になるところから行動開始あるのみです!(後藤香織)