恋愛体質な人が注意すべきポイント
常に恋愛をしていないと落ち着かない……。もしもそんな性格だとしたら、それは恋愛体質だと言えるかもしれません。恋人がいないと不安だったり、愛されることでしか自分の価値を見出せないとすれば、かなり重症。そこから様々な恋愛トラブルが生じることも少なくありません。そこで今回は、恋愛体質な人が注意すべきポイントをご紹介いたします。
■恋人を束縛してしまう
恋愛体質な人は、相手を自分だけのものにしたいという気持ちが強くなってしまいがち。つまり、支配欲求が強くなり支配性向が高くなってしまいます。心理学者のアブラハム・マズローは、支配性向の違いによって高位、中位、低位の3つのタイプに分けられ、異なる行動パターンを示すことを明らかにしています。恋愛体質だとこの支配成功が高位となり、相手の行動を逐一知っておかないと不安に。そのため、恋人を束縛してしまう結果になってしまうのです。
■相手の異性関係をシャットアウトする
恋愛体質であると言うことは、同時に相手への気持ちが強くなり、場合によっては嫉妬深くなってしまう場合もあります。自分の愛着の対象が他の誰かに奪われるかもしれない恐れにかられてしまうからです。心理学者の原裕輝先生によると、嫉妬という感情は自分の価値を誰か他の人と比べたとき、負けを感じて起こる感情なのだそうです。そうならないために、恋人の異性関係を遮断したくなってしまうでしょう。
■仕事・学業が手につかなくなる
心理学者ダニエル・フォーシー博士は、脳の中で性欲に関わる部分と、薬物依存や強迫神経症に関わる「報酬系」と呼ばれる部分はとてもよく似ていると主張しています。そして恋をしている状態は、この報酬系の回路が刺激され興奮状態になるのだとか。そのため、冷静な判断力が失われ、相手の良いところしか目に入らず、盲目的に相手に夢中になってしまうのです。こうなると、仕事や学業も手につかなくなり、日常生活にも支障をきたしてしまう結果に。恋愛体質の人は、この報酬系回路が敏感なのかもしれません。
■自分に自信がなくなる
恋愛体質であると、相手が魅力的に見えるがゆえに、相対的に自己評価が低くなってしまいます。そのため、ちょっとしたことで傷ついたりへこんだりと感情的にかなりアップダウンが激しくなると言えます。そうなると、相手に愛情を必要以上に求めてしまい、自分に余裕がなくなりさらに自信喪失してしまう結果に。また、恋人からの評価に振り回されてしまうことも。恋すること自体が苦しくなってしまうかもしれません。
恋をすること自体はとても素敵なことなのですが、その感情に振り回されてしまうのは考え物。自分が恋愛体質だという自覚があるなら、意識して感情をコントロールするように心がけましょう。大切なのは余裕を持つこと。余裕がなくなると、自分だけでなく彼も苦しめてしまうことも少なくありません。盲目的になりそうなときは、少し離れて客観的に自分と彼を見つめることが重要なのです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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