「距離を置く」ってどういう意味?「別れたい」or「連絡しないで」?正解はコレ

「距離を置く」ってどういう意味?「別れたい」or「連絡しないで」?正解はコレ


あなたは恋人と「距離を置いた」経験はありますか?

距離を置く

ひとくちに「距離を置く」と言っても、人によって「距離を置く」にはかなり認識の違いがあるようです。
「ほぼ、別れる寸前」の重い意味で使う人もいれば、「ちょっと連絡するのを減らそう」くらいの軽い意味で使う方もいます。
ここの行き違いがあると、かなり不幸な結果になってしまいがちな「距離を置く」。

では、実際「距離を置く」って、いったいどんなことなのでしょうか。10~40代の女性100名に調査しました。

「距離を置く」経験をしたことがある人の割合


まず手始めに、これまでに彼氏がいたことがある人を対象に「自分から、もしくは彼から、距離を置く経験をしたことがある?」と調査すると、下記のような結果に。

Q.恋人と「距離を置く」経験をしたことはありますか?

距離を置いた経験

両方ある 10%
自分から言って、ある 26%
彼から言われて、ある 12%
ない 52%

と、実に半数は「距離を置いた経験がある」とのこと。
では「距離を置く」期間、具体的にどんなことをしたのでしょうか。

 

会わない?連絡しない?具体的に「距離を置く」期間、何していたの?


先ほどの「距離を置いた」経験がある方に聞いてみると、このような結果に。

連絡しない

Q.「距離を置いた」とき、どのようなことをしましたか?

1位 一切連絡を取らないし、会わない 20票
2位 連絡はする(減らす)けど、会わない 7票
3位 会う回数を減らした 3票
4位 連絡の頻度を減らした 2票

<その他・1票チーム>
・自分から連絡しない(彼からは来る)
・彼以外の男の人と遊ぶ
・連絡はしないし会わないけど、webカメラでお互いの動画は公開していた

多くの方は「一切連絡しない・会わない」を指していましたが、軽い方だと「連絡の頻度を減らす」程度でも「距離を置く」と表現する方がいるようです。ここがすれ違うと、誰も望んでいない結末にたどりつきそうで怖い!

 

「距離を置く」と「別れる」は同じ? それとも違う?


次はさらに突っ込んで「距離を置くと別れるって、イコールだと思う?」と聞いてみましょう。

Q.「距離を置く」と「別れる」は同じですか? 違いますか?

距離を置くと別れる

<全体>

かなり同じ 26%
どちらかといえば同じ 36%
どちらともいえない 24%
どちらかといえば違う 7%
全然違う 7%

6割以上が「同じ」派ではありましたが、微弱に「違う」派もいて、このあたりの見解の違いがかなり不幸の原因となっていそうです
ちなみに「距離を置いたことがある人」のみに限って集計すると……。

<距離を置いたことがある人>

かなり同じ 36%
どちらかといえば同じ 31%
どちらともいえない 23%
どちらかといえば違う 5%
全然違う 5%

全体よりも「距離を置くと別れるはほぼ同じ」率がグッとアップ。ということはつまり、経験者の皆様は別れた確率が高そう。
というわけでさらに「距離を置いたその直後、どうなりましたか?」と経験者の皆様に聞いてみると……。

 

「距離を置いた」後、別れる確率は約6割


Q.「距離を置いた」その後、どうなりましたか?

距離を置いたその後

結局別れた 64%
よりを戻した 36%

意外や意外「別れた」派がもっと多いのかと思いきや、実は「よりを戻した」方も4割弱はいるようです。つい「距離を置く」となると「ほぼ別れようという意味なんじゃ……」と思う方が多いのではないかと思いますが、案外希望は捨てなくても良さそうです。
特に「男性から距離を置こうと言われ、距離を置いた」場合に限ると「よりを戻した」割合が50%にアップ。男性のほうがたとえば仕事が忙しいときなどに「ちょっと連絡を減らそう!」とライトな意味で使っている可能性は高そうです。

それでは最後に「距離を置く」って、どういうことだと思いますか?と聞いてみると……「距離を置く」という行動の中に、さまざまな心理が透けて見えてきました。

 

「距離を置く」は、こういう意味で使われている


【1】関係を見つめ直す期間

「お互いの大切さを見つめ直す期間」(回答多数)
「関係を見つめ直す期間」(28歳・経験あり&よりを戻した)
「勉強の時間」(29歳・経験あり&よりを戻した)
「見つめ直す。リフレッシュ期間」(45歳・経験あり&よりを戻した)
「ごはんにたとえると、ちょっとお腹いっぱいになってきたので、箸休めみたいな期間」(46歳・経験あり&よりを戻した)
「お互いの程よい距離感を知る。距離を置くということは、今の距離感が適切ではないということだと思う」(21歳・経験なし)

わりとポジティブな意味で「今後も長くお付き合いをしたいからこそ、ちょうどいい距離を知ったり、改めて相手の大切さについて考える」という意味で使う方は案外多くいました。(そしてここの人たちは「自分から言って距離を置き、結局よりを戻した」が圧倒的多数!)
ちなみにこちらの意見の方は、当然ではありますが「距離を置いたけどよりを戻した」「距離を置くと別れるをイコールだとは思っていない&どちらとも言えない」派の方が集中。

 

【2】一度頭を冷やす

「お互いの考えを整理し、将来を考える時間」(36歳・経験あり&よりを戻した)
「頭を冷やすための時間。イヤだ、という気持ちが一時的なものなのか考える時間」(26歳・経験あり&結局別れた)
「冷却期間。お互いの存在の重さについて考える期間」(32歳・経験あり&結局別れた)
「近すぎた関係のとき、おとなの自立共存チャレンジ」(44歳・経験あり&よりを戻した)

 

ケンカをしたなのか、少々疲れてしまったのか……おそらくなんらかの事件がきっかけで発生したであろう「頭を冷やすための、距離を置く」。このような回答をした人たちは「よりを戻した・結局別れた」、そして「距離を置くと別れるは違うと思う・同じだと思う」がだいたい半々。ただ「ケンカの後に相手について考える」と、お互いにマイナス面についてばかり考えてしまいそうなので、「距離を置く」タイミングは要注意。

そして怖いのが、次の回答群。

【3】別れたいけどそう言えないときのワンクッション

「別れるとははっきり言えないから使用する、都合のいい言葉」(26歳・経験あり&結局別れた)
「別れる前提だけど、話し合う暇がないときの待機時間」(25歳・経験あり&結局別れた)
「別れる前兆」(26歳・経験あり&結局別れた)
「少しずつ疎遠になり、お互い必要なくなる期間」(32歳・経験あり&結局別れた)
「別れを決めたときや、気になる人ができたときに使う言葉」(42歳・経験あり&結局別れた)
「すぐ別れるのはなんとなく抵抗があるから、それをなくす期間。マイナスの意味で」(32歳・経験あり&結局別れた)

 

ここまではわりと「関係を続けたいからこそ、距離を置く」でしたが、いきなり「別れたいけど言えないから、距離を置くを選ぶ」という回答がたくさんやってきました。
こちらも当然ですが、ここの方たちは「距離を置くと別れるはほぼ同じ!」派多数。
どちらの意味で相手が「距離を置こう」と言ってきているのかは話しているときの空気感や雰囲気でなんとなく判別できそうなものですが、どちらの意味で使っているのかより角度を高めるなら、ラブラブ期のうちにドラマや映画でも見ながら「距離を置くってどういう意味だろうね?」などと会話をして相手の考えを知っておくのがよさそう。

また、興味深かったのは「距離を置く経験をしたことがある方たち」は、みごとに上記の「関係を見つめ直す」「一度冷静になる」「別れたいけど言えないときのワンクッション」のいずれかに当てはまりました。
一方で「距離を置いたことがない」という人たちからは「冷静になって相手のことを考える期間、または多忙な時期に恋愛に時間は割けないけど、恋人と別れたくないとき」(26歳・経験なし)、「キープを探す時間」(25歳・経験なし)など、また別の角度からの意見も寄せられました。

今回の調査結果から分かることは「別れる」前提で使う方がかなり多い、ということ。
「自分は今後に繋げるためのポジティブな意味で使ったはずなのに、相手には別れたいという気持ちで伝わってしまった」というすれ違いが起きると、望まない別れを引き起こしてしまう可能性も……。
ポジティブな意味で使うのであれば、ただ「距離を置きたい」とだけ言うと勘違いされてしまうので、「長くお付き合いしたいからこそ」などと、自分の意図をしっかりと伝えることが重要です。

そして、相手から言われた場合は下手にこちらから連絡を取ろうとしたり、会おうとすると余計に「なんかイヤだな」という気持ちを刺激してしまう可能性大。相手が気持ちを整理するまで、自分を見つめ直して自分磨きをしながら、ゆっくりと相手の答えを待ちましょう。(後藤香織)

画像/(c)Shutterstock.com

 

 

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