「声色」読める?「こえいろ」は不正解だけど…実は3つ正解の読み方があるんです

身のまわりには「わりとしょっちゅう見かけるのに、案外読み方を知らない漢字」がたくさんあります。
たとえばビルの入口にある「定礎」をどう読むか。バッグの「帆布」をどう読むか。日用品などで見かける「不織布」をどう読むか。

さまざまな「意外と知らない漢字」がありますが、そんな「意外と読み方を知らない」シリーズから本日のクイズを出題。

声色

「声色」って、読めますか?

 

どストレートに読んだら「こえいろ」ですが、残念ながら「こえいろ」ではありません。
そしてなんと本日の「声色」、実は意味によって3つの異なる読み方を持っているのです!

というわけで早速小学館の辞書・大辞泉をチェックしながら、ひとつずつ答えを見ていきましょう。
最もよく使われるのは「声色」と書いて「こわいろ」

声色の読み方

「こわいろ」と読む場合の意味はコチラです。

「1.声の音色。声の調子。こわね。
2.他人、特に役者や有名人のせりふ回しや声をまねること。歌舞伎役者などの声や口調をまねる芸が元禄(1688~1704)ころからあり、幕末には寄席芸にもなった」

「声色を変えてしゃべる」などの「声色」はこちらの意味です。
お次はコチラ!

声色の読み方

「せいしょく」です。

「1.物を言うときの声と顔色。「声色を和らげる」
2.ようす。態度。「声色を改める」
3.音楽と女色の楽しみ。「声色にふける」」

先ほどの「こわいろ」と少々使い分けが難しいところです。

そして最後はコチラ!

声色の読み方

「しょうしき」

「仏語。聴覚・視覚など感覚の対象となるもの、すなわち六境のこと。六塵 (ろくじん) 。」

仏教用語なので一般的にはあまり使われない専門用語ではありますが、こんな読み方&意味もありました。

ひとつの熟語がここまで多くの読み方、そしてそれぞれの意味を持っているってそうは多くないはず。是非覚えておいてみてくださいね♪

CanCam.jpの漢字クイズは毎朝6時の更新です。明日もお楽しみに♪

 

★他にもチャレンジしてみる? 漢字クイズ 記事一覧はコチラ

 

★「然々」って読める?「ぜんぜん」ではなく、絶対知ってるあの単語!

>CanCam.jp TOPにもどる