「夏だから汗をかくのは当たり前、頭皮のニオイばかりは、事前の対策なんて難しいのでは?」なんて思っていませんか? 実は、夏の頭皮のベタつき・ニオイはシャンプーと生活習慣が原因!
『美的』8月号では、テレビや雑誌でおなじみの皮膚科医・内科医、友利 新先生に夏の“オヤジ化頭皮”の原因と対策をうかがっています。
「頭皮は体の中でも特に皮脂腺が多く、汗をかきやすいパーツ。そして、太陽の熱が当たりやすい上、髪の毛があって汗が蒸発しにくいため、ベタつきやニオイが気になりやすいのです。
改善策は、正しいシャンプーの仕方と生活習慣。シャンプーできちんと頭皮を洗えば、即改善が期待できます。生活習慣は頭皮に反映されるまでに1~2か月かかりますが、ちょうど抜け毛が多くなる秋に悩まないためにも、即正すべき。
食生活の面では、糖分を多くとると代謝のときにビタミンやミネラルを使うので、皮脂コントロールのバランスが乱れやすくなります。生活面では、頭皮を固くして血行を悪くする寝不足が、頭皮にとって大敵! 美髪キープのためにも、明日から心してください」(友利先生)
汗をかくのは仕方がないし……ではなく、そのもとになる習慣を絶たなくては意味がないのです!
◆頭皮が臭う原因、自分でつくってない? チェック項目
では、具体的に普段よくするような行動を見ながら、どれがNGなのかを確認していきましょう。
【1】シャワーの温度は高めの42℃で汚れをしっかり落とす!
【2】夏は朝シャン派
【3】シャンプーを多めに使う
【4】シャンプー後は自然乾燥
【5】クーラーをつけて頭皮が蒸れないようにする
いかがでしたか? いくつ当てはまったでしょうか。実は……全部NG行動なのです! どれも“オヤジ化頭皮”の原因に。
シャワーの温度が高すぎると皮脂分泌を促進してしまう原因になりますし、夜洗わないのは頭皮に悪影響。シャンプーで洗ってもニオイが気になる場合はシャンプーの種類を見直したほうがいいですし、自然乾燥はニオイの元になります。クーラーの風で乾かすのは、頭皮が固くなって血行が悪くなってしまうのでNG!
夏にやりがちな行動を見直して、ニオイの悩みをもとから解消しましょう。(鈴木 梢)
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