その習慣、逆に冷えるかも!お風呂にまつわる11の意外な真実
寒い季節が近づいてきました。冷え性に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
そんな「体の冷え」もしかすると、誤った入浴に原因があるかもしれません。
今回は、リンナイ株式会社が入浴科学者の早坂信哉先生の監修のもとにまとめた、「入浴」にまつわる11のクイズをもとに正しい入浴に関する知識を身につけていきましょう♪みなさん、まずは考えてみてくださいね。
<あなたはいくつわかる? 入浴知識○×クイズ>
1. お風呂上がりは常温の飲み物を飲むほうが良い
2. お風呂から上がる最後に、冷たい水をかけて毛穴を引き締めると良い
3. ぬるま湯より42℃以上の熱いお湯のほうが体が良く温まり、冷え性に良い
4. 冷え性の人はお風呂上がりに靴下を履くと良く眠れる
5. お風呂上がりは、身体を温めた状態を維持させるため、扇風機には当たらない
6. 半身浴より全身浴のほうが汗をたくさんかく
7. 入浴剤を使用しても色や香りがつくだけで体を温める効果は変わらない
8. 入浴後、冷えないうちにすぐに布団に入ると良く眠れる
9. 湯船に浸かる習慣がある日本人より、湯船に浸かる習慣がない欧米人のほうが冷え性に悩む人が多い
10.湯船に浸かる入浴もシャワーも、汚れを落とすのは変わらないので健康効果は同じである。※健康効果…元気で体調が良い状態を保つ効果
11.お風呂は30分入るよりも10分入ったほうが健康効果が高い
どうでしたか? 意外と難しかったのではないでしょうか? それでは、正解を見てみましょう!
<お風呂にまつわる○×クイズ正解発表!>
1. お風呂上がりは常温の飲み物を飲む…○
〔解説〕冷たい飲み物を飲むことでせっかくお風呂で温まった身体が冷えてしまいます。お風呂上がりは常温の飲み物を飲んでください。
2. お風呂から上がる最後に、冷たい水をかけて毛穴を引き締める…×
〔解説〕確かに冷たい水をかけると毛穴は引き締まるので良いのですが、最後は温かいお湯をかけて、身体を温めた状態でお風呂を上がりましょう。
3. ぬるま湯より42℃以上の熱いお湯のほうが体が良く温まり、冷え性に良い…×
〔解説〕42℃の熱いお湯のほうが結果的に早く身体が冷えてしまうことがわかっています。40℃までのぬるま湯で、より長く体を温めましょう。
4. 冷え性の人はお風呂上がりに靴下を履くと良く眠れる…×
〔解説〕手足からの熱の放散があると眠くなることがわかっています。靴下を履いて寝ると手足から熱が逃げず、結果としてよく眠れないのです。なので寝るときは靴下は履かないようにしましょう。
5. お風呂上がりは、身体を温めた状態を維持させるため、扇風機には当たらない…○
〔解説〕冷やすと温熱効果が中断し、身体が冷えてしまいます。お風呂上がりは扇風機には当たらないようにしましょう。
6. 半身浴より全身浴のほうが汗をたくさんかく…○
〔解説〕半身浴のほうが、身体が湯船に浸かっている面積が狭い分、身体が温まりにくく全身浴のほうが発汗量が多くなります。
7. 入浴剤を使用しても色や香りがつくだけで体を温める効果は変わらない…×
〔解説〕入浴剤は保温や保温効果が高くなります。
8. 入浴後、冷えないうちにすぐに布団に入ると良く眠れる…×
〔解説〕体温が下がらないと眠くならないことがわかっているため、布団に入るのは90分後がベスト。すぐに布団に入ると体がほてって眠りにつきづらいです。
9. 湯船に浸かる習慣がある日本人より、湯船に浸かる習慣がない欧米人のほうが冷え性に悩む人が多い…×
〔解説〕冷え性自体が日本人特有の症状であり、欧米人にはない疾患概念であるため、欧米人には冷え性の人は存在しません。
10.湯船に浸かる入浴もシャワーも、汚れを落とすのは変わらないので健康効果は同じである…×
〔解説〕シャワーの健康効果は湯船入浴より低いことが医学的研究から判明しています。
11.お風呂は30分入るよりも10分入ったほうが健康効果が高い…○
〔解説〕長すぎるとのぼせ(浴室熱中症)になってしまいます。40℃なら10~15分程度湯船に浸かるのがおすすめです。
みなさん、何問正解しましたか? 正答数をチェック!
9問以上正解…入浴優等生! この調子で健康を維持しましょう♪
5問~8問正解…正しい知識を増やしましょう! より正しく知識を理解し、入浴優等生を目指しましょう♡
0~4問正解…間違った知識のもと入浴をしている可能性大。これを機に入浴知識を見直すと身体にも良いことが!?
正しい入浴知識を取り入れることで健康効果を高めることができます。あまり良くない習慣が身についてしまっていた方は、これを機に改善してみてはいかがでしょうか♪(澤夏花)
情報提供元/リンナイ株式会社